冷たく吹く 風の下で
静寂を保つ海の世界に かくれているのはだれ?
そびえ立つビル街の片隅で
鼠と戯れる 新聞紙
その朝(あした)には雑踏の中で
光の下へ運ばれることなく 死んだのです
(背景と解説)
すみませんねえ、三週続けて「死」という概念が出てきて。
いや、[ことば]も含めると四週か……。
別に、自殺を考えていたわけではないのです。
まあ、観念的にはそうだったかもしれませんが。
臆病者なんですよ、わたしの、真の正体は。
自分を写す鏡を求めていたのでしょうね、今でもそうかもしれませんが。
だから、毎月のようにあちこちに出かけるのかもしれません。
“独りだって、どうってことないさ”
確かにそうなんです、どうということはないのです。
でも、雑踏の中に自分を置くことを、意識してはいませんが、置きたがるのですよ。
弥生遺跡に身を置き、そしてまた縄文遺跡に身を置く。
そうやって、自分を確認しているのでしょうね。
絵画を前にして、その絵画の中に自分を入れ込んで、その時代をその時代の風をそして空気を感じたがるのでしょうね。
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