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「MEANWHILEに ELSEWHEREで」

特撮や映画感想メインの雑ブログ

GARO Red Requiem を観ました

2012年02月24日 21時40分14秒 | 映画
昨年夏(だったか)公開されたGARO映画。
バンコクにいては観ること叶わなくて悔しい思いをしました。

先日、ラマ四世通りのBIG C(旧カルフール)でDVDを見つけておおっ!と購入。

タイ文字踊るパッケージ


お値段、日本円で500円ちょいくらいでしょうか。
(要らないけど)タイ語吹き替えとタイ文字字幕がついていて、リーズナブル?です。

息子12歳とわくわくしながら視聴しました。

…イマイチでした…orz

オリジナルキャストがやっぱり小西くんだけじゃアレだったかな~とか、
ツダカン、また故人役!?とか、
ヒロイン動きいいけど脚が…とか、
色々ありますが、やっぱり脚本がアレだったかも。

正直、とても退屈でした。これがあの血湧き肉踊るGAROなのかと。うーん、残念すぎる。

Sherlock Holmes:A Game of Shadowsを観ました

2011年12月27日 01時32分15秒 | 映画
ロバート・ダウニーJr.とジュード・ロウの、シャーロック・ホームズ第二弾!

凄かったです。(爆

前作もそうでしたが、なんかもう推理モノとか思っちゃいけませんね。
いやまあ、そういう展開もあるよ、ってくらいで。
メインはもうバディ・アクション・ミステリーって感じ。

でもって、腐女子バンザイ!のオンパレード!
なにコレ?ってくらい押してきます。
全編ほとんどニヤニヤしっぱなしでした。
公式でここまでやりますか?狙ってるだろとかいうレベルじゃない。
前作も凄いなと思ったけど、今回ガチできてます。激しいです。
ロバートとジュードのケミが半端ない。
DVD出たら買って何度でも見直したい。てか、映画もう一回観たい。
映画館のエアコンが寒いとか、国王賛歌の起立が面倒とか、ふっとんじゃいました。


ご自分が腐女子だと思う方、必見です!

映画 X-Men: First Classを観ました

2011年06月07日 09時33分39秒 | 映画
2日から公開だったのですがなかなか観に行けずやきもきしてしまいました。
この後もトランスフォーマー3やキャプテン・アメリカなど大好きな特撮映画が控えているので、
気を引き締めて?チェックしていかないと。
Thorはそんなこんなで結局観そびれちゃったので。(汗

えー、感想を一言?で。

萌えます。若い二人に。(爆
ツルツルでない教授もいいじゃないか。
ナイーブなマグっちもいいじゃないか。
多少前三作との矛盾があってもいいじゃないか。とにかく楽しめました。

ブライアン・シンガーが製作に加わっているせいでしょうか、
若い教授(チャールズ)とマグニートー(エリック)が期待以上にラブラブ。
ごちそうさま~♪
じゃなくて、例によってXなキャラ達に萌え続け、X-Men永遠のテーマ、
ミュータントの存在を巡る葛藤に見入る2時間でした。良くできています。

X-Menファンもそうでもない方にもお勧めしちゃいます。

以下ネタバレ全開につき未見の方はご注意ください。












大まかな物語はといいますと、
ナチスドイツ時代にミュータント発現したエリックが、
母を殺したセバスチャンへの復讐を試みる課程でチャールズに出会う。
その後友情を深め、セレブロを通して同胞を探しスカウトし、
既存人類との共存を目指すミュータントチームのリーダーへと成長。
しかし、セバスチャンの目論見で引き起こされたキューバ危機を切っ掛けに、
エリックは己の信条がチャールズのそれとは違う事を再認識。
ミュータントを敵視する人類に立ち向かうべくチャールズと袂を分つ、
というような流れです。

今回はとりあえず教授とマグっちが同胞ということで、敵役に据えられたのが
ケヴィン・ベーコン演じるセバスチャン・ショウとヘルファイアークラブの面々。
ケヴィン、Hollow Man辺りからか、すっかりこの手の悪役が板についています。
原作のセバスチャンは「生え際の怪人男爵」みたいな感じですが、
ケヴィンも憎たらしさでは負けていませんでした。

さて主役のお二人ですが、脚本も役者さんたちの演技も大そうハマっていて
X-Menとは思えない程?秀逸なキャラクターに仕上がっています。
POVはエリック寄りですが、とにかく過去3作に渡って殆ど活躍していない、
というより足手まといなくらいだったX教授がここにきて大反撃!
やっぱり教授はこれくらいハジケていないと。宇宙人の嫁さん貰うんだし。

ある意味オレ様なお坊ちゃんチャールズと、悲惨な過去に引きずられるエリック。
チャールズはその能力でエリックの全てを理解し、怒りと憎しみから開放。
二人の絆はぐっと深まります。涙する若い二人がもう!(笑

とはいえ、結局は出生も思想も全く正反対のお二人。
キューバ危機の最中、チャールズの制止を振り切って宿敵セバスチャンへの報復を果たしたエリック。
洋上で対峙していた米ソが、ミュータントの存在に気付き瞬時に抹殺へと動いたのを知って
ブッツリ切れます。
逆襲に走ろうとするエリックを決死の覚悟で止めに入ったモニカ@CIA(そうそうモニカがいた)を
撃退するエリック。そのあおりを食らって倒れるチャールズ。ショックで報復を中断、駆け寄るエリック。
このパートで個人的に萌え尽きるかと思いました。(爆

その後エリックは「もう人に指示されるのは終わり」と、チャールズのもとから旅立つのでありました~

つづく…んでしょうか?

