「pen 5.15 ルネサンスとは何か。II」

Pen 5.15 ルネサンスとは何か。II
ダ・ヴィンチ／ミケランジェロ／ラファエロ。
この３人の天才に迫った特集。

ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』
ミケランジェロの『最後の審判』
ラファエロの『アテネの学堂』をフィーチャー

2011年の前の特集「ルネサンスとは何か」も良かったが
さらに三人をフィーチャーしたことにより
ルネサンスの最盛期が明瞭になっている。

これらの画を色々かたちで目にしているならば
この本でさらに深くいくきっかけとなる。

「台風クラブ」

台風クラブ
監督: 相米慎二 1985年
出演: 工藤夕貴, 大西結花, 三浦友和

日常から
台風の接近とともに、感情の高ぶり、騒乱状態になる中学三年生たち
そして日常へ 木曜日から月曜朝の四日間で描いています。
思春期の少年少女たちの危うさ・脆さ。
今ではできないかもしれない表現が散見される。
だがそれがなければ、これは出来上がらないでしょう。

あらすじやストーリーはネットで見てもらうこととして
ここでは
チャプタータイトルを並べてみましょう。
1[木曜日 午後10時30分] 夜のプール
2[金曜日 昼] 台風こないかなー
3[金曜日 夜] 禅問答
4[金曜日 夜] 少年たちの話
5[土曜日 朝] 遅刻少女　 ※この映画製作時は土曜日も登校日です。
6[土曜日 午前10時30分] おかしな子供たち
7[土曜日 午後4時20分] 豪雨
8[土曜日 午後6時20分] 閉じ込められた子供たち
9[土曜日 午後10時49分] 台風ストリップ
10[月曜日 朝] 雨後の校庭

日曜日 朝で台風の騒乱は一度帰結する。

台風が過ぎ去った月曜日の朝。
学校に向かって、晴れ晴れとした顔の(土曜日から家出していた)理恵、
学校休みなんだけれどプールで泳ぐという明のふたりが駆けて行く。
(ラストシーン)


まだ解決方法に至れない思春期の危うさ・脆さ
その頃のもやもや感。
見た人間が
それを感じれるか、感じられないか。
それがこの映画の評価を変える。

「別冊 コマーシャルフォト」

創刊した雑誌。
月刊誌の「コマーシャルフォト」の別冊
ワンテーマを掘り下げ一冊を作るという雑誌。
今回は「広告写真 アーカイブズ」
・サントリーの広告写真　上田義彦
・女子が恋する広告写真

好きなんです。
上田義彦さん や　十文字美信さん

「Switch Extra issue February 2013」

　Switch Extra issue February 2013 PENTAX Q10で写真はもっと面白くなる

スペックマニアさん、作例マニアさん
写真撮ろうね。

この特別編集 Switch は Pentax Q10 がフィーチャーされているけれど
Q10 のカタログスペックはこの本には載っていませんから。
Q10 ガイド本でもありませんよ。

「007 ロシアより愛をこめて」

正月に見たDVD
「007 ロシアより愛をこめて」 From Russia with Love

昔見たことがあったんです TVで。
1964年日本公開(007 危機一髪)、1972年リバイバル公開の映画だったんですね。
カメラはローライフレックスだったり、
オープンリールだったり、
オリエント急行が扉を開けて途中下車できたり、
時代ですね。

やっぱ おもしろい。
今の映画では見られない敵味方のわかりやすさ。

オリエント急行食堂車のシーンでの
舌平目の料理にキャンティを注文するグラント。
見ていてこの部分で「ニヤリ」とさせられる。
イスタンブール、ベニスと魅力的な風景もあり
少しおかしなところはたぶんあるのでしょうが、
まだ見ぬ異国への憧れもありましたね。

今は作れないんでしょうね。(商業的に)

「SKE48 OFFICIAL HISTORY BOOK まだ、夢の途中」

　　　SKE48 OFFICIAL HISTORY BOOK まだ、夢の途中
　
どのような本であるかはリンク先の「商品の説明」を読んでいただくこととして
フォトはスポーツフォトグラファー・高須力氏 この本の購入理由はこれです。

SKE48メンバーの秦佐和子さんがブログで書いています。
「(引用・前略)・・・
普段はスポーツ写真を撮っていらっしゃる方が
今回の写真を撮ってくださいました。
・・・(引用・中略)・・・
踊っている最中の写真も、躍動感があって、
なんというか、いつもの写真とは
まったく別の魅力のある写真でした。」

