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「MEANWHILEに ELSEWHEREで」

特撮や映画感想メインの雑ブログ

本田博太郎氏が「愛ルケ」映画に出演!?

2006年10月09日 13時27分57秒 | 映画
本田博太郎氏が、映画「愛の流刑地」

裁判長役を演じられるそうです。
裁判長、久世って名前だったんですね。知りませんでした。

現行仮面ライダーカブトでは表向き警視総監で秘密組織ZECTの長、そしてクワガタライダーの息子さんをお持ちの博太郎氏。愛ルケでどんな怪演を見せてくださるのでしょう。楽しみです。いえ、勿論見には行きませんが。だってイヤですよ、映画館まで行ってあんな絶倫妄想爺さんの与太話見るの。_| ̄|○

ちなみにこの映画、キャストがとっても豪華です。

豊川悦司  …この人が性のエリート、菊冶を演じるのですね。(合掌)
寺島しのぶ …やっぱりトリンプの白いスリップ着るのでしょうか?
長谷川京子 …菊冶のおかずに?(ブルブル)
陣内孝則  …混沌の弁護士役ですね。
中村トオル …この人が性の劣等性に…(合掌)
佐藤浩市  …机ドンドン叩くのかな?(笑)

以下略。でもホント豪華な役者さん達です。

アメコミ映画 「SIN CITY」 Frank Millerだよ♪

2006年10月04日 10時12分36秒 | 映画
劇場では見逃したSIN CITY。
DVDレンタルもお安くなってきたので、ようやく見ました。でもって感想ですが、

デジタルってスゴイ。ロドリゲス監督スゴイよ。
だってこれ、まんまFrank Millerなんだもの。
SIN CITY@IMDb

Frank Millerによるアメコミが原作のこの映画。ストーリーを簡単に言ってしまうと、「とある街を舞台に三人のおっさんがそれぞれ執着している女を追っかけて愛を貫く?という痒くもハードボイルドなオムニバス」。

見た人によって物凄く好き嫌いが分かれる作品なのでしょうけど、私はとても楽しみました。原作は読んでいませんが、Millerの作風は他のアメコミでさんざん見てきていたので、イメージをキャッチするのは簡単。 Millerファンでなくとも、彼の作品を読んだ事のある人なら絶対「おおっ!」と思うはず。それくらい良くも悪くもアメコミな映画なのです。

キャストも豪華です。私の大好きなおっさんベスト5に入るブルース・ウイリスが出演しているというのが美味しい。でもってイライジャ・ウッドが…(笑)ロードオブザリングなんかよりこっちの方がハマリ役かも。他にも有名どころがいっぱい。ミッキー・ロークみたいにメークで本人と認識できなくなっている人もいるので、俳優探しも楽しめます。

細かい事を言えば、白黒で緩和されているとはいえ残虐シーンてんこ盛りにつき間違ってもお子様向けではありません。あと、2時間と長尺なので時間に余裕のあるときに見たいもの。

DVDではメイキングも見所です。現場の雰囲気や撮影風景など「へえ~」と思うことしきりでした。一部参加のタランティーノ監督、別にいなくともよかっ、…いえ何でもありません。

余談ですが、こんなイカした作品を作ってくれたロドリゲス監督&スタッフに、あのアメコミ映画としてはどうしようもなく情けなかった
デアデビルを作り直して欲しい!

(できればBendis/Maleev調で)
心からそうお願いしたい気持ちでいっぱいです。
あの映画ひどすぎました。ディレクターズカットならオッケーですが。
彼らならHell's Kitchenをリアルに再現してくれるに違いない。


「X-MEN ファイナル・ディシジョン」 ファイナル?