ミュータントキャラですが、チャールズとエリックのチームにいたのは
ミスティーク、ビースト、バンシー、ハボックという濃い面々。
ヘルファイアークラブにはエマ・フロスト、リップタイド、テレポーター(コードネームが分からない)と
チャールズんとこから移籍してきたエンジェル(蝿女の方)。

ミスティークがなかなか良かったです。
原作では長生きでしたたかで、ウルヴァリンやセイバートゥースなどとも結びつきの深い
キャラクターですが、今回の映画ではチャールズの義妹になってみたり、ビーストと親密になったり、
最後はエリックに付いて行ったりと奔放さ全開でした。
チャールズの兄弟といえばあの巨大中華なべを被った暴走義兄ジャガーノートを思い出す。

他にも、バンシーの飛行訓練(笑)やハボックの射撃?訓練、
マッコイ博士→ビーストへのくだりなど、細かいキャラクター描写に原作ファンとしてニヤニヤが止まらず。

特撮、CG、アクションも秀逸で、いろんな意味で上出来のコミック映画だったと思います。


その他気付いた事:

冒頭がX-Menシリーズ第一作目と全く一緒だったので一瞬「うっ?これは?」と戸惑いましたが、
エリックが昏倒したところからちゃんとFirst Classになって一安心。(笑

マグっちのヘルメットはセバスチャンがオリジンだった!
デザインが秀逸。若くてイケメンのエリックに似合っている。似合いすぎ。
でもマグニートーになってからのヘルメットはちょっとなあ。

嬉しかったのは、若き教授とマグっちのカップルがミュータントスカウト旅の途中で
ウルヴァリンに声をかけていたこと。
勿論ちゃんとヒュー・ジャックマンのウルヴァリンです。豪華カメオ。
ウルヴァリンって実は教授たちよりずっと年上。若い二人とローガン@バーカウンターの図は
個人的に大そうなご馳走でした。
ジャックマンのウルヴァリンもシリーズ第一作の時にはサタデーナイト・フィーバーみたいで
アレでしたが、最近トシをとっていい感じに黄昏てきました。オジわい深くてナイスです。
これでもう少し背が縮めばなあ。本来の設定157cmとまではいわないから。


今回の映画館:

今回は上映係がルーズだったようで、CMや予告なしでいきなり国王賛歌。
イントロの画像を見て反射的に立ち上がる自分。そういえば今月から在タイ2年生なんだなあと実感。

エンドクレジットが流れ始めると元々少ない観客がどんどん出て行く。
MARVELのことだからエンドクレジットの終わりに何かあるかも、と粘っていたら、
クレジットが終る前に照明オン。「もう終ったよ~出てって」とばかりに係員が登場。
嗚呼…早く終らせて休みたいんだね。タイのこういうところがいつまでたっても嫌い。
受付のお姉ちゃんに「X-Men一枚」と言うと、野太い声で「10時45分からのネ」と帰ってくる辺りなんかは
面白くて好きなんですが。



映画 The Adjustment Bureau を観ました

2011年04月04日 22時25分48秒 | 映画
震災前に観た映画なので感想が時差ぼけ状態ですが、とりあえず。

この映画の原作は、Philip K. Dickの短編、「Adjustment Team」(調整班)。
原作…っても映画は殆ど別物。「この世には調整班がいる」という以外は。

Dickファンで、主演のMatt Damonラブな自分、期待して観ました。

ガッカリ_| ̄|○

調整班の脅威とか、それを知った主人公の恐怖とか、身もだえするようなラブストーリーとか…

なにもなかった

陳腐で古めかしい演出、説得力のないプロット、あんたらホントに恋してんの?てくらい盛り上がらない男女。
めくるめく実写版「どこでもドア」に萌えたかなあというくらい。
勿体無い映画でした。

以下ネタバレにつき、未見の方はご注意ください。












表あるところに裏がある。人々の日常の裏側で世の中をプラン通りに動かす調整班の姿があった。
プランの最高責任者「チェアマン」の意志を受け、地道に働くクラシックスタイルの男達。
そんな彼らの仕事に非常事態が発生。

上院議員候補ノリス(マット)が男子トイレで女性ダンサーのエリス恋とに落ちた。
二人の関係は「プラン」に重大なアノーマリーを生み出す。
ということで調整班の面々はこの男女の仲を邪魔することに。

二度目の出会いを防ぐ為に派遣したエージェントの失敗がきっかけで、調整班の存在を知ってしまうノリス。

調整班は「女のことは諦めろ。俺達のことを口外したらおまえの記憶全部消して強制リセット」なんて言う。
でも執着心全開のノリス、先の失敗エージェントから情報をゲットし、根性でエリスを追いかける。

しかしやっとのことで彼女をゲットできそうになると、調整班長が「この女はおまえの為にならないばかりか、
おまえ達が結ばれる事で女の将来(超有名ダンサー)も阻まれる」と意地悪なツッコミ。

ここでノリス、一旦心が折れて女を手放す。
でもやっぱり諦めきれない。調整班も「あの二人は運命で結びついている。引き離せない」などと弱腰に。
更に件の失敗エージェントが謀反?を起こしてノリスに手を貸す。
ノリスとエリスのカップルがどこでもドアを次々開け調整班から逃亡を図って…
いたらうっかり調整班の本部に入り込んでしまい絶体絶命。(爆

もう逃げ切れない二人、異世界の中心で愛を叫んでいたら、あらあら不思議、なんとお許しが?出てしまいました。
調整班長もその上司も最高位チェアマン殿のフレキシブルな意思は理解できない様子で、
「我々でさえ時には意志が働く」てなことを言っている。
強い意志はプランをも動かすと?なんじゃそれ。というようなオチでした。

主人公ノリスが予定された運命に対し自分の自由意思で対決、葛藤するお話なんだと思うんですが、
意志が先かプランが先かというあたりが大そう曖昧で…まさか観客に丸投げ?(汗
更に彼女エリスの意志が疑問。エリスからノリスに対する強いアプローチが全くない。
視点の問題なのか、単に彼女は待つ女だったのか。その割りにしっかりダンサー仲間と婚約までしていましたが。
ノリスはメディアに出る立場の人なので探して捕まえる事はその気になればできそうですけど。

ラストでは絶愛状態の二人でしたが、その心理は理解不能でした。

ああ、シンプルなDick様の原作は面白いのに…(合掌)

