もう気がつけば1月も下旬。
ようやくデータ処理が終わりましたので、九州一周の旅の様子を。
今回の年末年始、そもそも何で九州に行ったのか?というところからまず説明します。
①北海道行き寝台特急が全て運休
→青函トンネルの新幹線工事のためで、DD重連の撮影ができないのであれば
わざわざ寒いところへ行ってもしゃーないなと
②Qの特急乗りつぶしを一度やってみたかったから
→6年前の富士、はやぶさで九州へ行った際、
車両本体に手間かけて整備しているところに好感をもった
③②の乗りつぶしに適した「アラウンド九州きっぷ」の存在
とまぁ、こんな理由で九州へ行ってきました。
(乗りつぶしスタート地の博多までは往復空路でした)
一日目
博多→由布院→大分→宮崎→鹿児島中央のルート。

由布院へ行くならもちろん「ゆふいんの森」。
Qの元祖観光列車であり、有名温泉地へ向かう直通列車だけあって満席。
特徴でもあるハイデッカーからの眺めはグッドでした。
あ、「由布院」と「湯布院」の表記混在、ややこしいっちゅうねん!

大分から宮崎までは「にちりん」
Q新幹線全線開通によってリレーつばめから転じた787系(手前のグレー車両)。
この独特なフォルム、Qの中で一番好きな車両です。
この後、宮崎から「きりしま」に乗り換え、一日目の目的地鹿児島中央へ到着。
二日目
この日は鹿児島中央→隼人→吉松→人吉→阿蘇→熊本のルート。
そして、個人的には隼人からの肥薩線に関心が高かった。
鹿児島中央から特急「はやとの風」。
途中、隼人から肥薩線に入り吉松を目指すが、ここから観光列車の本領発揮。

明治時代に造られた駅舎がそのまま残っている嘉例川駅。

こちらもレトロ感漂う大隅横川駅。
こうしたタイムスリップしたような感覚になる駅ひとつひとつに7~8分ほど停車し、
客室乗務員が記念撮影のお手伝い。
終着吉松からは快速「しんぺい」。

この列車、人吉までのたった4駅を1時間20分ほどかけて進むのだが、
日本一の車窓を謳う霧島連山ビューポイントで停車したり
(↑写真撮ったものの、霞んでいて白飛びしてしまい何だかわからん写真なので掲載略)

↑日本で唯一、スイッチバックとループ線が混在する大畑駅を見下ろすポイントで停車したり
と何気ない風景を観光スポットと仕立て、そこに至るまでの移動手段を観光列車を走らせ、
客室乗務員がその土地、場所の説明をアナウンスしていく、なかなかイカした列車。


↑思い思いの位置で写真を撮り、客室乗務員が発車を告げると
みな一斉に車内に戻る、なんだか遠足気分にも似た感覚を味わいながら人吉へ向かう。
ちなみにこのしんぺい、指定席は完売、自由席も埋まって満席。
かなり人気の高い観光列車です。

↑右側が乗ってきたしんぺい。左がこれから乗る九州横断特急(構内通路から撮影)。
九州横断特急で阿蘇まで行って、噴火している阿蘇山を駅から眺め、
この日の宿泊地である熊本まで戻った。
三日目
この日は乗りつぶし最終日。
熊本→新鳥栖→長崎→佐世保→博多のルート。

初めて乗った九州新幹線。

↑木目調で「目に優しい」感ある車内。
写真には写っていないが、ブラインドは簾状で和風テイスト。
新鳥栖から「かもめ」で長崎へ向かい福砂屋のカステラをお土産で購入。
(さすがは福砂屋のカステラ。甘すぎることなく、一本一人で食べても飽きませんでした)
長崎から海沿いを佐世保へ。

