散歩 ◆新潟市のあたり

日々綴り 新潟市のあたりから

ライブ映像

2016-04-21 17:24:27 | 本、映像・音楽
BABAYMEATLのニューアルバム
METAL RESISTANCE初回生産限定盤にはライブDVDがついています。
今までのものにもまして鮮明な映像です。
ステージ後方から二台のカメラの映像インサートが効果的なライブ感。
ライブ映像。
野外ステージでのカメラ配置はこのかたちが多いですね。
「LIVE IN LONDON - BABAYMETAL WORLD TOUR 2014-」や
BABAYMETALではないですけれど2011年のa-nationなどでも似た配置。
ステージライブではこれが効率が良いと云うことなんでしょう。

一方、
「LIVE AT BUDOKAN ~RED NIGHT & BLACK NIGHT APOCALYPSE~」
「LIVE ~LEGEND 1999&1997 APOCALYPSE」など
奥行きのあるステージ構成ではカメラの配置に制限が出るのか
異なる印象のライブ、ショーの印象が強くなる。


マルチカメラでその勢いを撮るムービーと
スチールカメラの役割は当然異なるわけ。
ライティングによる演出の大きなライブと
野外ステージライブでは撮り方も異なるわけ 当然なのだけれど。
でもライブ感をどのようにあらわすか、
プレイヤーと撮影側の感覚の差異をどのように捉えるか、
常に色々見ておかなければ。
・・・出来れば両側の視点で撮りたいのだけれど。

「SKETCHES OF TOKYO MEISA FUJISHIRO」

2016-03-17 23:10:10 | 本、映像・音楽
「SKETCHES OF TOKYO」 藤代冥砂 青幻舎 2016.02.01発売

高層ホテルの一室で撮影された53人の女性モノクロヌード写真集

この写真集の意図は
あとがき「スケッチのあとで」にみられる
ー引用
私のシャッターは軽かった。ボタンに触れるだけで、女達は薄く写っていった。
地上の重力や鼓動から離れ、天から見下ろされた中空の高層階で、私達は終わりを求めないまま、エアコンの24度設定の中で、微かに上ずっていた。ー引用終わり

藤代冥砂の写真と認識させられる。
グラビアで見られる名前を見なければ誰の撮ったものか分からないヌード写真ではない。


昨年の10月 アメリカ「プレイボーイ」誌が今年3月号をもって
女性ヌード写真の掲載をやめると伝えられた。
ネットで得ることの出来る性的な画像から
(従来からのプレイボーイ誌の載せてきた)ヌード写真は時代遅れと捉えら、
セクシーな写真は継続するがヌードは載せない販売を見据えた誌面刷新。
このニュースにヌード写真は時代遅れのコンテンツの風がみえた。
ただ、これは雑誌での話であって、
雑誌に載るのはヌードであれば好いのではないと云うことが明確となっただけだった。


「SKETCHES OF TOKYO」の
モノクロで描き出される肌の描写は美しい。
もともとカラーでも肌のトーンを美しく撮られる方だから当然なのだろう。
このトーンがとても艶かしさを出す。
ポーズが切り取りは彼のものとあらためて認識する。

「ザ・ビートルズ1+」

2015-12-08 15:02:18 | 本、映像・音楽
11月6日 「ザ・ビートルズ1+」が発売されました。
2000年に出た「ザ・ビートルズ1」のリミックス版
幾つかの発売形態があり映像を加えたものがあることが
何度か出された「ザ・ビートルズ1」と異なるところ

映像は
CDの曲順に並べられたDISC1
発売形態 デラックスエディションにはさらに23曲
DISC1には入っていない曲やアウトテイクの映像がついています。

今回のもの
リミックスによるステレオバランスが現代風に変わったこともですが
映像があることが魅力。

これら映像はビートルズを見てきた者には何度か断片やスチールを見たことのあるもの
それが修復されて収められています。
今となってはそれというものもあるのですが
「当時のもの」としてみれば、過去の類似もののマスターとして見えてくるのです。
音は今回のCDリミックスに準じています。

なお、「ストロベリーフィールズフォーエバー」「レイン」は
デラックスエデションにつく DISC2に含まれています。

旅カメラ Style magazine LAT.35°N

2015-10-15 23:50:20 | 本、映像・音楽
旅カメラ Style magazine LAT.35°N AERA Mook
出版は朝日新聞 記事の問い合わせ先は アサヒカメラ編集部
Vol.1・2・3の三冊が 春 夏 秋と出版されました。