映画 I AM NUMBER FOUR を観ました

2011年03月08日 17時31分20秒 | 映画
バンコクは暑いです。
暑くて扇風機をつけっ放しにしても夜眠れません。エアコンつけっ放しシーズン突入?(汗
既に電気代が7000バーツ(二万円)超え状態なのに_| ̄|○
シャワーはとっくに水シャワーになっています。暑くてお湯なんて浴びれない。

でも映画館の中だけは相変わらず寒冷地。
今回も上映中からガタ震えが止まらず、終わるころには芯まで冷えました。
屋外が心地良く感じられるなんて映画観た直後くらいです。

今回、観客は私を入れて十数人。日本人の私、白人のオヤジ一名、その他は珍しくタイ人カップルなどでした。
例によって国王賛歌で起立がありましたが、タイ人反応早っ!
完璧に出遅れた私と白人オヤジ。まだまだ修行が足りないようです。

「I AM NUMBER FOUR」は人気ジュヴナイルSF小説を映画化したもの。
感想は…うーん、これ絶対原作で読んだほうが面白いんだろうなあ、といったところでしょうか。
基本児童ファンタジー?ということで、設定や物語はシンプルなんですが、映画は単調というか、
圧倒的に時間が足りなかったという感じです。主役もちょっとミスマッチだったような。

以下ネタバレにつき、未見の方はご注意ください。












古くから地球を訪れていた二組の宇宙人、ロリアンとモガドリアンの物語。
ロリアンとかモガドリアンとか、和菓子かトロピカルフルーツかというような響きが可愛い。
ロリアンは逃げ、モガドリアンは狩る。かつてロリアンの惑星はモガドリアンに滅ぼされ、
生き残った9人の超能力者(の卵)とその守護者が地球に雲隠れしていました。
モガはロリを番号順に潰していく。3番目がやられたところで、次は俺じゃんと主役の4番。

そこから話は始まります。オハイオの田舎町パラダイス(笑)に隠れた4番とその守護者ヘンリ。
目立たないようにと釘を刺すヘンリの進言どこ吹く風の4番。
迷い犬を拾い、更には高校に通いたいと我が侭をいい、登校初日にすかさず彼女ゲット。
早速お約束の元彼クオーターバック登場。ネチネチ邪魔され、
暴力に訴えられたりしているうちに、4番ブチキレて、正体バレ。
一方、以前からクオーターバックの虐めに遭っていたX-File少年サムは4番が宇宙人と知ってへばりつく。
サムのパパは宇宙人探しに行って行方不明中。

そんなこんなしているうちにモガドリアンに嗅ぎ付けられる4番。
開放的に生きてきたツケが回ってきました。困ったのは守護者ヘンリ。
女作るなんてヤバすぎる。また逃げるしかない!というのに、「女ができたから逃げたくない」と4番だだこねる。
しかし、モガのみならず地元の警察官(クオーターバック父)からもテロリスト容疑をかけられ、
流石に逃走モードに入ります。

ところが、力任せなだけでなく知恵もあったモガドリアンがヘンリを拉致して4番をおびき出す。
ヘンリ、死闘の末4番を逃がし脱出を試みましたが、あっけなく…(合掌)
慟哭する4番ですが、おまえのせいだろう、と言いたい。

その後、遂に警察の追っ手がかかるも、4番は衆目の中サイコキネシスで応戦、逃亡。
一方、容赦なく迫り来るヘビーデューティーのモガドリアン+巨大宇宙獣(笑)。
そこまで差し迫った状況で4番は彼女と学校でまったり。そこにモガ突入!
重火器をぶん回すモガ相手にサイコパワーで応戦する4番。
でも多勢に無勢、しかも素人連れ。ヤバイぞ!

でも大丈夫、レザービューディーの6番が助っ人に現れました。サムもモガの銃を拾って協力。よく扱えるね。
戦闘中にもどんどんパワーが発現していく4番、遂に「俺の本当の力を見やがれ」てな感じで
モガを撃退しました。宇宙獣の方は4番の犬が巨大化して片付け終了。(爆
それはいいけど、学校の被害が凄いです。

さすがにもう町にはいられなくなった4番。他のナンバー達を探して結束→パワーアップする為、
6番とサム(パパを探すのだとか)を連れて再び旅立ちました。青春の旅立ち。第二作につづく?


いやもう、4番の我が侭ぼっちゃんぶりが全力疾走なんですが、
キャストのイケメンAlexくんが少々フケすぎちゃってるせいかあまり微笑ましくない。
もうすこし幼い感じの子の方が良かったのでは?我が侭も可愛くみえたでしょうに。

Alexくんだと高校に編入するにしても、一人大学生みたいだし、クオーターバックより見ばえがするしで、
イジメ役のクオーターバックが安っぽいチンピラ状態。
続編を彼でやるなら○年後にしないと苦しいでしょう。

そんなAlexくん、続いて上映予定のBEASTLYでも主演ですが、こっちではものすごく輝いている。
彼のルックスは4番にはちょっと合わなかったかな。


あと、この映画が単調に見えてしまう原因は、恐らく細かい出来事や心理描写を全部すっとばして
派手なイベントだけを並べてあるからではないかと思います。
スタトレ映画のように、「オリジナルを知っている人だけ楽しんでね」状態といいますか。
だから原作を知らずに映画を観ただけでは主人公周辺であまり気持ちが盛り上がらない。
ヘンリがお亡くなりになるシーンなんてきっと悲壮感全開のはずなのに、え?って感じで勿体無かった。
なまじヘンリがカッコよかっただけに残念。

最終的に、派手な6番や可愛いワンころが目立っていて、全部持って行かれたなという感じです。
でも特撮はそれなりに迫力があったので、戦闘シーンは結構楽しめました。

X-Men: First Class! おほ~い!

