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散歩 ◆新潟市のあたり

日々綴り 新潟市のあたりから

「乃木坂派」

2013-10-24 21:21:06 | 本、映像・音楽
   乃木坂派

乃木坂46の写真集
カメラは四人の女性が撮っています。

テーマは
お嬢さんたちの臨海学校アルバム
6thシングル「ガールズルール」の延長線。

レイアウトは
アルバム・写真集としては良く出来ています。
青山裕企調を思わせるものもあります。
ただ、「アイドル写真集」として位置づければ否定派が出てくる。

「写真集」ではこのレイアウトは珍しいものではなく
「臨海学校」の雰囲気を伝えるアルバム的にもよく出来ています。

ただ、「アイドル写真集」として見るならば別。
にこっと笑った、かわいいと感じられる顔のはっきり写った大きな写真が
ベージをめくる度に出てきて、
出来れば好きな娘が沢山。
と、いうものが求められるでしょう。
彼らは「写真集」と云うものは見ないから。

6thシングル「ガールズルール」の延長線で
それをスチールでやろうという企画でしょう。
うれしいでしょうね。こんなアルバムが渡されたら。

まぁ、「アイドル写真集」としての妥協点として
グループの、「ガールズルール」フロントのメンバーカット数を多くすることでしょう。
そして、やっていますね。


この「写真集」は「アイドル写真集」として見てはいけません。
ノスタルジー、無邪気、清楚。
お嬢さんたちの夏の情景。
その空気を感じるためにまとめられています。

「グラビア美少女の時代」

2013-09-10 21:37:18 | 本、映像・音楽
「グラビア美少女の時代」(集英社新書ヴィジュアル版)

細野晋司氏の写真200点と
山下敦弘 仲俣暁生 濱野智史 山内宏泰 福川 芳郎 鹿島茂などが
「グラビア」をアイドル、出版文化などから論評。

おもしろいです。

論評の表題をひろっていくと
・地上から5センチ浮遊する存在
・「激写」から遠く離れて
・アイドルと写真、そのメディア論的考察
・もっとも「写真的な表現」
・グラビア写真からアートが生まれるのか
・イメージは常に選択的である

もっとも「写真的な表現」でグラビア写真の視点を評し
次の
グラビア写真からアートが生まれるのか で
商業写真はアートとして評価されることはないだろうかと書き
「アート」の誤解、受け手側の営為、写真展論評の不足の現状をみせ
それを打開する試みを紹介していく。
ファッション写真がアートとして認められた背景が語られてもいる。

アイドルグラビアの新書だと思うと少し違っていて
中身で想定されているのは
ある程度アート、写真について知っているひとを想定したものとなっている。
知らないとわかりにくい表現もある。
その方面に興味のある方は手にとってみるとおもしろいと思う。

「美しいヌードを撮る」

2013-09-05 21:52:18 | 本、映像・音楽
「美しいヌードを撮る」 ハナブサ・リュウ著 平凡社新書

撮る機会は少ないでしょうね。
でも非着衣のポートレートというみかたもありです。

本書の構成は

レッスン1  ヌードフォトの魅力
1 肉体の美しさを撮る──ヌードフォトとは何か
2 私の「ヌードフォト」への思い
3 西洋美術のなかの「ヌード」

レッスン2  まず「ひと」を撮る
1「ひと」を撮ることの大切さ
2 ヌードフォトに必要な技術──光・被写界深度・レンズ
3 作品に必要な「緊張」と「感情」

レッスン3  撮影の前に必要なこと
1 どうやってモデルを見つけるか
2 カメラ機材と撮影アクセサリーをどうするか

レッスン4  いよいよ「ヌードフォト」を撮る
1 自然光を使いこなす
2 光をコントロールする技術
3 どうやってポーズをつけるか

レッスン5  さらに美しい「ヌードフォト」を撮る 
1 光をさらに使いこなす
2 ディテールを研究する
3 動きのなかの美しさを逃さない

レッスン6 「ヌードフォト」作品をつくる
1 写真を選ぶ、写真を組む
2 テーマを決める、イメージをつくる
3 応用編

レッスン7 すぐれた「作品」から学ぶ
1 見たものを、自分の人格で表現する
2 素晴らしい写真家たちの「作品」


撮れそうでしょ。
「レッスン2  まず「ひと」を撮る」から読みはじめるのも良いです。

MV、PV

2013-08-29 21:36:02 | 本、映像・音楽
この夏も色々なMV、PVをみています。
私はスチールなのでムービーを撮るためというよりも
その構成の仕方、
スチールで撮るときにいかせるように色々と

