夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

題詠:橋

2006-07-15 | poetry


   橋

その街にはたくさんの橋が架かっていて
ぼくらはどの橋の上で会うか
いろいろ話し合うのが決まりだった
わざわざ遠回りするようなこともあった

急いでみたり、ゆっくり歩いてみたり
君のことを考えたり、川の表情を眺めたり
さまざまな形の橋が
ぼくの気持ちに語りかけるようだった

長すぎる話の後に
ぼくは君と別れて、その街を出た
列車が赤茶けた鉄橋を渡るとき
全部の橋が一瞬見えて
ぼくの後ろに飛び去って行った



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4 コメント

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なんか懐かしい風景ですね (ぽけっと)
2006-07-17 12:46:34
私が大人になるまで住んでいた家は川の近くにあって、橋は毎日通る道でした。

なんか石造りみたいな?昔ながらの橋で、そういう橋が当然ちょっと上流にも下流にもあるわけで、それぞれの橋の表情が違うなあ、て子供心に思ってました。
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なつかしいですね (夢のもつれ)
2006-07-17 23:25:23
橋ってお題をもらったときになんか昔見慣れた橋を思い出して、それですごくめずらしいんですが、男性1人称の詩になりました。



よく似たものでも昔の橋にはそれぞれ表情がありますね。
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勝手なイメージ (いちご)
2006-07-19 10:22:40
が、頭に浮かんでしまうのw

外国の夏みたいな~。

この前京都の嵯峨野で閉鎖されていた橋を見ました。

私の生活に橋ってあんまりなかったのだけど、

これからちょっと橋を意識してみようかなと思いました
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いいですね (夢のもつれ)
2006-07-19 13:46:41
外国の夏……いいイメージですね。



私の詩がいろんな想像が膨らむきっかけになれば本望です
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