2011年02月12日 23時15分18秒 | 映画
何気なく映画を検索しにIMDbへ入ったら笑撃のトレイラーを見てしまいました。

X-Men: First Class Trailer #1



2011年6月3日公開だそうです。X-Men結成前後の教授とマグニトーの物語。
教授もマグっちも(当たり前だけど)キャストを入れ替えてあんなことやこんなことを…
ううっ、古いアメコミ全部トランクルームに入れてきちゃった_| ̄|○

といっても、原作は割と新しいのですね?最近アメコミ見ていなかったけど、First Classって!?(爆
ウルヴァリンやウエポンXのFirst Classシリーズもあるらしい。
き、紀伊国屋に行ってチェックしないと。でもアメコミってビニール入りTPBですんごくお高い。

ともあれ、爺萌え必見の?ファンタジー映画になりそうです。監督がブライアン・シンガーらしいし。(笑
といっても爺さん二人組、画面では若いので個人的にちょっと物足りないかも。

X-Menのオリジナルメンバーが活躍するらしいので楽しみだあ。
ミスティークも出るみたい。ナイトクローラーも?ウルヴァリンも出ないかなあ。
ブルース・ウィリスで。(しつこい

などなど、思わず夢を見てしまった瞬間でした。

映画 Burlesque を観ました

2011年01月15日 14時45分57秒 | 映画
シェール人間じゃねえ!(爆

褒めてます

64歳ですかCher様。スタイルもパワフルな歌声も相変わらず素晴らしい。魔女健在&絶好調でした。
冒頭のWelcome to Burlesqueでハート鷲掴みに。劇中のYou haven't seen the last of meにもうっとり。
もっと彼女の歌が聞きたかった~という人が少なからずいるのでは。
主役はパツキンカワイコちゃんのChristina Aguileraですが、Cherももう少し表舞台に出て欲しかったな。
Aguileraと共演も期待していたのでちょっとガッカリ。

でもまあこれはAguileraの豪華なプロモーションビデオという感じの映画だったので、
それはそれで良いかと。
勿論、彼女の歌唱力とダンスは本物で見ごたえがあり、次から次へ目白押しでしっかり楽しめました。
合間の下品な場つなぎショーには苦笑しましたが、あれがアメリカ人だしね。(ぷ

この手の映画は音楽とダンスを楽しむものだからストーリーはありきたりな方が…
と思っていたら本当にありきたりだった。(笑)フラッシュダンスみたいなノリのサクセスストーリー。
おめでたすぎて、いくらなんでもちょっとお粗末。
も少し捻りがあっても…バーテンの彼は本物のゲイでショーンとデキていたとかなんとか。(腐

いやいや、でもお蔭で歌とダンスに集中できたかな。
最終的に憎たらしい人間が一人もいなくて不自然なくらいハッピー。
ご都合主義のうそ臭さが、それはそれで良かったかと。

気楽に観て、スカッと楽しむ。深追いしたら負け。(笑)そんな映画でした。

ちなみに、劇場は相変わらずの寒さ。今回の観客は13人だった。

Burlesque
Cher, Christina Aguilera
RCA


映画「Hereafter」を見ました

2011年01月13日 10時23分52秒 | 映画
マット・デイモンが霊能力者に!

っても、オカルトでもなければSFでも、勿論スパイ物でもありません。
Hereafter(死後の世界)ネタのオムニバス・ファンタジー…だと思う。

ちなみに、タイの映画館は相変わらず極寒。
外では半袖半パンでも、館内では長袖長ズボン上着靴下必須。できればひざ掛けも。
そしてお約束の上映前「国王賛歌で起立」イベント。
今回の客は私(日本人おばさん)と白人オヤジ、白人爺さんの三人。(笑)
国王賛歌をこのメンツで聞いているのは何気にシュールでした。


この映画、主演?のマットにつられて観に行きましたが、感想を一言で言うと「えーと、それで?(汗)」という感じ。
クリント・イーストウッド監督は「察しろよ!」と思っているかも知れませんが、
色々と唐突過ぎるし陳腐すぎる。それ以外は鬱々どよ~ん。
ドキッとするイベントが約二回ありましたが、正直不愉快でした。
ラストの盛り上がり…_| ̄|○ どうすればここまで不発に?

以下、ネタバレ感想なので未見の方はご注意ください。











工場でガテン労働するアメリカ人ジョージ、人気者のフランス美人記者マリー、薬中を母に持つイギリス少年マーカス。
この三人がそれぞれ葛藤する三つのラインがラストに向かって走ります。

・マリー編
アジアンリゾートで津波に遭い臨死体験

死後の世界が頭から離れず仕事うわの空→番組降板→彼氏寝取られ→Hereafter本出版

ブック・フェアへ

個人的にプーケットから帰ったばかりだったので、津波災害があんな風にネタに使われて、とても悲しい気持ちになりました。


・ジョージ編
霊能力商売していたが辞めた→弟がまたやろうとしつこい→るるる~

気分転換に?夜間のクッキング・スクール通い→若い女と仲良くなる→霊能力が原因で逃げられ

レイオフに遭う→弟がここぞとばかりに霊能力業再開を目論む→逃避

ブック・フェアへ

・マーカス編
薬中の母親を庇って暮らすマーカスとその双子の兄

頼りの兄が交通事故で急死→母親と引き離され里親に預けられ

お兄ちゃんが頭から離れず→死者の声を聞きたくて霊能者たちの元を渡り歩くが納得できず

里親に連れられブック・フェア会場の建物へ

マーカスが死んだ兄(の帽子)からの暗示?で、地下鉄爆破テロから逃れるシーンがまた嫌~な感じ。
実際にあった悲劇をこの手のネタにしないで欲しい。追悼の意味なのかもしれないけど安易な感が拭えない。


・ブックフェアで三人が合流編
ジョージは通りすがりに目を引いたマリーのHereafter本を購入

サイン本を受け取るときにお約束の指タッチ→マリーの臨死体験を感じる→マリーもジョージに何かを感じ取る

そんなシーンを目撃したマーカス、ネットで見覚えた霊能者ジョージをホテルまで追跡

兄と話したくて粘るマーカスにジョージ根負け&お兄ちゃんの代弁
曰く「一人でも生きなきゃ。いつも一緒にいるから」

何とかふっ切れたマーカスはお礼に?マリーとの仲をお取り持ち。(笑

ジョージ、マリーとのチューを妄想しながら再会に臨む

チャンチャン!って、えっ?これでおしまい?

