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VOL2 わ・た・し流

おとぼけな私ですが 好きな本のことや 日常のなにげない事等 また 日々感じたことも書いていきます。

不思議な「映画」

2014-06-19 10:51:57 | 日記
昨日、

 「アクトオブキリング」という映画紹介をみまして、


衝撃を受けました。


 今は とても劇場に映画を見に行かれる環境ではないので、


いろんな人の感想などを検索してみました。


 どんでもない映画でした


これが よく世界公開になったものだ・・・と

 感心してしまいました。


内容は ドキュメンタリーで、

 インドネシアの内戦を扱っています。


デビ夫人が スカルノ大統領の第3夫人としてインドネシアに

 いたころの出来事。


この内戦によって、スカルノ大統領は失脚し、

 スハルト大統領が誕生した。


この映画は その時、「共産主義者」撲滅を叫んで

 大量の人を殺した・・そのうちの一人にインタビューし、

その人が ノリノリで じゃあその時の出来事を

 映画にしてみるよ。というのを

ずっとカメラを回して 追っていくのです。


 それがなんと 見た人は全員 大笑いしてしまうという、

コメディーに仕上がっているのだとか・・・



 それでも、このコメディーは 超ブラック。


見ている人も 変な感覚に襲われるのです。

 なんたって、過去に実際にあった「虐殺」を

どうやって殺したか 再現する映画を撮っているのですから・・・



 しかも、その当人「アンワル氏」は 1000人殺し

村を一つ焼き払って 村人全員を殺して 人々から「英雄」

 と呼ばれ、自分でも そう思っているんです。



私は 「だまし絵」の世界に足を踏み入れてしまった、

 そんな妙な感覚を覚えました。

実際に 映画をみたわけでもないのに、

 そのおぞましさ、

気持ち悪さ、人間の闇とは・・・と

 考えずにはいられなかった・・・



DVDになったら 見るか?・・・う~~ん  です。


 インドネシアの当局が これを見たら

どう思うのでしょうか・・・


 監督はアメリカ人ですが・・・

報復が心配ではあります・・・