佐世保に来たからにはもちろん佐世保バーガーを頂きました。

乗りつぶし最後の特急は「みどり」。
これに揺られて博多に戻り、ぐるりと九州一週完了。
博多に着いたのが16時半頃とまだ明るく、宿に行っても暇なので、
九州新幹線で鹿児島中央往復し、
アラウンド九州きっぷをこれでもかと言わんばかりにモト取って、一周旅の本当の完了。
こんな感じの九州一週旅行でしたが、最後に印象に残ったことを何点か。
・観光列車がとにかく面白い
→点在する観光スポットの近くで停車したり減速したり、
また、客室乗務員のアナウンスもタイミングどんピシャでしゃべりも上手い!
(たぶん、本番環境で相当回数を重ねた訓練を受けているのだと思う)
・また来て下さいね!という気持ちが伝わってくる
→地理的に、首都圏、関西圏のように黙っていても客が乗ってくる、
という地域が少ないため、鉄道事業は「良くてトントン」らしい。
それでも「車両本体に手間ヒマ、そしてカネもかけて」整備し、
また乗りたくなる列車を走らせているのは素晴らしいとしか言いようがない。
小さな田舎駅でも、特急列車が発車する際、駅員が頭を下げて見送る姿勢も印象的だった。
言い換えれば、「おもてなし精神」を隅々に感じることができるってこと。
・列車を「ツール」とした「地域活性化」
→肥薩線の矢岳駅にはD51が保存されているのだが、
ここに地元の方が観光列車の到着を待ち、見学に来た人たちの記念撮影のお手伝いや
保存車両の説明もしている。
また、今回は直接見ることはなかったが、
「ななつ星」走る沿線、停車駅では、地元の方たちが手を振ったり旗を振ったりして
笑顔でななつ星を見送ることをやっている
→いつの何時にななつ星が来るから、みなさんお出迎えよろしく的な張り紙あり。
九州に来てくれた人たちを暖かく出迎え、また来て下さいねとお見送りする
当然、そうしてもらった人はまた九州に行きたくなる、地域が元気になる の構図。
数ある観光資源、地元の方々、そしてQの列車。
これら3つが上手いことリンクして人を呼び寄せる。
オレも「また九州に行きたいな」と思った一人となりました。
GWにもアラウンド九州きっぷ発売されないかな?
ようやくデータ処理が終わりましたので、九州一周の旅の様子を。
今回の年末年始、そもそも何で九州に行ったのか?というところからまず説明します。
①北海道行き寝台特急が全て運休
→青函トンネルの新幹線工事のためで、DD重連の撮影ができないのであれば
わざわざ寒いところへ行ってもしゃーないなと
②Qの特急乗りつぶしを一度やってみたかったから
→6年前の富士、はやぶさで九州へ行った際、
車両本体に手間かけて整備しているところに好感をもった
③②の乗りつぶしに適した「アラウンド九州きっぷ」の存在
とまぁ、こんな理由で九州へ行ってきました。
(乗りつぶしスタート地の博多までは往復空路でした)
一日目
博多→由布院→大分→宮崎→鹿児島中央のルート。

由布院へ行くならもちろん「ゆふいんの森」。
Qの元祖観光列車であり、有名温泉地へ向かう直通列車だけあって満席。
特徴でもあるハイデッカーからの眺めはグッドでした。
あ、「由布院」と「湯布院」の表記混在、ややこしいっちゅうねん!

大分から宮崎までは「にちりん」
Q新幹線全線開通によってリレーつばめから転じた787系(手前のグレー車両)。
この独特なフォルム、Qの中で一番好きな車両です。
この後、宮崎から「きりしま」に乗り換え、一日目の目的地鹿児島中央へ到着。
二日目
この日は鹿児島中央→隼人→吉松→人吉→阿蘇→熊本のルート。
そして、個人的には隼人からの肥薩線に関心が高かった。
鹿児島中央から特急「はやとの風」。
途中、隼人から肥薩線に入り吉松を目指すが、ここから観光列車の本領発揮。

明治時代に造られた駅舎がそのまま残っている嘉例川駅。

こちらもレトロ感漂う大隅横川駅。
こうしたタイムスリップしたような感覚になる駅ひとつひとつに7~8分ほど停車し、
客室乗務員が記念撮影のお手伝い。
終着吉松からは快速「しんぺい」。

