Graceful Distortion

ゲイの管理人が発信する平々凡々な日々の出来事&映画その他興味のある事

思い出の1枚(9)

2005-04-05 00:00:31 | Weblog
思い出の1枚です。ついに第9弾を迎えました。
閉鎖前にワンサカ紹介していきますんで、80年代洋楽が
好きな人はどしどしカキコよろしくお願いしますね~。

今回紹介するのはThe Power StationのThe Power Station
です。

ではThe Power Stationというバンドは・・・・。

80年代ブリティッシュインベージョンを引っ張っていた
デュラン・デュランのジョン・テイラーとアンディ・テイラー、
当時最先端ファンク/ロックバンド、シックのトニー・トンプソン、
そして孤高のブリティッシュロッカー、ロバート・パーマー
という強者どもが集結したプロジェクトバンドです。

トニー・トンプソンの力強いドラムで幕開けるオープニング曲、
Some Like It Hot、ファンク色が強いMurderess、アンディーの
ギターが印象的なCommunication、T-Rexのカバー曲Get It On、
ロバート・パーマーがセクシーに歌う締めのバラード曲、
Still In Your Heartなど、アルバム全体にメリハリがやや
欠けますが、捨て曲無し、今聴いても全く時代を感じさせない
直球勝負の素晴らしいロック/ファンクアルバムです。

アルバム制作当時はあのアイドルバンドのプロジェクトに
なぜ玄人好みのロバート・パーマーや実力派バンドの
トニー・トンプソンが参加したのか?と不思議に思われていた
ようです。しかし、ミュージシャンとして新たな挑戦を
考えていたアンディーとジョンのラブコールに兼ねてから
Duran Duranの音楽性を高く評価していた2人が「一丁好きに
暴れてみるか」と粋に応えることにより、単なるユニットを
超えた質の高いアルバムを完成させました。

思いがけない大ヒットの波に乗り、その後バンドはツアーに
出ますが、ロバート・パーマーは不参加。代わりに
マイケル・デ・バレスが参加します。シュワルツェネッガー
主演の「コマンドー」の主題歌に新曲を提供や、マイアミ・
バイス、サタデーナイト・ライブに出演などその後しばらく
音楽活動を続けます。

2年後ジョン・テイラーはDuran Duranに戻りますが、
アンディーは脱退、プロデュース業を始めます。トニー・
トンプソンはスタジオミュージシャンとして、またシック
のメンバーとして活動を続けます。ロバート・パーマーは
あの大ヒットアルバム制作を開始します。

・・・・・「思い出の1枚(10)」に続く。