まち歩きの途中
古町オレンジローソンで流れていたMV
「ガールズ ガールズ(乃木坂46)」
少女たちの最後の夏休みのものがたり。
一昔前、ニ昔前?
そんな頃につくられていたテレビドラマにデジャブ
映像はきれいに撮っている。

もうひとつは
「恋するフォーチュンクッキー(AKB48)」のカップリング
「SF少女ドラマシリーズ ADS77」
その昔あったNHKの少年ドラマシリーズの雰囲気を持ちながらの
三幕の演劇仕立て。
一本だけ見るならばType Kかな。

売り方にでんでんはあるけれど
売れる量の予想がたって、それに対して経費が使えるから
MV、PVに投入量、バリエーションはある。
斬新さは求めるべきではないが
伝える方法として見ることが出来る。
そして、批判を見ることによって
視点位置を見ることも出来る。比較的安価に

「フォトテクニック デジタル2013年9月号」

2013-08-22 21:41:14 | 本、映像・音楽
   フォトテクニック デジタル2013年9月号  玄光社

今号の特集は
「窓際のテクニシャンに学ぶ
自然光を活かした
屋内ポートレート撮影講座」
他の写真誌ではここまではやってくれないなぁ

「時代を越えて、今なお惜しまれる
早世の写真家たち」
撮影の幅を広げるにはこういうの見ておかなきゃな

「ポートレート対決」
17歳をこんな風に・・・

この雑誌はポートレートを中心に組まれています。

「CAMERA magazine 2013.9」

2013-08-21 21:40:45 | 本、映像・音楽
    CAMERA magazine 2013.9  エイ出版社

月刊化された第二号
今月の特集は
「プレミアムコンパクトカメラの快楽」
「銀塩コンパクトワールド」
と、カメラ記事

そして、「写真の醍醐味はスナップにある」

それまでの巨大なカメラからLeicaの登場による写真の変化
スナップショットには以外に一眼レフは使いにくい。
特集のプレミアムコンパクトカメラは
これに使うに適正が高い。

「これが中藤流スナップ術だ」(日本写真学院「ストリートスナップゼミ」)

この光景など新潟市中央区古町で時々見かける。

取材やカメラで撮られ慣れている人たちには
「大きなカメラ」というはったりが昔から必要であるが
一方、自然な表情も構えない姿を捉えるには
「小さなカメラ」が適していることも云われる。

一眼レフは次々と新型に切り替わるけれど
Mを代表とするレンジファインダーは50年前の機種も使われ続けている。
それぞれに適性があるからなんだろう。

重くても連写性能の高いカメラの必要なひともいるし、
シャッター音の小さな動作の速いカメラの必要なひともいる。
色々

この雑誌は(ストリート)スナップに視点を置いている。

「永遠の0」

2013-08-01 21:32:50 | 本、映像・音楽
    永遠の0 百田 尚樹著

「でも、特攻隊ってテロリストらしいわよ」
「特攻隊員の手記を読みますと、多くの隊員が宗教的な殉教精神で・・・。
戦前の日本は・・・、・・・当然かもしれません。」
(自称)ジャーナリスの奴らめ
表面的なことしか見ず、資料を読み込む力もない。

この本は零戦のパイロット 宮部久蔵を描きながら、あの戦争の時代を追う。

読みながら、いくつも知っている場面が出てくる。
もちろんその場にいたはずはないし、見たことはない。
この理由は巻末の主要参考文献を見てわかった。
そのほとんど読んでいたのだ。

太平洋戦争を 零戦の時代を通しで描くことは難しい。
それが宮部久蔵を創り、本作で描かれていた。
「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」
当時この言葉を言い続けることの意味。
その彼が終戦直前特攻で死んだ。