旅で、写真を撮ってきましょう。思い出を記録する写真。
その時の思いをとりこむ写真にするには。
記念(記録)写真から踏み込んで、
こんな撮り方もあります。こんな風に撮る方法があります。
そんな誌面の作り方。

旅行冊子ではその定番となるお店紹介はありません。
料理の写真はあります。
風景写真があります。どちらかといえばストリートフォトグラフです。
カメラのページがあります。
でも、新製品の紹介が主ではありません。
こんな旅の写真を撮った人はこんなカメラを選んでいました。と云う視点。

この三冊でほぼ完結と見える構成。
一冊だけでも良いのですが、三冊みると旅写真の捉え方が柔らかくなります。



三冊通しての写真撮影ポイントは
・パリを撮る・安珠のパリ
・カメラを持って週末京都
・人気写真家の旅連載 動物・風景・料理
・Photo Essay & Camera Lesson 松下奈緒 渡辺達生
これが良い。こうしなさいと云うLessonではないのです。
たとえば、Vol.3で
松下奈緒さんが紫垣をモノクロで撮ったものに
「ふわふわ感が撮りたかったので、モノクロにしてみたんです。」
「モノクロはなんでも絵になっちゃうからずるい!!」と云う。
そこに渡辺達生さんがその表現について説明、アドバイスをする。

撮影法のガイドブックではなく
旅のガイドブックでもありません。
パリではこんな風に撮りました。
台湾ではこんなシーンに会いました。そんな感じの本です。
めくってみて撮りたいなと思った写真があったなら
きっとそのヒントがここから見つかります。

「木村伊兵衛のパリ・ポケット版」

2015-07-09 21:40:00 | 本、映像・音楽
「木村伊兵衛のパリ・ポケット版」(朝日新聞出版)
2014年12月30日 第一刷発行 監修 田沼武能

1954年 1955年 カラーで撮られたパリ
絶版となっている大型写真集「木村伊兵衛のパリ」から
78点をセレクト収録

現在ストリートフォトと呼ばれるものであるが、
当時の日本ではこのアプローチは珍しかったらしい。
また、カラーであることも珍しい。
プリントを見るならば大型写真や生プリントを見た方が良い。
ただ、ストリートフォトの性格もあるが、
このサイズでも伝えてくるものがある。
2Lプリントより少し大きいサイズの画である。

巻末の撮影日誌にアンリ・カルチャ=ブレッソン、ロベール・ドアーノの名が出てくる。
当時の ルポルタージュ、ドキュメント フォトの今もあせないふたり。
そのふたりの画とこのポケット版の画。アプローチで見ていける。
このジャンルの写真とアプローチは
コンテストフォトでは見ることのない写真であり、
さらに時間が経つと また意味を持つ写真たち。

この写真集。
街撮り
難しくなってきているけれど
撮る時の参考としてみて見るのもきっと良い刺激となる。



「ヌード アーカイブス 2013-2015」

2015-07-05 20:33:42 | 本、映像・音楽
「ヌード アーカイブス 2013-2015」 (玄光社)
フォトテクニックデジタル 2015年7月号別冊

玄光社の月刊写真雑誌「フォトテクニックデジタル」の
ヌード特集の未使用カットと新作を収録したヌード写真集

グラビア128ページ
コラム
写真家たちのヌード・インスピレーション

コラムには
「ヘアヌード・ブームから始まったヌード写真の"解放"とその後・タカザワケンジ」がありここで
「引用ーーー確かに、率直に言って、ヘアヌードブームは写真表現とはあまり関係はなかった。」(ポージングの自由度の拡大→×創造的な表現)
コラムはそのあとヘアヌード・ブーム以降の時間を追う
「月刊」シリーズ、「ちんかめ」、「妄撮」、「スクールガール・コンプレックス」
その反作用としてセルフポートレート、セルフヌードに言及する。


出版社のTwitterで呟かれていた
「ポートレートとしてのヌード写真」
この本はそんな写真集

「東京グラフィティ 6月号 #129」

2015-06-09 21:48:03 | 本、映像・音楽
「東京グラフィティ 6月号 #129」  発行発売 株式会社グラフィティ
「Tokyo graffiti New Generation Magazine #129 JUN.2015」

特集 TOKYOいろいろガールズ大図鑑
女子のニュージャンル、全員大集合!

