昨日は命日が近い恩師の墓参.
去年も東京マラソンの日,早朝寄席を聴いてからだった.
確定申告といい,車の点検といい,同じ時期に同じような行動をしている.
日比谷線神谷町3番出口から御成門に向かって1分ほど歩くと「花廣」という古いお花やさんがある.
お歳をめしたご婦人が店番をしている.
脚が不自由なので毎年そうしているように盥に入っている花束をみずから取って手渡す.
簡単に1枚だけ白い紙に巻いてもらい代金2束で2千円を払って店をあとにした.
桜田通りと平行する裏通りを愛宕山の方へ少し行くと左手に天徳寺.
古い木造住宅が少しずつ高層マンションに替わっていく中でここは変わらない.
曇っているが風がないのでお線香に火をつけやすい.
3月上旬まではまだ北風の強い日があるので風に悩まされた記憶が残っている.
天徳寺は落語「黄金餅」で亡骸を下谷山崎町から麻布絶口釜無村の木蓮寺まで運ぶ途中に通過する.
「・・・愛宕下へ出て天徳寺を抜けて,飯倉六丁目から・・・」
上野広小路(鈴本演芸場),(今の)銀座四丁目あたりも通ったから,昨日の私と三カ所は共通している.