2006年09月14日 22時11分59秒 | 映画
X-MEN映画その3。原題はX-MEN: The Last Stand。
日本以外の国では既に大昔の映画ですが、ようやく観て参りました。いやもう、この映画を楽しむために原作読んでいたといってもいいかもしれません。以下、ネタバレ全開、ツッコミ放題につき、まだ映画をご覧になっていらっしゃらない方はご注意ください。あと原作をご存じない方、訳が分からなくてすみません。(汗)

◇タイトル
さて何から書いてよいのか迷うところですが、とりあえずこの映画、期待通りファイナルでもLastでもなんでもない。ラストシーンで並んでいた以下お三方の墓石を見て思わず笑った不謹慎な私を許してください。

◇プロフェッサー・チャールズ・エグゼビア
第1作目と2作目では役立たずでしたが、今回は…死にました。その瞬間
絶対生き返ると思ったら本当に生き返っちゃった。(拍手)
しかも他人の脳を乗っ取って…という鬼畜ぶりがとっても教授らしい。映画3作目にして教授の本領発揮です。

◇ジーン・グレイ/フェニックス
生き返ってまた死にました。X-MEN中恐らく一番出入りの激しいジーン。原作だとフェニックスは宇宙人によるジーンのコピーなので、ジーンはまだ生きている事に。でもってジーンそっくりのマデリーン登場→サイクと結婚&子作り→マデリーン発狂&死亡→ジーン遂に復活したらサイクには子供が、という流れだったような…?多分映画でもホンモノのジーンがどこかでまだ眠っていて、そのうちどこかで生き返るのでしょう。でまた死んでまた生き返って…以下略。ファムケ、寄る年波が…サイク役のマーズデンがツバメに見える。

◇サイクロプス(スコット・サマーズ)
前作に引き続きジーンの死から立ち直れずメソメソ。黄泉返ったジーン(フェニックス)に瞬殺サレ。_| ̄|○ このへータレ男が原作では容赦ない優等生リーダーで浮気性で宇宙海賊の父親や放射能系の弟がいるなんて誰が想像するでしょうか?マーズデン、漸く素顔を公開できたと思ったら即退場。哀れな。まあ、この人もそのうち生き返るでしょう。それがキマリですから。

なんかキャラ別感想になってきたのでそのままいきます。()内はキャラの別名。

◇ウルヴァリン(ローガン)
どうやら冒頭のデンジャールームセッションの後、スクラルの擬態に入れ替わられていた模様。本人はきっと得意の記憶喪失でどこか別の場所にいたに違いない…だって性格違いすぎるし。
今回自慢の自己治癒能力が着衣にまでパワーアップ。シャツの穴や血痕をはじめ、フェニックスの攻撃にあたっても上半身は骨や内臓まで余裕で見せておきながら下半身は腰周りだけ目にも見えないスピードで再生?慎み深さに脱帽です。
話は違いますが、ウルヴァリンが森で戦った手裏剣兄ちゃんはマロウの男バージョンなのでしょうか?

◇マグニートー(エリック・レーンシャー)
今回の見せ場はサンフランシスコでの土木作業。教授の死に際してチラリと見せた愛情友情が印象的でした。チェスのコマで復活をアピール。次回登場時には是非地軸を逆転するとかしてみて欲しいものです。

◇ミスティーク(レーベン・ダークホルム)
ミュータント能力がなくなったらマグっちに見捨てられて裏切り者に。「女の逆襲」みたいな言われ方をしていたけど、もともとミスティークは誰の味方でもないスタンドプレーヤー。これでいいのだ。全裸のレベッカがファム・ファタールで美的。

◇エンジェル(ウォーレン・ワージントン Ⅲ)
オリジナルではゴーマン後ロリコンのウォーレン坊ちゃまが超ナイーブになって登場。キュアおやじをナイスキャッチ。グッジョブでした。

◇ストーム(オロロ・マンロー) vs カリスト
ハル・ベリー版ストームでは個人的に今回のルックスが一番好き(モヒカンも見てみたかったけど)。カリストも美人さんになっちゃって。(笑)映画だけからはうかがい知れない2人の執念のバトル。大好きなパートです。

◇シャドウキャット(キティ・プライド) vs ジャガーノート
この2人の鬼ごっこ楽しかった!キティ、可愛いー!完全にローグを食っちゃってました。ジャガーノートことケイン・マルコが教授の義理の兄だっていうのはスルーでしたね。

◇アイスマン(ボビー・ドレイク) vs パイロ
文字通り、堅物の勝ち。(笑)