…うーん、劇的な盛り上がりを期待していたのでかなり膝カックンです。
何でしょう。マリーはジョージの好みだったのでしょうか?
それとも同じビジョンを共有する仲間として気に入ったという事なのか。
マーカスとの出会いにより、ジョージの人を(自分も)愛する気持ちにスイッチが入ったのか。
無理やり深読みしない限り、なんだか薄っぺらい感が拭いきれない、煮え切らない映画でした。
三者それぞれの苦悩は、状況から察すれば身が捩れる程に辛いものの筈ですが、
今ひとつそれが伝わってこなかったし、死後の世界のビジョンにもあまりそそられない。
消化不良のまま終ったという感じ。

ひとつだけお気に入りのシーンが。
ジョージがブック・フェアで大好きな作家からサイン入りCDを受け取る時のはにかみは猛烈に可愛かったです。
だからマットはやめられないとまらない。(爆

映画 REDを観ました

2010年10月20日 08時15分50秒 | 映画
ブルース・ウィリス主演のアクションコメディ、RED。

REDっても「赤」ではなく、
Retired and Extremely Dangerous
の頭文字だそう。

「とんでもなくヤバイご隠居たち」ってとこでしょうか。

ストーリーは、そんなタイトルのまんま。
平穏すぎる隠居暮らしを送っていた元CIAエージェント。
そこにいきなりなだれ込んできた暗殺者集団。
巻き込まれたカノジョと米国内を転々としながら。
昔のお仲間を訪ね歩き、自分達をつけ狙う真の敵に立ち向かう。

とまあ、キナ臭い話のようですが、
実際は、腕に覚えのあるお達者倶楽部のめくるめく逃亡&反撃ショー。
まだまだ若い連中には負けられない。亀の甲より年の功。
シニア同窓会に華を添える盛大なドンパチがカッコイイやら可笑しいやら微笑ましいやら。
ブルースはもちろん、ヘレン・ミレンの活躍がステキすぎ♪
個性が服を着たような登場人物たちの殆どが熟年以上なので、ジジババ好きには堪えられません。
シーン移動の際に入る地名のキャプション?もレトロでナイスでした。

ちなみに、
自分の爺ちゃん世代を追いかけ始末する役割のCIAエージェント君(Karl Urban)。
いわば若い子代表なのですが、いい味出していました。
ヤラレっぷりが可愛すぎて、ファンになりそう。(笑

RED、アクションに萌えてクスッと笑ってほのぼのしたい時におススメです。

それはそうと…
バンコクの映画館は聞きしに勝る寒さでした。
長ズボン+上着で武装して行ったのですが、盲点は足元。
夏場の日本の映画館で「靴下持ってくれば良かった」なんて思ったことあるでしょうか?
トシのせいか膝も冷えきって、ずっと擦ってました。
次回はひざ掛けと靴下持参で行きます。


映画 シャーロック・ホームズを観ました

2010年03月19日 11時33分28秒 | 映画
直前にアイアンマン2の予告があって爆笑。
…していたら、トニー・スタークがまんまホームズになってた。
貧乏だったけど。

ロバート・ダウニーJr.って最近顔がヒュー・ジャックマン化しているような。
体格は微妙に違えど、ああいうのが最近のアクション系で好まれるのでしょうか。
ともあれ、深く考えないでスカッと観れます。探偵モノとしてどうよ、とは思いますが。
イギリス発の探偵アクション、池袋に向けて出発、という感じ。

以下ネタバレにつき、未見の方はご注意ください。











内容は、オカルト悪役のブラックウッド卿とホームズの対決。
&モリアーティ教授がこそこそっと。

魔術でイギリスを操ろうと暗躍するブラックウッドのペテンをホームズが解き明かす…
というのが大まかなあらすじなのですが、
実際は殆どホームズ/ワトソンペアのバディ探偵アクション映画。

格闘系の二人がとにかく強い強い。殴る蹴る跳ぶ打つ撃つ→爆風でドカーン!
ポカーンです。ホームズなのかジェームズ(ボンド)なのか。
たまにホームズが推理を披露すると「そうだった、ホームズだった」というくらい。

つまり、
この映画の評価は見る人のホームズ観で賛否両論激しく分かれるかも。
拘らない私はいろんな意味で、かなり楽しみました。

キャラクター面では、ロバートのホームズはまあロバートでしたが、
ジュード・ロウのワトソンが主役を食いかねない美味しさ。
正直最初はジュードがワトソン?と思っていましたが、ハマリ役でした。
ボケ役というより、相棒という感じが良かった。

池袋行きも超特急でした。(爆
暴走ホームズと放っとけないツンデレワトソンのロマンス友情が大火災。
どっちも歯止め?に女があてがわれているも腐女子的には風景でしかない。

ロバートもジュードもがっちり脱いでいたし。
しかもワトソン負傷+ホームズ自責の所謂slashネタ大サービスだったので、
英米slash writerの皆さん、盛り上がっているのではないかと。
あちらではクリスマス公開だったそうで、その辺もロマンチックが止まらない。

この映画、名探偵コナンファンでホームズに興味津々の息子10歳も観たがった。
なので日本語吹き替え版を見る羽目に…字幕で観たかったなあ_| ̄|○

続編作る気まんまんらしいので、頑張ってシリーズ化して欲しいです。

映画 オーシャンズを観ました

2010年02月01日 23時56分24秒 | 映画
美しい映像でここまで眠くなったり気分が悪くなる映画も少ないかと。












大画面で観る海中映像は素晴らしいですね。何度見ても。
生物視点だと尚更臨場感も溢れます。
その視点がどんどん変わろうと、ストーリーも脈絡なく流れもテキトーだろうと、
個人的に鬱陶しいとしか思えないpatheticな音楽と演出で眠くなろうと。

