下宿物語 第４話

　若くて無駄なエネルギーのはけ口を必要としていた当時の下宿人達の事を考えると、なかなか説得力のある言葉だと思った。事実、夜な夜な、どこかに、ほと走らせたい充満する若いエネルギーを持てあましていたことを下宿人一同感じていたのは間違いない。独身男の集まる下宿や寮の持てあましている満たされないエネルギーで発電でもできるのではないかと本気で思っていたこともあった。今の時代では考えられないが，ストーカー等とは縁遠く，正しくお気に入りの女の尻を追いかけ回し，毎晩のように角瓶で酒盛りをしながら人生や哲学，宇宙を語り明かし，連日徹夜寝不足でもヘッチャらだった。若さと云うことは，言葉では言い表せないけれど，ああいうことだったんだと最近その素晴らしさがわかってきました。だから，年齢を積む毎に，これからは，その過ごしていく時間の充実を意識していこうと考えるようになりました。当時，男女関係に理解をもって厳しくキチンとしていたばあさんは，そのかわり，休日の昼間に下宿へ知り合いの女性を連れてきて、ばあさんに正式に紹介しようものなら（通称，面通し）大いに喜び，あたかも親戚がきたかと思わせるくらい手放しで歓待してくれた。そこらじゅうからご馳走を並べ，鯛やヒラメの舞い踊り状態となっていた。その際ばあさんは、さりげなく怖ろしいくらい率直かつ直感的に女の善し悪し（評価）？をサラリと言ってのける。連れてきたほうは惚れた弱みがあるから採点が甘いのは仕方ないとして，ばあさんの云っていた時には厳しいと思える評価，それが不思議なくらい的を得ていたことが後日判明していくことがしばしばあった。「女は灰になるまで女だ」が口癖だったばあさん，さすがです　（つづく）。

もんじゃの街

　仕事帰りに月島へ友人達とボウリングに出かけた。久々のボウリングで結果のほどは，勿論推して知るべしでしたが，月島の街のそのあまりの変貌ぶりには驚いてしまいました。道の通りはキレイになり見たこともない大きなビルがそびえ立つ。通りの両側には，たくさんのもんじゃ屋が軒をならべ（勿論，冷暖房完備）若い男女がかっ歩している。でも，いまでも裏通りにちょっと入れば，まだまだ下町の風情が色濃く残り，その細い通りの向こうには築地の高層ビルが見えたりする，ちょっとアンバランスな風景にホッとできたりします。写真は，狭い通りにまるで「公衆○○○」のようにひっそりとレトロな雰囲気で構えている交番です。お巡りさんご免なさいでもとってもいいカンジですよ。

サイトのタイムマシーン

  ウェイバック・マシーンと呼ばれる過去のサイトに戻れるタイムマシーンのような「夢のデータベース」が存在する。アメリカの非営利団体「インターネット・アーカイブ」と米アレクサ・インターネット社が提供しているキャッシュデータ閲覧サービスで１９９６年から開始されており，現在世界最大と云われている「Ｇｏｏｇｌｅ」の５倍にあたる毎月２０テラバイトのキャッシュデータを追加保存していると言われている。とにかくそのデータ量の膨大さは半端じゃない。ＩＴ時代と呼ばれる昨今，サイトの数は星の数ほど存在するが，ネット時代の幕開けで創世記には，多くのサイトが誕生しては消えていった。そうした過去の記憶なり歴史を振り返ってみたくても，その殆どが，「４０４ Ｎｏｔ　Ｆｏｕｎｄ　お探しのページは見つかりませんでした」と云うメッセージが出てきて終わってしまっている。だから，このデータベースは，過去のサイトを検証できる「夢のデータベース」と言えましょう。使いようによっては，カナリ使えるデータベースです。若い頃にドキドキした古典的アダルトサイトにまた逢えるかも知れません。それって真夏の夜の夢・・・？

ウェイバックマシーン　http://www.archive.org/

 

おやじのスパゲティ

　先日，渋谷の道玄坂近くの有名なパスタ屋に友人と入り，なかなかユニークなネーミングで美味しいパスタに出会いました。お客さんには有名人も多く名を連ねているその店は，その昔東急ハンズそばの道路の壁面にありました。その名も「おやじのスパゲッティ」，ニンニクとシーフードがめっちゃ入っているソルティなグッドテイスト。これを食べたら病みつきになること間違いなしです。ただし，食べた後に奥さんであれ恋人であれ，スキンシップをする時は要注意です！ガス漏れを連想させるくらいの強烈な香りがしますから・・・・