◇コロッサス(ピーター・ラスプーチン)
ウルヴァリンとのファストボールスペシャルが実現!も少し大げさにやってくれたらもっと良かった。

◇ビースト(ハンク・マッコイ)
うわー、ハンクだ!(喜)アクションがナイスっすー!
この役者さん(フレイジャーのケルシー・グラマー)にウルヴァリンやって欲しかったなあ。個人的に理想はブルース・ウィリスだけど。

◇ローグ
ボビーをキティーにとられてヤケクソに。絵的に完全負け組。あのぺったりしたヘアスタイルがイカンのだよ。

◇マルチプルマン(ジェイミー・マドロックス)
チョイ役なんだけど、あのマルチなプルプルが見れてちょー嬉しい。

◇リーチ
Got too much Milk?

◇スタン・リー
芝生にホースで水やってた爺さん…?(笑)


他にも色々ありすぎて書ききれない。なんだか散漫な感想になってしまいました。本来なら差別問題や個人の選択といった奥深いテーマがある物語なのでしょうが、それぞれのキャラが濃すぎてそんな建前はどこへやら。(汗)ではでは、最後に一言だけ叫ばせてください。

サンファイアを出して欲しかった!



映画「Wolverine」に渡辺謙が?

2006年07月19日 10時03分29秒 | 映画
以前、このブログでアメコミ映画「X-Men: The Last Stand」の公開が
どうして日本だけ9月なんだー!という愚痴をこぼしてまいました。

その本編も見ないうちから、スピンオフ映画「Wolverine」(ウルヴァリン)
のお話をするのもどうかと思いましたが、先日我慢できずにIMDbを覗いて
ちょっと、びっくり。

キャストはウルヴァリン役のヒュー・ジャックマン以外はまだ噂の段階ですが、
Silver Samurai(シルバーサムライ)役でKen Watanabeの名前が出ています。
渡辺謙といえば、やはりサムライ役でハリウッドに名を知られた俳優さん。
その後のバットマン・ビギンズの時といい、今回といい、メリケン製の
サムライ/ニンジャ系キャラにどんどんハマって行きそうな気配が。
確かに渡辺氏のルックスって、その筋のイメージにドンピシャなんですけど。
果たしてこのキャスティング、実現するのでしょうか?

ちなみにシルバーサムライはまたの名をKenuichio Haradaという。
ハラダ ケヌイチオ。ケヌイチオってケンイチロウのことだろうか?
まあ20年程前からケヌイチオなので今更言っても詮無いことではありますが。
参考までに、絵的にはこんな人↓


WOLVERLINE #150より

でもって兜?を取るとこんな感じ。


WOLVERINE #152より

この絵を見てお気づきの方もいらっしゃるとお思いますが、
ウルヴァリンはケヌイチオよりはるかに背が低い。
なんたってウルヴァリンの設定身長は157.5cmなのです。
ヒュー・ジャックマンは嫌いじゃないけど、大きくてカッコよすぎる。
やっぱりウルヴァリンは小さくてむさ苦しくて凶暴じゃないと…
と映画を見るたびに思ってしまうのでした。

しまった、渡辺謙の話をしていたのにすっかりわき道にそれちゃった。_| ̄|○



Death Note 前編

2006年06月29日 22時43分29秒 | 映画
昨日はレディースデー。たまには映画でも観て現実逃避しようと、
大急ぎで家事片付けてハンドル握ったらいきなり事故渋滞…_| ̄|○
でも何とか間に合ってデスノ前編見れました。

実は邦画を映画館で見るのは東映まんが祭り以来かもしれない私。
なぜデスノを見ようと思い立ったかというと、
日本のアメコミ読者の間で以前から原作が話題になっていたから…
というシンプルな理由。でもってその原作、自分は読んでいない。
映画でいきなりデスノ体験であった。

「Death Noteに名前を書かれた者は死ぬ」というコンセプトは面白いと思う。
ペットとか、動物も名前で殺せるのだろうか?
キャラクター達やその心理戦ぽい展開もなかなか凝っている。
ただ映画の物語は、
設定の説明に時間がかかってしまい(でも説明されないと素人には分からない)
肝心の「転&結」部分を思い切り端折っているのか、突っ込みどころだらけ。
「きっと原作はもうちょっと丁寧に描かれているんだろうな。」
と勝手に脳内補正しておきました。