この列車、人吉までのたった4駅を1時間20分ほどかけて進むのだが、
日本一の車窓を謳う霧島連山ビューポイントで停車したり
(↑写真撮ったものの、霞んでいて白飛びしてしまい何だかわからん写真なので掲載略)

↑日本で唯一、スイッチバックとループ線が混在する大畑駅を見下ろすポイントで停車したり
と何気ない風景を観光スポットと仕立て、そこに至るまでの移動手段を観光列車を走らせ、
客室乗務員がその土地、場所の説明をアナウンスしていく、なかなかイカした列車。


↑思い思いの位置で写真を撮り、客室乗務員が発車を告げると
みな一斉に車内に戻る、なんだか遠足気分にも似た感覚を味わいながら人吉へ向かう。
ちなみにこのしんぺい、指定席は完売、自由席も埋まって満席。
かなり人気の高い観光列車です。

↑右側が乗ってきたしんぺい。左がこれから乗る九州横断特急(構内通路から撮影)。
九州横断特急で阿蘇まで行って、噴火している阿蘇山を駅から眺め、
この日の宿泊地である熊本まで戻った。
三日目
この日は乗りつぶし最終日。
熊本→新鳥栖→長崎→佐世保→博多のルート。

初めて乗った九州新幹線。

↑木目調で「目に優しい」感ある車内。
写真には写っていないが、ブラインドは簾状で和風テイスト。
新鳥栖から「かもめ」で長崎へ向かい福砂屋のカステラをお土産で購入。
(さすがは福砂屋のカステラ。甘すぎることなく、一本一人で食べても飽きませんでした)
長崎から海沿いを佐世保へ。

佐世保に来たからにはもちろん佐世保バーガーを頂きました。

乗りつぶし最後の特急は「みどり」。
これに揺られて博多に戻り、ぐるりと九州一週完了。
博多に着いたのが16時半頃とまだ明るく、宿に行っても暇なので、
九州新幹線で鹿児島中央往復し、
アラウンド九州きっぷをこれでもかと言わんばかりにモト取って、一周旅の本当の完了。
こんな感じの九州一週旅行でしたが、最後に印象に残ったことを何点か。
・観光列車がとにかく面白い
→点在する観光スポットの近くで停車したり減速したり、
また、客室乗務員のアナウンスもタイミングどんピシャでしゃべりも上手い!
(たぶん、本番環境で相当回数を重ねた訓練を受けているのだと思う)
・また来て下さいね!という気持ちが伝わってくる
→地理的に、首都圏、関西圏のように黙っていても客が乗ってくる、
という地域が少ないため、鉄道事業は「良くてトントン」らしい。
それでも「車両本体に手間ヒマ、そしてカネもかけて」整備し、
また乗りたくなる列車を走らせているのは素晴らしいとしか言いようがない。
小さな田舎駅でも、特急列車が発車する際、駅員が頭を下げて見送る姿勢も印象的だった。
言い換えれば、「おもてなし精神」を隅々に感じることができるってこと。
・列車を「ツール」とした「地域活性化」
→肥薩線の矢岳駅にはD51が保存されているのだが、
ここに地元の方が観光列車の到着を待ち、見学に来た人たちの記念撮影のお手伝いや
保存車両の説明もしている。
また、今回は直接見ることはなかったが、
「ななつ星」走る沿線、停車駅では、地元の方たちが手を振ったり旗を振ったりして
笑顔でななつ星を見送ることをやっている
→いつの何時にななつ星が来るから、みなさんお出迎えよろしく的な張り紙あり。
九州に来てくれた人たちを暖かく出迎え、また来て下さいねとお見送りする
当然、そうしてもらった人はまた九州に行きたくなる、地域が元気になる の構図。
数ある観光資源、地元の方々、そしてQの列車。
これら3つが上手いことリンクして人を呼び寄せる。
オレも「また九州に行きたいな」と思った一人となりました。
GWにもアラウンド九州きっぷ発売されないかな?