このところ資料集めのため上伊那郡北部地域の図書館まわりをしている。南箕輪村あたりを盛んに歩いていた数年前から南箕輪村の図書館を何度か訪れたが、最近は箕輪町の図書館を、そして先日初めて辰野町の図書館を訪れた。今はどこの図書館も蔵書検索というものができるようになっているが、貸し出し禁止のものは登録していないのか、図書館によっては絶対蔵書としてあるはずなのにヒットしない本もある。半年ほど前『上辰野区史』なるものを郡内のすべての図書館蔵書検索をかけたのだが、どこも検索にひっかからなかった。そもそもどこかの図書館で見た覚えがあったから検索をかけてどこの図書館だったか探したわけだが、これではどこで見たか判明しない。伊那市立図書館でその本をカウンターで聞いてみると倉庫に保管してあって禁退本だと言う。とななれば別の図書館で見たはず。地元である辰野町の図書館には確実にあるとは思ったが、ほかの資料探しのため北へ向かって順次探していくことにする。次いで訪れた南箕輪村図書館にはなく、さらに北へ箕輪町図書館を訪れると見つかった。そこで「ここで見たんだ」とようやく気がついたわけであるが、残念ながら禁帯出。辰野町までは少し遠いことで、ここであきらめれてコピーサービスを受けることにしたが、これが綺麗にとってもらえなくて残念な結果。
そして数日後の辰野町図書館の初閲覧である。コピーサービスは受けたものの、借りられれば借りるつもりだった。ところがここでも禁帯出。ようは伊那市から北の4館のうち3館に求める本があったものの、すべて借りることは叶わなかったというわけだ。さすがに伊那市の図書館が最も蔵書数は多いという印象を受け、禁帯出のものにもあれば同じ本で貸し出しできる本も並んでいる。それでも一冊しか並んでいない地域出版物には禁帯出の本が目立つ。それでもまだまだ借りられる本が多い。同じことは箕輪町図書館でも言えて、複数本があれば一冊は必ず借りることができる。問題は辰野町図書館である。カウンター脇の目立つ場所に町内関係の出版物が並んでいるのだが、ほとんど禁帯出。目立つところに置いてある本がほとんど禁帯出というのもなんても言えない利用者泣かせ。もちろんそんな本を借りたいという人は少数なのだろうが、そもそも地域の図書館の価値は地域本を置いているというところにあるとわたしは思っている。旅をして時間に余裕があれば地域の本屋に寄ることが趣味であるが、もっと言えば図書館にも寄りたいもの。その目的はどこの図書館にでもあるような本を読もうと思ってのことではない。旅に出た場合は借りるなんていうわけにはいかないが、行動範囲の図書館なら借りることが可能だ。もっと言えばわたしのようにその自治体外の者ならともかくとして、地元の住民ですら借りられないということになる。
かつて地元の図書館のことを日記に記したことがある。そこの図書館は地域出版物を一般の人には目の触れられない部屋に囲って保存していて、依頼しないと閲覧すらできなかった。全てではなく、ものによっては一般の棚に並んでいたのだが、全てではなかった。それでもやはりほとんど禁帯出。地元ことを知りたいという人たちへの配慮はないのである。まだそれほど古くも無い本でも禁帯出になっていた辰野町図書館のあり方も、できればもう一冊用意して地元の人たちのために貸し出しできるようにするべきだというのが率直な思いだった。
さて地域出版物はともかくとして、辰野町の図書館にはシリーズものの本がけっこう揃っていて驚いた。もしかしたら伊那市の図書館より揃っているのかもしれない。いっぽう狭い建物を目一杯利用して蔵書を置いている箕輪町図書館は苦労されているという印象を受けたが、蔵書数は少ない。新しい建物ではあるが蔵書数の最も少なかった南箕輪村図書館。それぞれに特徴があるが、検索すればどこにあるか解る今は利用者にはありがたいことは確か。とはいえ本の価値が低下してきている時代で、これからの図書館はいかようになっていくのだろう。
そして数日後の辰野町図書館の初閲覧である。コピーサービスは受けたものの、借りられれば借りるつもりだった。ところがここでも禁帯出。ようは伊那市から北の4館のうち3館に求める本があったものの、すべて借りることは叶わなかったというわけだ。さすがに伊那市の図書館が最も蔵書数は多いという印象を受け、禁帯出のものにもあれば同じ本で貸し出しできる本も並んでいる。それでも一冊しか並んでいない地域出版物には禁帯出の本が目立つ。それでもまだまだ借りられる本が多い。同じことは箕輪町図書館でも言えて、複数本があれば一冊は必ず借りることができる。問題は辰野町図書館である。カウンター脇の目立つ場所に町内関係の出版物が並んでいるのだが、ほとんど禁帯出。目立つところに置いてある本がほとんど禁帯出というのもなんても言えない利用者泣かせ。もちろんそんな本を借りたいという人は少数なのだろうが、そもそも地域の図書館の価値は地域本を置いているというところにあるとわたしは思っている。旅をして時間に余裕があれば地域の本屋に寄ることが趣味であるが、もっと言えば図書館にも寄りたいもの。その目的はどこの図書館にでもあるような本を読もうと思ってのことではない。旅に出た場合は借りるなんていうわけにはいかないが、行動範囲の図書館なら借りることが可能だ。もっと言えばわたしのようにその自治体外の者ならともかくとして、地元の住民ですら借りられないということになる。
かつて地元の図書館のことを日記に記したことがある。そこの図書館は地域出版物を一般の人には目の触れられない部屋に囲って保存していて、依頼しないと閲覧すらできなかった。全てではなく、ものによっては一般の棚に並んでいたのだが、全てではなかった。それでもやはりほとんど禁帯出。地元ことを知りたいという人たちへの配慮はないのである。まだそれほど古くも無い本でも禁帯出になっていた辰野町図書館のあり方も、できればもう一冊用意して地元の人たちのために貸し出しできるようにするべきだというのが率直な思いだった。
さて地域出版物はともかくとして、辰野町の図書館にはシリーズものの本がけっこう揃っていて驚いた。もしかしたら伊那市の図書館より揃っているのかもしれない。いっぽう狭い建物を目一杯利用して蔵書を置いている箕輪町図書館は苦労されているという印象を受けたが、蔵書数は少ない。新しい建物ではあるが蔵書数の最も少なかった南箕輪村図書館。それぞれに特徴があるが、検索すればどこにあるか解る今は利用者にはありがたいことは確か。とはいえ本の価値が低下してきている時代で、これからの図書館はいかようになっていくのだろう。
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