東京のごみは大丈夫？

　毎日毎日東京都民が捨てているゴミがどんどん東京湾を埋め尽くし，３６年後には，埋め立てる東京都の場所（海域）が無くなると言う話を聞き，知り合いと一緒に見に行ってきました。ゴミの埋め立て地が「夢の島」だなんて思っていたのは，ず～っと昔の話であり，すでに夢の島はゴミで埋め尽くし，更に若洲リンクスと云う公園とゴルフ場のある「若洲地区」（羽田空港に着陸する直前に眼下に見えるゴルフ場），「中央防波堤内側・外側」，「羽田沖」，それも埋め尽くし，もっと沖合の海域に「新海面処分場」を造成するにいたっている。それも既に半分以上の埋め立てを終了してしまい，３６年後には埋め立てをする場所がなくなると云う。写真に写っている風景のすべてはゴミの山です。風車の向こうにテレポートセンターやフジテレビがうっすらと見えます。地面のあちこちにはメタンガスを抜くパイプが刺さっており，ゴミを３ｍ埋めては土を５０cm被せていくと云うことを繰り返すサンドイッチ工法で造られたそうです。その証拠という訳ではありませんが，いままで埋め立てた場所の多くは，いままで５～８ｍ程度地盤沈下しているそうです。しかし，埋め立て場所に限界がある以上，何らかの方法を考えなければならない東京都は，持ち込まれたゴミを中間処理作業（細かくしたり砕いたり）で容積を８分の１程度にして，さらに焼却後，再度高温焼却（１２００℃）してスラグと云う黒い砂粒状にすることによって容積を４０分の１程度に押さえられる方法を実用化に向けて開発中です。これが実現すれば，スラグは建設資材の一部としてアスファルト舗装に使うことができるため，廃棄するゴミが皆無になるという夢のような話，１日も早い実現を希望します。

東京都廃棄物埋立管理事務所

http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/tyubou/

 

ココロック☆８

古賀久士とアンサンブルで交流があるアーテイスト「ＡＲＴ」が主宰する恒例のライブ「ココロック☆８」が来月「海の日（７／１８）」に開催される。独特の哀愁或るヒーリングの世界に誘うＡＲＴがアーティスト仲間に声をかけて始まった，とってもハートフルでありながらホットなライブココロックは，四季折々，毎回その多彩なブッキングが好評で，すでに回を重ねて８回目になる，これもひとえに心に響く静かなロックを目指すと云うＡＲＴの音楽に対する真摯な姿勢が聴く者に哀愁なりヒーリングと云うカタチで伝わっているからかも知れません。

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キャンディドライバー

　先日，めったにお目にかかれないタクシーに遭遇しました。見かけは，どこにでもいる緑色の車体の○○タワー無線の法人車でしたが，その車内のほのぼのとしてユニークで心温まるキャンディサービス（サクマのドロップ，いちごみるく，ハッカ，春日井のノドあめの４種類）にビックリ，女性はもちろんのこと，男性にも大人気とか。始めたきっかけは，警戒しながら一人で乗ってくる女性のお客さんを何とか和ませ，コミニュケーションをとる方法はないかと，自分の娘さんに相談したところ「キャンディでもあげたらホッとするんじゃないの？」と云うアドバイスから始めたとか。ついでにキャンディだけではなく，テッシュやペーパーおしぼりまでつけてしまった気前の良さ，しかも全て自腹という太っ腹。このキャンディドライバーこと山崎雅美さんいわく，この和みなりコミニュケーションがとれる事の心地よさは，お金では買えないものだと思っています。そう思えば飴代の出費は決して高い出費ではありません。晩酌を少し控えるだけで買えるのですから。それに，なんと言っても嬉しいのは，こうしたことを通じて娘とのコミニュケーションがとれることですね。と笑顔で話をしてくれました。三鷹・吉祥寺にお越しの際は，是非キャンディドライバーのタクシーをご利用ください。ありがとうキャンディドライバー

やったぜジーコＪＡＰＡＮ

２２日ドイツケルンで行われたコンフェデレーションズカップ予選１次リーグＢ組６日目で予選リーグ突破は逃したもののジーコＪＡＰＡＮが，世界の強豪ブラジル相手に２－２のイーブンと云う試合をやってのけた。イッツァグレイト！ファンタスティック！後半，地元ドイツの大観衆は惜しみない拍手を日本イレブンに送り，ブラジルの露骨な時間稼ぎにブーイングは鳴りやまなかった。これはひとえに最後まで闘う姿勢を決して崩さなかったジーコＪＡＰＡＮへの称賛と，ひたすら守りに入り時間稼ぎに終始した王者ブラジルへの失望感のあらわれだったと思われる。来年，日本がワールドカップで何かやらかしてくれそうと云う愉快な期待をもたせてくれた素晴らしい試合でした。ありがとうジーコＪＡＰＡＮ

「唄の湯 」シリーズ化

　いい湯加減で先日５月２９日（日）西荻窪w.jazで『唄の湯一湯目』を聴かせてくれたいぶきが，またライブを７月２２日（金）に開催します。その名も『唄の湯二湯目』開場18：00，開演19:00，前売：2000円ですので，是非ぜひ聴きに来てくさい。