ところで、今回久々の邦画体験で一番びっくりしたのは、
役者さん達のセリフがとっても聞き取りやすかったこと!
いや~最近日本人の若い俳優?さんが出るドラマって特撮くらいしか
見ていなかったので、カツゼツのいい若手映画俳優陣に感激!(笑)
もしかして、比べてはいけないのか?(汗)
そして当たり前といえばそうなのかもしれないけど皆さん演技が上手い!
もう若手とは思いづらい細川氏のチューがぎこちなかったのは個性なのだという事に。
という訳で、
なんか、ぜんぜん本編とは違うところで楽しんでしまいました。

後編は11月…気が向いたら是非見に行きたいです。

でもその前にX-Men見なきゃ。

追記:
Death Note映画サイト

Death Noteコミックサイト


X-Men: The Last Stand 見たいッス…

2006年05月27日 16時49分08秒 | 映画
X-Menといえば
私の愛するWolverine(ウルヴァリン)
が活躍するメジャーなアメコミタイトル。

ウルヴァリンとX-Menについての手短な?マイ解説ページ
WOLVERINE SNIFF!

X-Men映画は現在2作目まで公開されている。そして!
最新作のX-Men:The Last Standは今月24日から27日にかけて
世界規模でほぼ公開が始まっている。
X-Men: The Last Stand 公式

しかーし!日本公開はなぜか9月…_| ̄|○

なぜだ!!
同じように遅れる韓国だって6月15日には公開されるのに。
日本で見る頃にはもう世界中ですっかり熱が冷めているタイミングじゃないか!

あんまり悔しいのでトレイラーやビデオクリップを見まくって
穴埋めしている今日この頃。
TheMovieBox.Net X-Men: The Last Stand Trailer page

いろいろ見た感じでは、1作目や2作目ではお目にかかれなかった
あんなキャラやこんな技がてんこ盛りでとっても楽しそう。
ウルヴァリンも、原作の毛深いチビおやじのイメージとはかけ離れた
カッチョいいヒュー・ジャックマンがそのまんま頑張ってくれている。
お陰で原作の雰囲気では絶対ありえないサイクロプスとのホモ臭さ
楽しめるというもの。

このシリーズで磁界王マグニートーを演じているイアン・マッケラン卿は
ロード・オブ・ザ・リングでは勿体ぶった割りに大したことの無い魔法使い
だったが、X-Menではそんなことは無い。暴れます。
今回も暴れるマグっちを楽しみにしていたのに。お預けだなんて…
(余談だがマッケラン氏、今話題のダヴィンチコードにも出演しているらしい。)
活躍する磁界王と対照的にいつもヘタレのエグゼビア教授&サイクロプス。
今回は汚名挽回できるのだろうか。
それだけが心配。
ああ…みんなと一緒に見たいよう。(さめざめ)

くそう…なんでだよ…_| ̄|○ 字幕なんてなくていいから見せてくれよ。




Day Watch (Donevnoy Dozor)

2006年05月19日 10時20分59秒 | 映画
デイ・ウオッチ(ドネヴノイ・ダゾール)とは…
平たく言ってしまうとナイト・ウオッチの続編映画です。

映画デイ・ウオッチ公式サイトはこちら

以下、全編ネタバレの為、
知りたくない方は「戻る」をクリックしてお逃げください。



この映画、本国ロシアでは今年1月公開、日本は勿論欧米でも未公開。
にも拘らず、現在ロシアエンタメ街道驀進中の友人ナージャはDVDをゲット。
当然の様に恩恵にあずかる私。スパシーバ、ナージャ。
で、これがそのカバー↓


このカバーを見ると、
「ナイト・ウオッチではヘータレだった主人公アントンが覚醒して巨大ビルを破壊?」
なんて思われるかもしれませんが、
全然そんなことはありません。