おもしろいですね。
まちのイメージと合わせているのか
実際に生息しているのか
女の子たち
そのネーミングたち
「原宿竹下通り類 アイドル属 病ンドル科」
「河原公園類 地味ガール属 リア充科」
「歌舞伎町類 ネオキャバクラ嬢属 原宿ファッション科」
なんとなくまちのイメージだよなとか

そんな感じをさせるって
ネーミングの絶妙さか
まち自体にそんなイメージが出来ているからなのか

新潟市のまちってあるかなぁ

以前は雑誌そのままワンパターンの万代シテイだったけれど
今は違うし
古町には着こなしの上手いひとを見かけることが多かったけれど
今は違うし

それがあることが東京に類型的なひとが集まる要素の一つかな。
ひとの絶対数の少ない地方では
そんなわけにもいかないので、強い個性と類型的な色付けの
出来ないまちとなっているのかな

「ストリートスナップ」はそのファッションを見つけるスナップだけれど
「ストリートフォトグラフ」でそのまちの色を表す人たち出てこないかな。

「IMA 2015 Summer Vol.12」

2015-06-01 22:11:01 | 本、映像・音楽
雑誌「IMA 2015 Summer Vol.12」発行 株式会社アマナ
 A4変型の判型 194ページ 発売 2015.05.29.

今回の特集は
「ドキュメンタリーの新境地」
もうひとつ
「Cream of "FOODGRAPHY"写真と食の化学反応」

この雑誌の軸は 「アート」

その意味で本号のCommentary
「記録」と「表現」の狭間にあるアートと写真の実験
が今回の特集を簡潔にまとめている。


この雑誌は毎月20日頃に発売される写真誌とは大きく異なる。
扱う写真も、取り上げるものも
それゆえ、限定的に続けられているのだろう。
違うアプローチを探しているのなら、みてみるのもいいかも

「The Killing Fields」

2015-05-01 21:45:22 | 本、映像・音楽
「The Killing Fields」 1984年 イギリス 監督 ローランド・ジョフィ
1985年8月 日本公開 の映画

カンボジア内戦からポル・ポト率いるクメール・ルージュ支配下での光景が描かれる。
「民主カンプチア」時代の一部が描かれた映画

映画としてはアメリカ人ジャーナリストのシドニーと
現地のスタッフ プランとの話しで展開されます。
カンボジア内戦を取材するシドニーが、内線の推移で
クメールルージュによって支配されたカンボジアから退去する。
その時、現地スタップのプランも一緒にと手を尽くしたが
失敗し、別れ別れに。
プランはクメールルージュの支配する「集団農場」へ
映画は ふたりは再会出来るのかと話は進むのです。

実は私は
この映画をこのストーリーのドラマとしてみていませんでした。

この映画で描かれた「民主カンプチア」のこと
1975年当時、
現在では知られた虐殺の大地とかしていたことは信じられていませんでした。
「鎖国」状態の「民主カンプチア」からの情報が極端に少なく、
逃れた人たちの話があまりに非現実的に聞こえたから
懐疑的に見られていて
実際このこの映画のカンボジアについて「無知」と評したものもありました。

報道写真を見ていて 大石芳野氏のカンボジアの虐殺の取材を見ていたから
ポル・ポト率いるクメール・ルージュ支配下の「原始共産主義」
国を指導する以外の知識人は不要のもとでの虐殺
これは別の人の視点で描いているものとしてこの映画を見ていました。

再び、この映画を見てみようかと思ったのは
このところの「原理主義」といわれるグループがやっていることが
この時代のそれとだぶって見えたから。

「ムービーに強いフォトグラファーになる」

2015-04-28 21:57:20 | 本、映像・音楽
COMMERCIAL PHOTO 2015/5 玄光社 の特集
「フォトグラファーがムービーの現場で活動するようになってきた」
「CASE1 写真のテイストを映像の世界に落し込む」
「CASE2 自ら監督から撮影まで本格的に映像製作に取り組む」
「CASE3 写真とムービーの違いとは何かを理解することが重要」
「CASE4 ムービーには時間軸を追った流動性がある。そこが面白い」

中堅層のフォトグラファーのムービーへの進出が目立つ
アンケートには使用機材の項があり
デジタル一眼カメラがムービー用のカメラとして使用されているデータが大きく出ている。
ここ数年の機材進化が背景にあり
ムービー経験年数5年以下が多くを示すのもそれをさしているようだ。

ムービーとスチールは現場でのアプローチが異なるから
機材がある。それで撮れることと
撮ることは異なっている。
そんなところにも触れている今回の特集。
撮る撮らないは別としても
これを見ているとスチールのアプローチに何かいかせそうな気がしてくる。