　さらに，いぶきファンにはスペシャルなお知らせ西荻窪w.jazでは，９月から毎月第一金曜日がいぶきの「唄の湯」の日となります。シリーズ化の第一弾として，９月２日（金）に「唄の湯三湯目」 の開催を予定しています。開場18：00 開演19：00 前売2000円です。 毎月初めの金曜日は，西荻窪w.jazの「唄の湯」でみんなで温もりましょう。これから毎月いぶきに逢えます

乞うご期待！

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ホノルルマラソン

　先日，自分の部屋の整理をしていたら，整理棚の奥から，以前何度か行ったホノルルマラソンの時の資料や写真，編集済みのビデオ，記念ポスターに映っている自分の写真（それは，ゴールしたのではなく，ゴールで待っていた大観衆の中で，只一人振り返って反対向きだったから偶然映ったショット）などが出てきた。写真を見ると，１２月だと云うのにサスガ常夏，Ｔシャツ姿でビールを飲んでました。１２月と云えども，日向ならＴシャツでも暑いくらいの気候の中で呑むビールの美味いこと。ビールはまるで水代わりに，乾いた喉にスルスル流れていきました。しかし，ホノルルでは，いつでも何処でもと云う訳にはいかず，パブリックな場所（ビーチや公園など）での飲酒は，犯罪になるらしく，そのことを聞いてからは，さすがに外では呑まなくなり，ビーチの最寄りのホテルのガーデンで呑むようになりました。そういえば，泊まっていたホテルの隣りがホノルル警察だった気がするけど，その隣りのビーチ端で何度か呑んでました。いま思うと，あぶない，あぶない。

古賀久士のワンマン２

　心に響く音楽を追究してやまない，絶対音感の持ち主　古賀久士のワンマンライブ２「ＷＴ2005 ワンマンスペシャル！」が６月１８日（土）に渋谷の渋谷Wastedtimeで開催されました。例によって，心に響く古賀久士の歌声。ライブのアンサンブルで交流のある「ＡＲＴ」をゲストに迎え，ＡＲＴのもつ独特な哀愁漂う癒しの響き，お馴染みの古賀久士のラインナップ，そして古賀久士お気に入りのビリージョエルのカバー，さらに新曲も披露してくれました。また更に力を増したことを実感させてくれるライブとなりました。ありがとう古賀久士

 

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いぶきの毎週ライブ

　ゆったリラックスのいぶきが６月１７日(金)の北千住ダンデライオンでの「いぶきPresents」に続き，６月２４日(金)に西荻窪w.jazであります。マジ嬉しいですね～　今回は，いぶきのイイ～友達であり「音楽は上手さよりハート」が口癖なｇｏｏｄミュージシャン和田周太との一緒のライブだそうです。開演18:30，開演19:00からです。前売り2,000円です。


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いぶきPresents

　ゆったリラックスのいぶきのライブ「いぶきPresents」が，６月１７日(金)に北千住ダンデライオンで開催されました。神山貴満，mico，後藤冬樹，そしていぶきの面々，途中気合いの入りすぎた？ヤスさんのギターの弦が切れ，素早く冬樹さんが張り替えると云うなかなか見られないハプニングはあったものの，一番手神山さんの甘くせつない歌声，micoさんの伸びのある美しい声，そして後藤冬樹，めったに唄わない冬樹さんの「プロローグ」はマジにウルウルものでしたアンコールでは，ハモニカを使い拓郎張りの熱い歌を聴かせてくれました。トリを飾っていぶきが登場し，お馴染みの曲を熱唱すると会場の熱気は最高潮，エンディングでは，大樹に内緒のハッピーバースデイコールを出演者来場者全員で行い，大樹大感激でした。「いぶきPresents」のプレゼントじゃんけんでは，なんとヤスさん手作りのミサンガ等のアクセサリーが５名の来場者にプレゼントされました。
もらえた人が羨ましかったです，ハイ！

大樹のＢｉｒｔｈｄａｙ

６月１６（木），今日は，大樹（いぶき）のBirthdayです。大樹，誕生日おめでとう！}


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後藤冬樹の弾き語り

６月１６日（木）に後藤冬樹さんの出演ライブ，アコギの神髄ライブ『男の弾き語りの神髄を知れ！ 神髄２』が吉祥寺のStar Pine's Cafeで開催され，観に行ってきました。出演は，主宰の村守水分、ASIA SUNRISE、k-codeほかの実力派揃いでしたが，まあ，独特なアーティストとしての波動を持つASIA SUNRISEの畑崎大樹さんの存在感に圧倒されました。島唄，ボサノバ，レゲエ，シャンソンの要素をすべて持ち合わせているかのようなオーガニックミュージック，後藤冬樹さんとは，また違った波長を持った存在感のある不思議な不思議な人でした。