で、この映画はドキュメンタリーなんですよね?
どこの海のどんな海域の(もしくは水族館の)映像なのか、字幕で細かく説明して欲しかったな。
クレジットで団子にして流すだけではなく。

ついでに、明らかにアジア人をターゲットにした水族虐待非難も…
やらせ映像でしたと。クレジットの最後の最後でネタばらしなんて。
そうなると全部が嘘っぽく思えてしまう。
そうですか、シーシェパードがらみですか。お金払って観たのが悔しい。

息子10歳が「なんでこんなことするの?」と動揺していたので、その場では
「マグロやフカヒレやクジラ、食べるでしょう?」と。追って細かく説明しなければ。

でもって、タヒチ・ムルロア等の映像はないんでしょうかね?

この映画から受け取るメッセージがあるとすれば、
海がダメになる前に人類が自滅するから大丈夫ってことかもしれません。

ちょっと気が立っているので後に反省する可能性大です。(汗

映画 サロゲート ブルース面白すぎる

2010年01月28日 10時40分07秒 | 映画
もう最初っから最後までニヤニヤと「ぷっ」の縞模様。
個人的にすっごく楽しみました。なんたって、ブルースファンですから!

ジェームズ・クロムウェル演じるキャンター博士の独走っぷりがまた素晴らしい。
ラストの、ちょっと寒いけどスカッとするオチもナイス。思い切ったね。(笑

以下ネタバレにつき、未見の方はご注意ください。











とにかく、舞台となる近未来の世界観に全く説得力のないとこがイイ!
サロゲート(身代わりロボット)を自宅から遠隔操作する暮らしなんて、
みんなメタボになるとか筋肉落ちて動けなくなるとか生殖どうすんだ?とか。
あれだけ精巧なリモート義体を作る技術があるのに生活環境は今と同じで
生身派のコロニーの人々なんて、どちらの難民さんですか?ってくらい。
突っ込むのも面倒なアバウトさ。パロディの下地が完璧。

その上で、ヅラつけて厚化粧したグリアー@ブルースがターミネーターしてみたり、
素に戻ってダイ・ハードしてみたり。美味しい美味しい。
一方のキャンターはサロゲートを次々乗り換えて攻殻の草薙素子状態。
もう楽しすぎる。


動くマネキン(サロゲート)だらけの街を生身のおっさんグリアーが
ヘロヘロになりなが右往左往するのも、お約束とはいえシュールが止まらない。
そこにまた、着せ替え人形のようにキャンターが登場して、じんわり可笑しさがこみ上げる。

キャンターの走りがまたいい。
「サロゲートを作ったのは自分だけど、後悔しているから一斉処分する。
サロゲート中毒の人間も道連れ」って、オレ様具合がハンパない。

息子を亡くしてから疎遠になった女房に抱っこして欲しいグリアーと、
息子に先立たれ、無理心中願望ここに極まれりのキャンター。
哀しくもゴーイング・マイウエイな二人の徒競走が物語りの肝。

そこには勿論、サロゲートメーカーや闇警官なんかが関わってくるんだけど、
正直、爺さん二人が濃すぎて存在感が…(汗

そんな訳で、とりあえず人間は助かって、機能停止したサロゲートが
街中に累々と横たわる様が壮大なラスト(I Robot思い出した)になるのですが、

個人的に一番壮大だなと思ったのは、冒頭でキャンターの息子サロゲートと
ホットにやっていた金髪姉ちゃんのコントローラー、禿げデブおやじだったりします。

一体どういう人だったのか、ってまあそういう人なのでしょうが。(汗

あと、サロゲートを自分そっくり(ちょっと若め)にしていたグリアー。
どんだけナルシスト?(違

設定があまいとか物語が薄いとか画面が貧乏くさいとか、色々アレなサロゲートですが、
だらだらしていないところは良かったです。マネキンぽいメイクも面白かった。
外見に対する人間の欲望って限りないなあ。


さて、次はオーシャンズを観に行かねば♪

映画 The Proposal を観ました

2009年11月11日 16時01分50秒 | 映画
映画のタダ券が手に入ったので、何か観たい…
と思うときに限って、ないんですよね観たい映画。
とりあえず、お気楽そうな「あなたは私の婿になる」にしました。

どうでもいいけどこの邦題、チケットカウンターで言いづらい。(笑
しかも、公式サイトでは「婚活」ネタになっていた。
主人公たちは別に結婚願望があった訳じゃないし、
婿養子物語でもないので、ちょっと違うだろ、とツッコミたくなります。
極東アレンジ恐るべし。

中身は超ベタなドタバタラブコメ。ある意味レトロ感さえ漂う展開。
もちろん、そのつもりで観たので文句はありません。
こういうのは予想どおりというのがお約束なので、
そこをハズされると、かえって困ります。


何を言いたいかというと、期待通りに楽しめました。
笑いときどき涙、のちハッピーエンドで。

ただ、この映画が当初の企画どおり、ジュリア・ロバーツ主演だったら観なかったかも。
サンドラの方が絶対いい。あのゴリラのようなゴツさと、わざとらしさが好き。(笑


ちなみに、相手役を全く意識していなかったのですが、
よく見たら、デッドプール(ライアン・レイノルズ)ぢゃないですか!

