夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

題詠:引越し

2006-04-26 | poetry
   引越し ほこりで荒れた指で ティカップを一つずつくるんでいく 何も考えずに そう言いきかせながら 道端に引きずり出されたソファに 陽が当たって古ぼけて見える あのしみはわがままなあたし このほつれはそそっかしいあなた むき出しになって目を背ける 夜明けの青さを教えたカーテンがないと 部屋は裸になったみたい あたたかく包んでくれたあなた 恥じらっていたあたし よそよそしい顔に変わって . . . 本文を読む