2011年 邦画
竹野内豊主演。
USチームと日本の合同で、日本で製作された映画。
とてもリアリティがあり、衣装などもよく考えられてるな~と
思って見ていましたが、
なんだか最後がどうにもこうにも。
登場人物も事実に基づいて作られているので
映画になって脚色を避けているように見えました。
でも・・、映画ですから。
脚色して、誇張するのもひとつの手ではなかったのか。
偉そうに言いますが、映画として面白くない、ということは
見る人がいないということですから。
各登場人物のドラマが描かれてない。
特に主人公の大場大尉が、例えば幼少期はどんな人物だったのか、とか。
少しのエピソードでもあると良かったのに。
観客には、512日もの間、
サイパンのジャングルで人々が暮らしていけたのか、
食べ物は?飲水は?
大尉の統率力はどのように優れていたのか、
などどいう具体的なことが伝わってこない~。
女性も中嶋朋子の役どころがどうしてもわからない。
井上真央はとても良かったと思うけれど。
しかし、タイでロケされたこの映画は相当過酷だったようですね。
極暑の中、軍服を着て・・。
それだけでもサイパンのジャングルで生き続けることがでどれほど困難か想像できます。
せっかく役者が頑張って、この「サイパン」での日本軍の奮闘を伝えようとしているのに
映画全体になんとなく残念・・・な雰囲気が漂ってしまいました。
そうそう、日本人全員、すごく痩せて本当に大変だったと思います。
アメリカ人が全員ぶよってしてたのは意図的かな。