なんかもう、Wolverineのラストシーンが蘇っちゃったりして。(ぷっ
相変わらず、いい体してました。

以下、ネタバレ感想につき、未見の方はご注意ください。











あらすじ:
サンドラ演じるキャリアウーマンのマーガレットは、NY出版社の強面重役
→実はカナダ人→ビザ申請ミスから国外退去命令→キャリア危機
→その場にいた自分のアシスタント、アンドリューと結婚します宣言
→アンドリュー葛藤→編集者へ昇進を条件に交渉成立
→移民局対策として、アンドリューの実家、アラスカ詣で
→実家は地元の大金持ちで、みんないい人
→ドタバタするマーガレット、次第にアンドリュー本人やその家族と交流
→マーガレット、今は亡き自分の家族を思い出し「こんな素晴らしい人たち、もうダマせない」
→結婚式は真実告白タイム→NYに逃げ帰り、帰国準備
→追いかけて戻ってきたアンドリュー、Will you marry me?
→気付いてみれば、たった3日で3年越しのクソ食らえ鬼上司と恋におちてしまったアンドリュー
→気付いてみれば、たった3日で年下の金持ち坊ちゃんと結婚していたアラフォー、マーガレット

同世代的に、美味しすぎるネタだったかも。
要するに、当初ビジネス提案だったプロポーズが、
アラスカ経由でホントの結婚プロポーズになってしまったというお話。

ちなみに、アラスカはニセモノで、ロケ地はボストンらしいです。

アラスカの田舎街、シトカ唯一人の男性ストリッパー(笑)ラモン。
ナイスTバックおやじがここにも!
「彼がいてよかった!」って、シトカ女性の趣味習慣が疑われませんか?
てか、羨ましすぎる。(爆
ビキニラインにfive o'clock shadow?が!

そんなシトカレディーの中でも、ピカイチなのはアンドリューのおばあちゃん。
天真爛漫のお人よし、かつ大胆で、流石は長老?という活躍っぷりでした。
心臓発作、絶対やらせだと思ってたら、やっぱり。期待を裏切らないトコがよい!(笑

アンドリューのチャーミー元カノ、嫌な役まわりかと思ったら、これもいい子。
美人で優しいお母さんも含めて、この辺の徹底ぶりもいい。
女性陣に敵がいると後味悪いですから。

曇っていたのはアンドリューのパパと、偽装結婚を証明したい移民局のオヤジくらい。
「北風と太陽」じゃないけど、人の心を開くのは暖かさなのですよね、ということで。

しかしなあ、いくらアラスカの田舎町でもあのネット環境はないだろうと思う。
コインで電話回線は。(爆

そんな、胡散臭くも微笑ましい映画でした。

Batman The Dark Knight のDVDを観ました

2009年11月06日 22時25分14秒 | 映画
劇場公開時、なんだかんだで見送ってしまったダーク・ナイト。
暗いとか、重いとかいう世間の評価もさることながら、一番の壁はビギンズでした。
あのニンジャ世界やクリスチャン・ベイルのバットマン見たあとでは…

と、二の足を踏んでいたのですが、やはり同様の理由で見送っていた友人ナージャがなぜか購入&絶賛のサントラを聞いているうちに、やっぱり観たいよ!熱が上り詰めてしまい、Amazonでクリックしてしまいました。

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以下、ネタバレ感想につき、未見の方はご注意ください。











面白かったです。色んな意味で。

一言で言うと、アメリカ人まっしぐら、という映画だったような。
オレたちはDark Knightなんだ!って、カタルシスあったのではと。

悪気はありません。今までKnight in shining armor(正義の味方)だったはずの母国が、最近ではぐんぐんグレイな?存在になっていて、色々とジレンマが多いのだろうと思います。生来のテロリスト、ジョーカーはアメリカ人が抱いているであろう様々な疑問を代表していたのかも。アメコミ・ヒーローのバットマンに向かって、self righteousness(独善的)といいきってしまう辺りは、自虐モードまで感じてしまいました。正義全開だったデントが、恋人の死でイカレてまっさかさま…というのも、昨日の友は今日のなんとやらで。とにかく、彼らのストレスがこの映画で少しでも発散できたのなら、祝福あれ、という感じ。

アメコミ映画化なのに、この暗さは何?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、60、70年代ならいざ知らず、80年代以降のアメコミは結構シリアス路線全開で、大人の鑑賞?に堪えるものもあります。そっち方向で観ると、かなり原作を意識して作られているのではないかと。もちろん、バットマン→リターンズ、その後に続くオリジナル?シリーズの色合いとは違っていますが、同じものを焼きなおすなら作らなくていいではありませんか。アメコミが勧善懲悪のお気楽ヒーロー話だったのはもう昔のことなのです。

てなわけで、個人的にはこのダーク・ナイト、結構気に入ってます。
アメコミ原作ものではシン・シティーの次に気に入ったかも。
最近のウルヴァリンや、いつぞやのデアデビルなんかも、このノリで作って欲しかったなあ。

映像面ではIMAXを使った、特撮やアクションシーンがやけにリアルで、かっ飛んでるアメコミというジャンルにおよそそぐわないような気もしますが、それはそれでまた楽しめました。懐かしいシカゴの街や、バットマンが草薙素子ジャンプする香港の合成シーンなんか、結構面白いです。

オヤジファンとして堪らなかったのは、ゴードンがバッチリ活躍してくれたこと。カッコいいよ、ゴードン。冒頭から暗~い流れだったので、最初はゴードンがマジ殉職したのかと思った自分が痛いです。(笑

とはいえ、レイチェルを吹っ飛ばしてしまったのには正直驚きました。今回のレイチェルはルックス的にスター・ウォーズのレイア姫系(またはスパイダーマンのMJ系)ミスキャスト臭がしていたのですが、いなくなってしまうととたんに惜しくなりました。

ミスキャストといえば、個人的なキャラ・イメージでは、殆どのキャスト、中でもブルースがどうしようもなく違和感炸裂だったのですが、もうこうなったら脳内フィルターかけまくりの妄想補正マックスで視聴。なんとかなるものです。クリスチャン・ベイルも皮を被ってしまえば、声がステキで気にならないし。

ブルースとレイチェルの関係といいますか、レイチェルはデントじゃなくて自分を愛していたと最後まで勘違いしていたブルースは、真っ暗なこの映画の中でクスッと笑えるワンポイントだったように思います。アルフレッドがレイチェルの事実上の遺書を焼いてしまったので、ブルースは永遠に悶々とするネタにことかかなくなりました。(笑

