2021シーズンモデルのスキー板，試乗レポート…VOLKL RACETIGER SL

えー．
この土日の天気ですが．
やっぱり予想は極めて難しいですね…（涙）
というか．
冬から春にかけての天気図ではほとんど経験
したことが無い，停滞前線を伴う天気図で，
私の脳内データベースには，こんな天気図の時
志賀高原の天気がどうなるかは入ってません…（泣）

ってなことで．
土曜の昼間は，雨になるか雪になるか，
未だによくわかりません（泣）
ほんのわずかの予想ずれで，雨になるか
雪になるか，超微妙なポイントにいます．
微妙な何かが時折降りそうですが，
ずっと降りっぱなしじゃなく，降っても
時折パラパラ程度っぽい感じなのが救い…，
でも．午前中は風が強そう．
まぁ，焼額ゴンドラが止まるほどではないかと
思ってますが．

日曜は…朝のうちは雪がちらつくかもしれないけど，
リフト営業開始前後には止んで．
遅くとも昼，早ければ午前中から晴れるかも…？？
昨日は，午後から晴れの予想をしましたが．
もしかするともう少し早くから晴れるかも？？
朝に雪が積もってくれれば，意外といい日に
なるかもしれません．

まぁ，明日最終予想しますが．
今はもしかすると，
悪天候よりコロナウイルスの蔓延が
スキーヤーにとっては辛いかも…

ってなことで．
本日のメインは，2021シーズンモデルのスキー板の
試乗レポート，フォルクル編です．
…これは，先々週の志賀高原で試乗したもので，
かなりいい雪のコンディションで試せたものです…

では，どうぞ～！


○VOLKL RACETIGER SL 165cm







基礎小回り用

今シーズンモデルは，RACETIGER SL DEMOと呼ばれてましたが．
来シーズンは，DEMOの名前が取れるのか，
単にRACETIGER SLという呼称になるようです…
競技用は，RACETIGER SL WCという名称になるのかな？

このRACETIGER SLは，ガッツリ競技用のプレートが
付いたモデルではなく，rMOTIONのビンディングが
板直付けで着いており，競技用よりマイルドな感じ…


そして，165cmで127-68-103と，
サイドカーブは昨年のSL DEMOと
全く同じですね…

基本的に，今シーズンのSL DEMOから，
サイドカーブもビンディングも変わってません．

あ，競技用のSL WCとは，異なるサイドカーブに
なります．

とりあえず，履いてみると…
ビンディングに重さがあり，板自体に
驚く軽さはないけど，
滑った感じが，すごい軽く軽快！
ターンの前半からすっとたわんで
ターン始動してくれて．
そしてターンの仕上げで，
溜まった圧が気持ちよい早さで
ヒュンと戻ってくる，
いい感じのばね感があります．

ガッツリグリップしてずれを許容しない
SL競技用の重厚さより，基礎モデルっぽい
軽快さ，動かしやすさがあるモデル．

それなのに，ターン始動ですっとたわんだあと，
谷回りの早い段階からエッジの線に乗って，
きれいにカービングで回ってくる
オートマチック感があり，
さらに切り替えの際に適度に元気な
返りがあるので，切り替えもかなり
オートマチック．
しっかりエッジの線に乗ったまま，
深く回しこんでいくことができます．
そして，スピード耐性も結構高いです．
普通のゲレンデスピードなら，これだけあれば
十分な感じ．

それでいて，SL競技モデルほどグリップは
激烈ではないので．
板を動かしながら滑ることも可能．
ズラシのコントロールもいい感じに決まります．

ただ，オートマチックに回ってくる特性が
あるので，大回りは厳しいかな…
小回りスペシャルと割り切る必要があります．
大回りや，縦に落としていくターンは
不得意です．

とりあえず．
旋回性も高く，かなりオートマチックに
たわみに乗った深い小回りができるので．
強めの横Gに耐える体力と，
早めの板の返りについていく技術が
必要という，
決して楽にゲレンデを滑り降りる板では
ないけれども．
そこそこの技術レベルと体力がある人の
小回りスペシャルの板としては，
かなりおススメな感じの板でした…．