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2021年が間もなく終わろうとしています。
2021年は、私にとって最悪の一年でした。
年末に大谷大学の親鸞フォーラムの動画を見た。
その中で生命現象の本質は「代謝」である。
毎日私たちの体内の細胞は、川の流れのように入れ替わっている。
代謝が衰え、老廃物が蓄積してエントロピー増大の法則に呑み込まれた時。
それが生命にとっての死である。
そして私たちは、体内に何億何兆という無数の細菌と共生し共存し生かされている。
それは他力であり、共に生きる利他でもある。
そのことは2016年に書いたブログ記事「いのちの樹」でも触れている。
両親の介護のために長い東京暮らしから、四国、松山に帰郷して20数年間。
私は何度も厳冬期の山や自転車旅で、自分の体力の限界を超え、生死の境を彷徨ってきた。
そしてその度に生きる意志が勝り生還してきた。
唯、2021年の今年は、そうはゆかなかった。
65歳を越えた老齢でもある。
脳出血という血管の老化による障害でもある。
病気を発症してから間もなく一年が経とうというのに、
視野障害は良くなるどころか、むしろ悪くなっている。
私の視野は通常の半分以下1/3くらいまで落ちている。
最近は、なかなか気持ちを前向きに保つのが難しくなってきた。
そんな時に見た親鸞フォーラムの動画は、
刺激的で心が躍った。
世界の扉が開き、想像力の翼が羽ばたくような気分だった(笑)
そうだ。私という命は、周囲の環境すべての存在に生かされている、他力の産物でしかないのだ。
それらすべて(衆生)との利他の関係性の中で生きている。
そう考えると、凄く気持ちが軽くなった。
生きているということは、常に変わり続けることだし、
立ち止まると細胞が酸化して老廃物だらけになりエントロピー増大の法則に吞み込まれてしまう(笑)
さぁ、前を向いて歩こう。
私は「生かされているだけの存在」なのだから(笑)
来る年2022年は、掲載した画像のように太陽柱sun pillarサンピラーに祝福された一年でありますように。
皆様、良いお年を。
今年は視野障害による空間認知障害のため年賀状が出せませんでした。ごめんなさい。
このブログ記事を借りて、新年の御挨拶とさせて頂きます。
しかし、最悪からは登るしかない。
いろんなものにすがってでも登っていきましょう。
人間の力は計り知れない。
知人に遺伝子により50歳で失明したものが居ます。徐々にでしたから現在は音声入力でパソコンも打てますし、仕事もやっているようです。
仕事は「写真屋さん」・・・失意のどん底から現在に至っています。
現実を見ながら、一歩一歩前向きに・・・
頑張れ「ランスケさん」!
粛々と2022年の夜が明け、爽やかな朝日が射しています。
凛と寒い朝ですが、間違いなく昨日とは違う新しい朝です。
古い細胞から新しい細胞に代謝されたような清新な新年の所感です((笑)
鬼城さん、嬉しい励ましのコメント、ありがとうございます。
年末にジュンク堂書店で買い溜めした本に救われています。
その中でも、「生き物の死に様」が素晴らしい。
私たちは生かされているのだ。
と他力を生命の必然として強く感じます。
さぁ、初詣に行かなければ。
本年もよろしくお願いいたします。
2016年11月の投稿「いのちの樹」が今の
ランスケさんの状況を予言していたような
内容になっていますね。
ブーメラン現象と言うか不思議です。
そこを、ひろいあげて再読する読者も凄いですよ。
大谷大学での養老孟司さんと福岡伸一さんの
対談が凄すぎて、いろいろなことが透けて
見えてきました。
ランスケさんの怪我は視覚障害と言うより
転倒した時に脳に受けたダメージによる障害
ということがよく分かります。
前途多難ですが、リハビリ辛抱強く頑張って
ください。
これで、やっと正月らしい気分になりました((笑)
やっぱり日本人は風土に合った伝統食を食べるのが一番健康長寿のためには良いようです。
そのことは「いのちの樹」のセンテナリアンのリンク先を読んでいると、
確かにホッホさんの指摘するように、
ここに私の現在の病状の全てが書かれています。
私の脳出血は、血管の微小循環と呼ばれる毛細血管の老化による細胞の老廃物の溜まった慢性炎症による裂傷で脳内の出血が止まらなくなり、
眼と視覚視野を繋ぐ神経回路が途切れたことによる視覚視野の障害ですね。
そして、それも「親鸞フォーラム」の動画で養老孟司が云うように、代謝によって毎日入れ替わる細胞の更新によって、新たな神経回路で繋がろうとしているようです。
本当に字義通り「目から鱗」ですよ(笑)
養老孟司と福岡伸一は、普段から著作を読んで来た科学者なので馴染み深いのですが、
(私と同じ昆虫少年が、そのまま大人になったナチュラリスト)
こうやって生命条件の本質を二人が語り合うと、
凄い化学反応が起きて、次々世界の扉が開き、
今、私たちが抱える病苦の本質が見えくるのが凄い(笑)
それは、そのまま親鸞が、厄災や病苦に苦しむ世上の庶民たちを救った「他力」の信心による、自我の呪縛と自己責任に搦めとられた「自力」からの解放と救済でもありました。
それとホッホさん、あなたは普段から障碍者施設のボランティアや私のような独居老人のおせち料理の差し入れと、オーガニックな利他的行為の実践者なので、
センテナリアンの条件を充分満たしています。
きっと健康長寿者として長生きするよ(笑)