昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

春先の、あちこち美術館巡り ~皇居&東京都・三菱1号館美術館巡り~ (八)

2020-09-06 08:00:03 | 美術展・博物館


やっとまともな女性に会えました。
それもそのはず、クリムトの娘ですね。
さすがにヌードでは描けないでしょう。
少し愁いを含んだような目が印象的でした。
ほっぺが少し赤みを帯びていて、Tha's Shoujo! という感じがしませんか?
なんかこう、柔らかみを感じるんですよね。



今度は、おばさん(失礼!)です。
ソファに座っているという話ですが-そう思ってじっと見つめていると、確かにらしき物が見えてきました。
物憂げな視線とありますが、わたしには、別にそんな感じは受けませんでした。
一点を凝視しているように見えるのですが、あなたにはどう感じられるでしょうか。
胸のぶどう色-ぶどうそのものの形でしょうか-アクセサリーが
すごくアクセントに感じられました。
ここにも柔らかみが感じられました。



微笑みの女性です。
作り笑いにも感じられますが、うがち過ぎでしょうか。
少し伏し目がちなところが、わたしには気になるのです。
失礼な言い方をすれば、クリムトに媚びているというような……。
近づいて観てみると輪郭が二重に見えたのですが、なにか意図してのことでしょうか。
画面右の暗い背景では、白っぽく感じる箇所がありますし、左側でも白っぽさを感じますし。


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