ただし、ドツボにはまったこの世界を救うことが出来たのは
アントンだけというのもまたしかり、なのです。
どうしてかというと…

デイ・ウオッチあらすじ

◇前回、闇の帝王ザヴロンの差し金で息子イゴールを闇サイドに持っていかれたアントン
自分を呪って一大騒動を巻き起こし、アントンに救われたスヴェータ(光の魔術師見習い中)。
二人はパトロール中にイゴールが悪さしている現場を目撃&追跡。でも見失う。

◇アントンはイゴールが息子だということをスヴェータに隠している。
さらにはイゴールの犯罪物証隠滅の為、光の保管庫に侵入。
そこで偶然「運命のチョーク」なるものが実在することを知るのだった。

◇そんな事している間に闇サイドでは殺人事件が発生。アントン今度は容疑者に。
濡れ衣と知るボスはアントンとオリガの体を交換。スヴェータ宅に潜伏させる。
体はオリガになっても中身は迂闊なアントン、更に新たな殺人の濡れ衣を被る。
もう逃げるっきゃない。

◇逃走中のアントン達を拾ったゲセル(ボス)一行とザヴロン軍団が路上大決戦。
連行されるアントンを黙って引き渡すボスにスヴェータがブチキレ→覚醒&大暴れ。

◇なんとか逃げ延びたアントン、オリガと再び体を交換。目出度く男に戻れた。
その後あちこち行ったり来たりして運命のチョークを手に入れる
息子イゴールに騙し取られる。_| ̄|○

◇一方、モスクワ市内の高級ホテルではザヴロンがイゴールの誕生パーティーを開催。
アントン乱入。しかしその過程で殴られ、会場でザヴロンに一服盛られてヘロヘロに。
そこへスヴェータ突入。ザヴロンの思惑通り、イゴールと一騎打ちになる。
どうやら、この二人のどちらか勝った方が、所謂ザ・ワンになるらしい。

イゴール、手毬散弾いきまーす!!
子供とはいえ既に闇の大魔術師イゴールの大技でモスクワ市内は壊滅状態。
倒壊寸前のホテル内ではイゴール&スヴェータがアントンを巡ってしつこく争う。
既に世の中ぐちゃぐちゃで、アントンも文字通り絶体絶命…

◇ここで唐突に(でもホントはずっと状況をチェックしていた)ボス・ゲセル登場。
ゲセルに「壁」を示されたアントンはチョークを持って走る走る。
行き先は取り壊し中のアパート。12年前アントンがおばさん魔女を訪ねた場所だ。
剥き出しになっていた部屋の壁にアントンはチョークでなぐり書く。”HET"

”HET"…ヘットではない。ニェート。ロシア語で「ノー」の意味。すると…

◇世界は目を疑うほどのキラキラハッピーエンドに。
めでたし、めでたし。


というわけで、ナイト・ウオッチのドツボぶりが嘘のように大団円のデイ・ウオッチ。
あらすじには書ききれなかったサイドストーリーやアクションシーン
前作のナイト・ウオッチより数段上の出来栄え。時間もたっぷり2時間超
お腹いっぱい楽しめました。

あらすじはそんなところでここからは個人的感想。

やはり特筆すべきは、このシリーズに欠かせない
活躍するおじ様達。
若いもん等がそれぞれ悲喜交々、四苦八苦&ジタバタしている一方で、
まるでそれを面白がっているかのようなおじ様陣の余裕が素晴らしいです。
今回文字通り輝いていたのはゲセルの古い友人でチョークの番人でもある
アジア系のじいさん。加えて光と闇を外から見張るツインの審問官。
皆さん渋~~いです。カッチョいいです。

勿論、光る禿げボス・ゲセルと闇の帝王ザヴロンも大活躍。
ちょっとX-Menの教授とマグニートーみたいなこの二人。
敵なんだか仲良しなんだか今ひとつ複雑なところがまたそれっぽい。
ただ、光と闇に分かれていてもどちらか一方が善で他方が悪という訳ではない
曖昧さにハリウッド映画とは違うロシアテイストを感じますです。

そうそう、オヤジといえば…原作者で映画の脚本も書いている
ルキヤネンコ先生も登場していました!
オヤジというにはまだ30台だそうですが、出たがりなんですねえ。(笑)