グループアイドルフォトにはある撮り方があって
まず全員のフォト、それからひとりひとりのバストショット(ニッコリ)。
この撮り方はMVでも似たようなもので
曲のはじめに全体、そしてリップを曲に合わせ挿入。
グループが違っても撮り方は同じで
メンバーのリップの数やはっきり顔が見える見えないが批評の対象になります。

当然、この本でもアイドル系の撮り方の写真も入れなければ
成り立ちませんからあります。
本の構成として中に含まれる「Stage Shot」が良いのです。
ステージ照明で撮られるのですから
独特のライティングとなります。
そして、アイドルフォトお約束の目線写真 少ない、
照明比、暗く不鮮明、
でも、これがステージの空気、動き。伝わってきます。

「夏天の虹・みをつくし料理帖」

　　夏天の虹・みをつくし料理帖　　高田郁 著

みをつくし料理帖の第七冊

冬の雲雀 - 滋味重湯
忘れ貝 - 牡蠣の宝船
一陽来復 - 鯛の福探し
夏天の虹 - 哀し柚べし　の四編

ひとの幸せを願う人たちの物語

涙
幸せの光景
その中心に鯛の福探し

涙
哀し柚べし

「雲外蒼天」が根底に流れているとはいえ、この第七冊は「涙」の刊
年二冊の発刊を一回停めて第八冊へ向う。
次回の青い空を心待ちにし、第七冊を読み終える。

「OPUS ～ALL TIME BEST 1975-2012～(初回限定盤) 」

OPUS ～ALL TIME BEST 1975-2012～(初回限定盤) 　山下達郎

初回盤はボーナストラックを入れて4枚組の自選ベストCD

LPからCDそしてネット配信
音楽の提供されるメディアは変わっていく。

山下達郎のものではない
「はっぴいえんど」「ティン・パン・アレー」などの音も懐かしくなる一枚目から
以前発売のベストを思うリマスターの二枚目

ベスト盤って
ランダム再生させて聞くこともあるけれど
これ、そのままの並びで聞きたいな。

「芸術新潮・篠山紀信『写真力』って、なんだ!?」

芸術新潮10月号・篠山紀信『写真力』って、なんだ!? 新潮社

10月3日から東京オペラシティ アートギャラリーで開催される
「篠山紀信展　写真力　THE PEPOLE by KISHIN」に連動した特集

と、そんなことはどうでも良いのです。
私が写真をはじめた頃から「篠山紀信」の写真はまわりにあったし
ポートレートを撮れば、及ばずなのに「その撮り方等は○○調」と云われてしまうほどの影響力。
ヌードを撮れば・・・どうしてあんな撮り方が出来るんだろう。

「写真ってスゴイぜ!」ではじまる特集
キャッチ・・・「秘伝」をいくつかひろっただけでも その力が向ってくる。
「歪んだ世界は 歪むレンズで撮る！」
「ハッと感じたらグッと寄って、バチバチ撮れ！」
「竣工写真じゃダメ、家は匂いと湿度（ぬくもり）だよ」
「カラー、いろいろ、色眼鏡」
「モノクロの想像力は写真力」
「デジタルの醍醐味」
「写真は光だよ、光！」
「TOKYOにNUDEは必要か？」
「モデルに愛されなくちゃあ！」
「そして一番最後はやっぱり お客さんにも愛されなくちゃあ！」

60年台からそして今も トップランナー
「巨匠」なんでしょう。でも「巨匠」の名に安穏していない、常に若い。
この特集でその「秘伝」の一部が見える気にさせられる。

篠山紀信を激写!? 10月号撮影ウラ話

「S&B社員のとっておき赤缶カレー粉レシピ」

　　 S&B社員のとっておき赤缶カレー粉レシピ
　
今日は久しぶりの雨。これで秋になるかな。
それにしても今年は激しい暑さの連続でした。
幸い食欲はそれほど減退しなかったけれど、
辛いものを食べたくもなったのは確か。

家にはこの赤缶が常備されています。
これを入れればすべてカレー風味になるから
ちょっと使用に躊躇することも。

この本には「辛いだけじゃない、魔法の調味料・赤缶カレー粉」ということで
カレー味，風味だけではなく
和風料理に、臭み消しに、コクをプラス、そしてデザートにもとレシピが載っています。

まだ残暑のあるうちに
インド屋台風「カレーサイダー」はやってみましょう。
チリ・コン・カンならぬ「カレー・コン・カン」なんてのも良いか
もう少し涼しくなったなら「きのこたっぷりのカレーリゾット」も良いな。
と、今度つくってみようと思える凝りすぎていないレシピ集でもあり、
ちょっとカレー粉の蘊蓄もあり
パラッと開いたページを眺めるて、思いつく新しい使い方もあるかも。
そんな冊子です。