本書「第七章」にこんな一節もある
「穿ちすぎかもしれないけれど、・・・。
どうやって敵を撃ち破るかではなくて、
いかにして大きなミスをしないようにするかということを
第一に考えて戦っている気がしてならないの。・・・」

資料を読むとこの感想を持つことは不思議はない。
この本を読んで、あの戦争の資料にあたる。
それも良いのではないか。
表面的なものだけしか見ていない声の大きなものや、
思い込みだけで語る(自称)ジャーナリスたちを見分けるためにも。

「残月・みをつくし料理帖」

2013-06-25 21:20:16 | 本、映像・音楽
   残月・みをつくし料理帖  高田郁 著
 
第七冊の「涙」の刊からの第八冊

残月 - かのひとの面影膳
彼岸まで - 慰め海苔巻
みくじは吉 - 麗し鼈甲玉
寒中の麦 - 心ゆるす葛湯 の四編
そして
特別収録 秋麗の客

涙からの新しい時へ
再会と「つる家」の決意、新しい世界。

沢山の伏線を織り込んだ第八冊
期待は「希望」「自信」
涙の向こう側
・・・もう次の章が楽しみになっています。

「フォトテクニック デジタル 2013.JUN.」

2013-05-21 20:55:04 | 本、映像・音楽
玄光社の出している月刊写真雑誌
フォトテクニック デジタル 2013年6月号は
「特集」
"夜ポ"始めませんか?
ポートレート ナイトシューティング事始め
「グラビア特集」
NUDEはどこへ向うのか?
××的裸婦写真

魅力的な夜とポートレート
昨今のデジタルカメラならばこそ
今まで、魅力を感じながら撮ることの出来なかった
夜のシチュエーションフォト
アフーローチのヒントに素敵な特集企画。

もうひとつはグラビア特集NUDE
この特集の書き出しを転載
「ポルノとアートの境目はどこなのか?
そうした交渉な議論をするつもりはない。
ヘア解禁以降、表現としての「ヌード写真」は、
過激さへの挑戦、
明るくキュートなヌードへの反転、
そして変わらぬ「曲線や起伏の美」の追求
という道をひた走ってきたが、
ネット社会の到来による趣味の多様化の表現と
コミュニティの拡大、性的少数者による
"カミングアウト"の日常化・・・
といった時代背景を反映して、
「裸」イコールこれまでの捉え方の
「ヌード写真」・・・とは言いきれなくなってきた。」
多様化、多彩なエロティシズム表現
カテゴライズは無意味かもしれない
そんな「裸婦写真」と新しい表現への待望

そう、連載の「ポートレート対決」も
第2回私的写真集選手権も良い調子。

「その街のこども 劇場版」

2013-05-17 05:54:17 | 本、映像・音楽
映画「その街のこども 劇場版」

阪神・淡路大震災から15年
NHKで放送されたドラマが反響を呼び、
劇場版として新たな映像を含む再編集バーションとして公開されたもの。

実際にこどもの頃に震災を経験しているふたりの演技
優しさをこめた脚本

震災を体験し、その街を離れたふたり、
あらためてそれに向き合おうとするふたりに寄り添って物語が進みます。

2000円の焼き芋の話から
市場原理なんだけれど、それに対する捉え方の違い
「ひとの人間関係めちゃめんちゃんにしやがって」

ひとりだけ助かってしまった友達のお父さんの話
「なんであんないいおっちゃんがぼろぼろになるまで苦しまなあかんね」


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2004年10月の中越大震災
大きな火災の発生はなかった。
ガスと電気の復旧は慎重に行なわれた。
阪神・淡路の教訓があったのではと思っている。

2004年7月三条を中心とした水害の時
ボランティアを装い、高額な費用を要求した話
床下を乾かさなければならないと
石灰では効果がないからと
シリカゲルを大量に撒くと云う高額な費用を要求した話

中越大震災では
マスコミの取材姿勢に憤慨した話が聞こえてきた。
一方、地域に密着した情報媒体がクローズアップされた。

いろいろ思い出す
非被災者として存在する自分。