重い→切ない→複雑なカタルシス、のいわば長い2時間半でしたが、視聴後の気分は意外とスッキリです。ラストシーンでは、フィジカル/メンタル双方からの攻撃で疲れた目を癒す涙もひねり出すことが出来ました。テンパり続けるBGMも相まって、体育会系映画?みたいなとこも何気に気に入ってます。(爆

最後にナージャ、いつもネタの提供をありがとうございます。m(__)m

映画 Wolverine: X-Men Zero を観ました

2009年09月17日 08時06分57秒 | 映画
X-Men第一作目が公開された頃、思いっきりハマったウルヴァリン。
その後一、二年くらいアメコミ読書に燃えてリーフからTPBから読みまくり。
中古物件を大量に個人輸入したり、古本屋やアメコミショップ巡ったり…散財したなあ。

今回はそんなウルヴァリンのスピンオフ映画てことで、とても楽しみにしていました。

以下、ネタバレ感想につき、未見の方はご注意ください。
そうそう、例によってクレジット後にオマケ(宣伝)が入っているので
早まって劇場を出ないように気をつけましょう。











内容はOriginとWeapon Xを軸にしたウルヴァリンの前半生って感じなのですが、
Origin部分は最初の数分。個人的にアレはマイ・ウルヴァリンとして黒歴史なので
ダラダラやってくれなくて良かった。

その後、ローガン(ウルヴァリン)は、なぜか兄になってるクリード(セイバートゥース)と
手に手をとって逃避行。(笑

戦場を渡り歩きながら、ローガンとクリードの間の溝が深まっていく
オープニングが秀逸!

でもそれだけだったかも。_| ̄|○

確かに、ウルヴァリンがクリードやストライカー一派から執拗に追いかけられて
ヤラレてヤラレてヤラレまくるというのは王道だし、愛したシルバー・フォックスが殺されて、
復讐の為にウエポンX計画にのってアダマンチウムを注入されて裏切られ、
記憶を消されそうになって逃走した挙句、拾ってくれた老夫婦があっさり殺されて
しまったりと、せつな過ぎる点でもウルヴァリンぽいような気がします。
しますが、

とにかくヒュー・ジャックマンのローガンにはその苦悩や悲しみや絶望感が
イマイチにじみ出ていないといいますか、せっかく実写でウルヴァリンやるというなら、
「自分は獣か人間か」というローガン究極のお悩みを追いかけて欲しかったところ。


ジャックマンのウルヴァリンはカッコイイです。上腕なんとか筋とか、よく作ってあります。
アクションもバカバカしいくらい派手ですし、スッポンポン部分はDVDになったら
何度もしつこく見てしまいそうです。
納屋シーンではちょっとターミネーター思い出した。(笑)
やっぱりあの姿勢じゃないとポロリなんでしょうか。


でもなあ、なんといいますか、ウルヴァリンにしてはちょっと小奇麗で素直すぎる気が
拭えないんですね。もっと傲慢で、血走ってて、一方面倒見のいい人情派というのが
ウルヴァリンかなあと。小奇麗といえばクリードもですが、リーヴ・シュレイバーは
それなりにクリードを好演していました。ただ、こっちも…「お前はオレが殺す
だから今は…」ノリでローガンを助けるなんてセイバートゥースじゃないような。
延髄反射で生きているような異常っぷりをスクリーンでやるのは抵抗があったか。

設定で一番疑問だったのは、アダマンチウムで改造された時点で記憶を失っていない
ってとこかな。基本じゃないかと。(汗)そもそも、いくらクリードに復讐したいからって
自分からすすんで「やってくれ」っていうのもなんだかなあと思います。
ウルヴァリンはクリードに対して基本受身で、来れば撃退が常なんだし。

要するに、そもそも原作のWeaponXぽいのが見れるかなあなんて期待したのが間違い。
Barry Windsor-Smithの描く、重厚で壮絶で悲愴な名作WeaponXでは、
ローガンはカナダ政府の秘密組織に拉致され、本人の意思とは関係なく
兵器として拷問のような実験を繰り返されて、現実と悪夢、人間と獣の間を
行ったり来たりします。

ヒュー・ジャックマンのスタイリッシュなウルヴァリンではちょっと無理かもしれませんね。
てか、恋人が殺されたら埋葬して墓くらいつくろうよ。

まあ、文句いってもはじまらないのでその他気になったキャラについて一言。

デッドプール:
おしゃべり設定が生きていてよかった。も少しサイコ度高くてもいい。
ただ後半の扱いがアレでした。(汗)スピンオフするみたいですね。

ブロブ:
なぜかものすごくハマっていて笑えた。

ガンビット:
「チャーリーとチョコレート工場」かと!(爆
イメージ違いすぎ。でも、カード投げなどエナジーチャージ系のアクションはよくできていた。

サイクロプス:
ちょ、ちょっと扱いが酷すぎない?(汗
映画X-Menでも教授に次いでヘタレ化著しく不満だったけど、ここまで…(涙
原作では優等生ぶりをキープする為に命かけてるような生え抜きのリーダーなのに。

エマ・フロスト:
あの女王さまがシルバー・フォックスの妹とは。(茫然
まだ若いせいか、セクシーさが足りん。

教授:
ちゃんと出てくる律儀なパトリック・スチュワートに感激。
妙に艶々でちょっと怖い。(汗

ストライカー:
ミュータント狩りのためのミュータント実験という、目的意識が相変わらず陳腐すぎ。
映画X-Menワールドでこのキャラは致命的かも。

アダマンチウム:
宇宙金属だったとは!(爆

最後にもう一言。
ウエポンX計画のXはローマ数字の10って…モリソン節で来るとは…(汗。
今更ながらに堪えました。

次回作は日本が舞台(byジャックマン)とか。
やめた方がいいんじゃないかと思いつつ、見てみたい気もします。
マリコに結婚式ドタキャンされて涙する(袴姿の)ウルヴァリンを見てみたい。(爆