ところで、例によってそういえば主役のアントン、
前作では光データーベースのプロファイルに「飲酒癖あり」と出ていましたが、
今回も全編通して酔っ払っていたような。素面の時は体がオリガだったし。
パンチドランカーなのか単にドランカーなのかはともかく、いつもヨロヨロ。
でもそんな異人の中の超凡人アントンがヒーローというのが良いんだなあ。(笑)
愛すべき主人公?って感じで。

他にも細かい見所満載のデイ・ウオッチ、もし日本公開になったらまた見たいですが、
長尺なのでいっぱいカットされそうなのが心配です。


ナイト・ウオッチのペンライト

2006年05月09日 08時50分05秒 | 映画
ナイト・ウオッチは日本でも4月に公開されたロシア製現代版ファンタジー。

日本人にとってロシアは近くて遠い国、というワケで
「元バリバリ社会主義国で映画グッズなんてありえねー」
と思っていた私は友人ナージャが送ってくれた一品に驚愕。

こ、これは…


そう、それはナイト・ウオッチことナチノイ・ダゾールのペンライト。
しかも乾電池二本が無料でついている。
外箱中央には対バンパイヤ兵器の懐中電灯を構えた主人公アントン。
アントンのお顔右横には光サイド公認の電球マークが輝いている。
ペンライト本体にもしっかりНочной Дозор(ナチノイ・ダゾール)のロゴが。

そして何より驚いたことにこのペンライト…
ちゃんと点灯するのだ!!


自分でもロシア商品=まともに機能しないなんて偏見だと思っていたが、
ナージャに言わせると点いたのはラッキーなのだそうだ。(笑

マイナー映画のレアなグッズ。
多分持って歩いても誰も気付いてくれないので、
あふれ出る喜びだけ日記につけておく事にする。

ナージャ、いつもありがとう♪



ナイト・ウオッチ 日本公開版はカットだらけらしい

2006年04月26日 09時26分25秒 | 映画
そろそろ日本公開も終わりに近づいた感のロシア版ファンタジー三部作その1。
ナイト・ウオッチ(ナチノイ・ダゾール)、ちょっと間が悪くて観にいけませんでした。
DVDで既に観たからいいやと思ってしまったのも正直なところなのですが。(汗)

ところが、日本公開版を観た友人ナージャに依ると、
とある部分が丸々カットされていたらしい!

それは…
「ナイト・ウオッチのスケコマシ班イグナートがスヴェータに取り憑いた呪いを
取り除きに訪れて失敗。光公社の黄色いトラックにカンヅメにされる。」
シーンだ。

イグナートといえば、原作では主人公アントンも羨む絶世のイケメンで、
呪われた女性とベッドインしてその呪いを払うという荒業の持ち主。
ただし今回の仕事スヴェータは自分で自分を呪っていたのだから始末が悪かった。
ちなみに映画版のイグナートは濃ーい顔のハゲで、出動時にはズラをつけている。
それはともかく、当人結婚前夜という設定も付け加わってどうにも仕事が捗らない。
結局尻尾を巻いて退散。迎えにきたセミョーンのトラックに押し込められる。
…と、そんなくだりである。

イグナート部分がカットされたら、捜査官としてはトウシロのアントンが
なぜスヴェータの元に派遣されたか(実はこの二人強い運命で繋がっている)
イマイチ分らないのではないかと思う。
エッチなシーンも全くなかったのに、どうしてカットされたのか。謎だ。
配給がFOXなので当然だが、アメリカ公開版も同じだそうだ。コアなファンによると、
他にもこまごまとカットされたり編集されたりしていたらしい。

そんな日本公開版ナイト・ウオッチ、ファンタジーファンの間では評判が今一つ。
思えば、「マトリックスを超えた」だの「ロード・オブ・ザ・リング」よりも興行成績
がよかっただのという大袈裟な前フリがついてしまったのが不幸の始まり。
ナイト・ウオッチは単純に、ロシアという日本では余り知られていない国の
ちょっと間延びしたテンポや風物を楽しみながら観る異色ファンタジーでよいと思う。

