Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

2012-09-10 | 映画
圧倒的な悲劇を目の当りにして私たちは言葉を失ってしまう。 それがリアルタイムで音を立てゝ崩れゆく(呑み込まれる)瞬間を目撃した場合は尚更。 そして起きてはいけないことが現実に起こってしまったという理不尽さや遣り切れなさを抱えながら、 その悲劇からの生還者や安全な処にいて目撃していた人たちは、無意識のうちに、罪障感を抱いてしまう。 3・11も9・11も広島の原爆投下(原作では扱われているらしい)もドレスデンの無差別爆撃にしても、 生存者の多くが、この消えない罪障感に苛まれている。  「ものすごくうるさくて、ありあえないほど近い」とは、そんな映画だ。 . . . 本文を読む
コメント (2)