寺島家への道!!

子どもの成長と家族の成長をつらつらと

お別れ

2006年10月11日 22時41分34秒 | 2006年10月

 実家には10年前に家族の一員となったシェットランドシープドッグの『アンズ』がいた。1 歳で家族の一員となりそれから10年間、響生や音琶の面倒を見てくれたり、成長を見守ってきてくれた。昨夜11歳と3ヵ月の生涯を閉じた。今年の7月、心臓の持病が悪化して、一時呼吸困難になり、医者からはいつどうなっても悲しまないで下さいと、言われた。あれから3ヵ月。きっと苦しかったのだろうと思う。病気が悪化するにつれ、電話が鳴っても気付かずに、人が来ても、玄関のチャイムが鳴っても吠えもせず元気が無くなっていった。涼しくなって少し楽になったかな、と思った矢先だった。 Photo_26

 アンズが我が家に来たとき、僕は上田で一人暮らしをしていて、休日に実家に帰る度 『誰よアンタは?』と凄い勢いで吠えられた。段々吠えなくなり『この人は家族なのね』と認めてくれるようになった。しばらくすると眼鏡をかけた女性が出入りするようになり、またまPhoto_23 『この女性はあなたの家族なのね』と認めてくれて吠えなくなった。またしばらくすると今度は小さい男の子が一緒に来るようになる。『あんた、私のお母さんになんでそんなに可愛がられるのよ?』と男の子を吠えるようになるが、逆に男の子に追い掛け回され返り討ちにあう。『この子もあなたの家族なのね、しょうがないわね』と成長を見守るようになる。昨年さらに女の子の赤ちゃんが一緒に来るようになる。『きっとこの赤ちゃんもあなたの家族でしょ』と吠えずに興味を持つようになった。

 一昨日奥志賀高原に遊びに行ったとき、ふと『そういや、響生と一緒に アンズも毎年ここを走っていたな。もうここを走り回るアンズの姿は見られないのかな。』と寂しくなってしまった。Photo_24

 今日会社から帰ってきて響生に話をした。神妙な顔つきで聞いていたが、全てを理解するには至らなかったと思う。ただ、きっと、桐原の実家に遊びに行った時『あれ、アンズちゃんは?』と首をかしげるだろう。Photo_25

 今朝6時頃実家に行き、アンズに会って来た。まだ少し暖かく、耳をくす ぐるといつものようにあくびをするんじゃないかと思った。さようならアンズ。楽になった体で思いっきり走ってくれ。僕も妻も響生も音琶もずっと君を忘れないからな。本当に今までありがとう。

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