ちなみにこの映画の続編デイ・ウオッチ、凄く面白い。
(ナージャ、いつもありがとう!)
三部作のはずなのに、物語はこの第二部で一段落。
恐らく米露合作になる第三話と区別する為と思われる。

映画デイ・ウオッチ(ドネヴノイ・ダゾール)についてはまた後ほど。

NOCHNOI DOZOR (NIGHT WATCH)

2006年03月11日 16時07分56秒 | 映画
ナチノイ・ダゾール(ナイト・ウオッチ)とは
えー、ロシアで「指輪」や「ハリポタ」を抜いて大ヒットになったマトリックス風映画。
原作はセルゲイ・ルキヤネンコのバトルファンタジー。4月から日本公開だそうです。



画像左は映画DVD(ロシア版)、右は原作の邦訳版(バジリコ株式会社発行)。
同志ナージャにお借りしました。ナージャ、いつもありがとう。m(__)m

詳細は
ナイト・ウオッチ映画公式サイト
ナイト・ウオッチ ファンドットコム
でどうぞ。

以下、ネタバレ全開おフザケ満載のNight Watchストーリー&感想。
内容が全部分ってしまうので、読まれる方はご注意ください。

映画Nochnoi Dozor(Night Watch)…どんなお話かというと:

■古来より対立してきた「光」と「闇」に象徴される善と悪がテーマ
■その光と闇が停戦後条約に乗っ取って互いを監視しながら人間世界に干渉している
■魔術師や吸血鬼などファンタジー系キャラクターがごっそり

…な~んて書くとワクワクのゴシックホラーファンタジー?なんて思われるかもしれませんが、
■実際のドラマはモスクワの七曲署っぽい
■舞台は現代モスクワで登場人物も見かけは普通の工作員風
■本編は「指輪」や「ハリポタ」と違って日常に潜む仕事人の世界を描いています

◆登場人物の主なところはナイトパトロール隊(光)モスクワ支局の面々
◆権威のあるボス・ボリスを頭に信頼と友情で結ばれている隊員達
◆主人公アントンは元プログラマーで若造のカワイコちゃん
◆敵代表はデイパトロール隊(闇)の首領ザヴロン
◆アントンがマトリックスのネオ風にグラサン&コートで街中を右往左往
◆…運命に振り回されて文字通り四苦八苦した挙句に行き着いた先は…
◆ザヴロンが12年前に仕込んだネタのオチだった_| ̄|○

そんなお話です。
ちなみに映画は原作Night Watchのエピソード1がベースになってますが、
そこから色々足したり引いたりしてなんともやりきれない結末に。
Night Watchは三部作の第一話。続編はDay Watch、ロシアでは公開済。見たいよう…

とまあ、能書きはこんな感じで、ここからは個人的感想♪
モスクワの七曲署にはイカスおっさんがいっぱい!!
特にボスのボリス・イグナーチエヴィチ!
未だかつてこれほどインスタントコーヒーの似合うオヤジがいただろうか。しかもネスカフェだ。
ネクタイの脱ぎ捨て方も、ベルトの外し方も、一々惚れ惚れ。パラパラ漫画もグー。
他のおっさん達。セミョーン、熊、ザヴロン、どれをとっても個性的でゴージャスな面々。
勿論女性陣も負けてはいない。オリガのお風呂シーンはドッキリ。虎の子もカッコいい。
そういえば、主役のアントン。ヘータレで出血大サービスなヤラレっぷりが素晴らしい。
映像も展開もちょっとユルイのがロシア流?そこがまた新鮮だったりします。
確かに、ザヴロンがプレイしていたゲームの画面なんかは貧相だったけど、
制作費が安い(らしい)割には「指輪」や「ハリポタ」より個人的には楽しめました。


ファンタスティック・フォー「超能力ユニット」観ました

2005年09月21日 20時03分01秒 | 映画
ファンタスティック・フォー…カタカナにするとベトナム麺のようでちょっと可笑しい。
そして「超能力ユニット」って…どうして日本語のサブタイはこうも寒いのか。

でもでも!映画は面白かったです!

