徒然スキーヤー日記

冬は毎週志賀高原レポート
夏は子連れダイビング情報
スキー試乗や旅行記の目次は「このブログについて」カテゴリー見てね

2025シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその26…OGASAKA TRIUN SL + SR585

2024-07-10 02:05:58 | スキー板試乗
本日,新幹線で某所に出張だったのですが.
新幹線で行きも帰りも2時間ちょいずつ
寝てられるから,睡眠時間短くても
カバーできるよね…

と,睡眠3時間で出かけたら.
緊急の仕事が降ってきて,新幹線の中で
やっつけざるを得ず.
ムチャクチャ睡眠不足の回らない頭で
出張先での打合せをこなさなくては
ならなかった,悲しいSkier_Sです.

そして,予想通り帰りの新幹線でも
寝られず(涙)

…コロナ禍以降,在宅勤務が普及した
のもあり,職場じゃないどこでも仕事が
できるようになった結果.
誰がどこにいるかとか気にすることなく,
どこまでも仕事が追いかけてくるように
なったのは,便利なのか不便なのか…

…まぁ.
新幹線に乗っている2時間ほど,
ずっとデッキに立って緊急リモート
会議に参加することになった過去に
比べれば,椅子に座ってられただけ
マシだ,と自分を慰めてみる.
(全然慰めにならないけど(涙))

ってなことで本題へ.
本日も書き溜めておいた2025シーズンモデルの
スキー板試乗レポート.
今日はオガサカ編です!


〇OGASAKA TRIUN SL + SR585 165cm











SL競技用

FISマーク付きの本格競技用SLモデル.
今シーズン,TC-Sの方がTriun SLより
強くなったんじゃないか?と思うほど
TC-Sの張りが強く感じたけど.

やっぱり履き比べると,Triun SLの方が
張りが強い感じ.

でも,コアが硬い突っ張る硬さというより,
メタルが強いバネ感がある硬さという感じで,
しっかり踏んでいくといい感じのたわみが
出て,トップからテールまでの長いエッジが
しっかり効いて,たわみに沿って強い
グリップでぐっと回っていく感じの板.

どっしりしていてグリップも強いので,
ずらして板を動かしていくというより
しっかりとグリップさせた中で滑って
行く板ですが…
フレックスがかなり強めの板のわりに,
サイドカーブのせいなのか,かなり
小さい半径でカービングできます.

うーん.
TC-SのSRプレートより張りが強く
感じるのに,Triun SLの方が小さい
半径で回っていく感じ…
なんでだろう??

ガッツリ強くてどっしりした板なのに,
比較的小さめの半径でグイングイン
回っていくという,脚力があればかなり
気持ちよく滑れる板.

小回り板としては板の重さもしっかり
感じ,重い春の雪でも板の重さで
ガンガン蹴散らして安定度高く滑り
降りていけて,春の荒れた雪での
安定感,高速での安心感は結構高い
です.

重さがあるのに,板のグリップと安定感が
しっかりしていて山回りがしっかり
仕上げられるのと,板を信頼できるので,
荒れた急斜面でも,安心して谷回りの早い
段階から板に「えいやーーー!!!」って
乗って切っていけます

ただ,この日の一ノ瀬ファミリーの正面バーン
は,朝で割と固めの急斜面だったのですが…
急だったので,スピードコントロールのために
ときどきずらしを入れようとすると,
グリップが強いからか,私の腕前ではあまり
うまくずらしが入れられず…
硬めの斜面の上に,緩んだモサモサが乗った
ところが混ざっているというような状態
だと,TC-Sの方がずらしてコントロール
しやすい分,乗りやすかったかな~…

とりあえず.
そこそこの中斜面を気持ちよくカービング
していく分にはいいけど.
急斜面でずらしを入れた小回りをしよう…
と思うと,結構手ごわくて,しっかりした
脚力と正確なポジションが必要となる
板なので,普通の人がゲレンデで
小回り用として履くには手ごわいかな…

体力,脚力を必要とする,かなりレベルが高い
小回り板でした.
コメント