あおぞら日記

おいしい嚥下食♪楽しくお出かけ♪在宅生活♪いろんな想い♪

着たい服を服を着るというコト。

2015年06月23日 | 想い
またまたさぼってました。
他のことはボチボチやってました。

6月はまだ入院しておりませんので(*´艸`)


このタイトル打ち込みながら、「バッカじゃないの~」って自分に思った。


健常者だった頃の自分にとって、こんなことわざわざブログってたくさんの人の目に触れるところに書く必要はない。

だって、勝手にタンスかクローゼットか分からないけど、好きな服出してきて着るだけ。

ただ、それだけ…




でも、今の私はそれができない。

だって、まず最初のベッドから起き上がれないんだから…

そんなのは寝たきり生活者にとっては当たり前だから気にもならない。

取ってもらって着せてもらえばいい。



だけど、それが上手くいかないことが多いこと!!



介助者の趣味で服を決められちゃったり…
人工呼吸器ユーザーだからって、「前開きのパジャマにしてください」とか言われちゃったり…
「こっちの方が着やすいよ」って、着させやすい服を勧められたり…
「あの服探して」って頼まなきゃいけないし…


いろんなハードルが待っている。
たかが服を着替えるだけだけど、障害者は遠慮してるんだよ。

着たい服より、着させやすいスウェットにしたりさ。
本当はジーンズに、パリッとしたシャツで決めたいかも知れないけど…
デニムは伸びにくいから、着させにくい。
シャツはボタンが面倒くさい。


自分で出来たら気にもならないことだけど、介助を必要としている人ってそんなことを考えていたりする。


まぁ、私はこの間、ちょっと出掛けることになったのですが…
数日前から着ようと思っていた服が見つからず…
母に探してもらい、ヘルパーさんにも探してもらい、訪問看護師さんにも探してもらい…
挙げ句の果てには、自分の目の届くところを探したり…
やっぱり見つからず、仕方なく別のシャツを着せてもらいましたけど…(*´艸`)


介助受けている方!!

いつも着させやすさや、介助者の勧める服を着ているなら…
たまには、自分が着たい服を着ればいいと思いますよ。
「着せにくくて、ごめんね。」という気持ちは忘れずに…


そうするとね、いつもと同じ風景が違って見えますよ。
やる気が出て、いろんなことをやってみたくなりますよ。
笑顔がいっぱいになりますよ。


初めはちょっと勇気がいるけれど…

一回言ってみると、次からは「今日はどんなのにする?」なんて聞かれたりしますよ。

お家で患者さんや入所者さんをやらなくたっていいんです。
自分が主体でいいんです。
いや、病院や施設でも規制の範囲では自分が主役になったっていいんじゃないかな…


たかが、『着させやすい服じゃなくて、好きな服が着たいよ』っていう介助者へのメッセージなんだけどね。