何よりあの「のびるおじさん」リード・リチャーズを実写で見れるなんて!
感涙ッス!
いつぞやのハルクがまるでメルヘンだったのでちょっと心配していましたが、
どうしてどうして!イケてましたー。最近の特殊効果は凄いですねえ。
リードのニュルニュル感、リズムもキモさもバッチリ?でナイス。

ベンもあのキャラ(ザ・シング)にしては凄くリアルにできていた。
中の人も殆ど目と口だけの演技なのにとってもお上手。
でもってジョニー。
筋肉脳なアメリカンアスリート(すまん:汗)っぷりがグッジョブ!
ヒューマントーチがすっ飛ぶ迫力はカイカーンでしたー!
そして、ジェシカ・アルバのスー。
金髪のダーク・エンジェル感が拭えなくてミスキャストかと思いましたが、
もう気にならないくらいカッコ良かったです。
ただ、ラブシーンではもうちょっと大人の女っぽいしっとりした落ち着きが
欲しかったなあ。

今回のF4、勿論ストーリー展開や細部などツッコミどころも満載なんですが、
元祖ダースベイダーのドクター・ドゥームもなかなかの出来だったので
(もちょっと汚い感じでもよかったかも)おなか一杯です。
スパイダーマン、バットマン、Xメン、ハルク、デアデビル、パニッシャーなど、
どうしてもトラウマ持ち苦悩系ヒーローが前面に出てしまうアメコミ実写映画。
そんな中でF4は、ある意味私が待ちに待った、
久々にポップでポジティブなアメコミ系映画でした。
ああ楽しかったー!



テロや災害で苦しまれている人々に心からお見舞い申し上げます

明日からはエピソード3

2005年07月09日 00時15分00秒 | 映画
という訳で、今日(正確には昨日)は某民報地上波がエピソード2を放送していた。折角なのでボチボチ見ていたのだが、おおお…思い出せない。確かに劇場で金を払って見たはずのエピソード2が…オビワンとウインドゥーとヨーダの登場場面以外思い出せない。

確かに私はスタートレックファン。スターウォーズファンとはある意味敵対関係?にあるかもしれない。だからといって、シリーズ通して主役の筈のアナキン a.k.a. ダースベイダーをここまでスルーしていたとは…やっぱりオヤジ好き、色モノ好きと言われても仕方ないのかもしれない。

開き直って一言。被り物キャラ主流の評議会において、ほぼ素顔のままで違和感のないサミュエル.L.ジャクソンには毎度惚れ惚れしています。エピソード3のフォーカスも勿論彼とオビワンです。

Batman Beginsって…

2005年06月28日 22時10分15秒 | 映画
要するに、今までのBatman映画とは一線を隔したおニューなシリーズという事らしいです。

劇場版として脚本や映像はとってもよく出来ていたと思うのですが、原作とは微妙に違うような気が。尤も原作といっても、アメコミは長年に渡って色んな人が好き勝手に書いたり(描いたり)撮ったりしているので、何がオリジナルなのかは受け取る側が決めるようなものなのでしょうが、それにしても…ううむ。

正直、主演のChristian Baleに魅力がない、というかカリスマ性に欠けるように感じました。ただ、コスチューム姿になると格段にカッコよくなるのでそういう効果を狙った…とはやっぱり考えにくいです。
悪役ですが、Ken Watanabeはともかく、Liam NeesonがBatman版ダースベイダーになっていたのがどうにも痒くて困りモノだったかも。LiamはStar Warsでもジェダイマスターを演じているのでシャレにならないのではと思うのですが。

今回の映画で輝いていたのはおじ様達。GordonやAlfredは、私にとってビジュアル面で多少原作とのズレを感じたものの、役者さん達はどちらも上手くていいお味が出ていたと思います。

映画のラストではJoker登場が仄めかされていましたが、IMDBのbbsでは「誰がJokerをやるのか?」というスレッドだけがのびていたような。つまるところBatman Beginsはそういう映画だったのかなということで。

続編、勿論期待しちゃいますが、出来れば主演をもっと個性派の俳優に替えて頂けたらと思う次第です。