<川は流れる>

Reiの好きなこと、ここだけの話

お局さん

2022年02月19日 |  ブログ
お局さんというタイトルにしたけれど、
youtubeで、お局さんがいて嫌な人だったため、会社を辞めたということをアップしていた若い女性がいたので、それについて考えてみた。
実際、私がお局さんだったと思う。
嫌な人だったか?というと自分ではわからないが、
まあ、後輩社員には好かれていたと思う。
ミスを怒ったりは絶対しないので。

私は若いころ、年上の先輩にいじめられたという経験がほぼない。

18で家敷牢みたいな寮に入っていたので、牢主みたいな人に挨拶に行かされたのは覚えてる。
あとは嫌味を言われたくらいで、いじめ、まではいかないくらい。

何故、いじめられなかったかというと、
多分「いじめてごらん、何倍にもしてお返しする よ」という
雰囲気を醸し出していたからだと思う。^0^
誰にも何も言われないように完璧に仕事をこなしていたともいえる。

おべっかを使うのは苦手だったけれど、
上司や先輩の男性から可愛がられたので、女性から嫌われてるとか、友達がいないとか
あまり気にならなかった。
男性のほうが付き合いやすいと思ってた。

そんな感じでずっと過ごしてきたので
お局さんとバトル、なんてドラマでよくあるシチュエーションがよくわからなかった。

そんな私が、なぜ、62歳という中途半端な年齢で会社を辞めたのか?
という理由をあまりこのブログでは言ってない?かなと思い、
この際、吐き出してしまおうかと考えた。

実際相手がいるので、実名では無理だけど、
ほんとうに憤慨させられた人がいる。限界だ、と思って辞めた。
もちろん、前々から辞めようと思っていたし、時期も考えていた。
収入のこともあるし、有休もたくさんあったので、消化してから、
とかいろいろ考えていた。

辞めたときはボーナスも、退職金も、給料ももう関係ないや、と思った。
それくらいそいつが嫌だった。
ちょっと呼びにくいので頭文字でSさんとする。

Sさんは年齢は40ちょっと。私よりずいぶん年下。
そして、途中入社のため、勤務年数も2年くらいだった。
それだけでも、私がマウントを取れる。
もちろん今まで誰にもマウントを取ってやろうなんて考えたこともないが、
このSさんはそういうタイプだった。
あろうことか、私にマウントを取ろうとしたわけ。

お局さんと呼ばれる私より随分先輩の女性ではない。
年下の、後輩である、実は男性。

この腐った根性の持ち主はなんとおっさんであった。
私が勤務していた会社は設備の会社で、男性はほぼ技術職の
外で仕事をする人たち、あとは営業職。
事務方は社長だけだった。
ここに入ってきたのはSEという専門職。

SEの何が偉いのか?と思うが、当然、PCに不慣れな人間にとっては
すごーい、という感じになる。
今までできなかったPC上でやれることの範囲が広がって
多分、社長にとってはありがたい存在になったはずである。
それがわかってきた一年くらい経ったころから
本性が徐々に出始めた。
自分は正しい、自分のやり方にそぐわない人は更生させなきゃ、
と思い出したらしい。
当然、仕事が多少かぶる私たち、彼のやり方にそぐわない私を攻撃するようになってきた。

これが、社長は便利使いをしているのが傍目からわかるけれど
社長のお気に入りだと勘違いしているSさんは、虎の威を借る狐のように
私にマウントを取ってくる。

自分の方が正しいと人目も気にせず、説教口調で私に延々とディベートをしかけてくる。

私はディベートが大嫌い。口で言い負かそうとする根性が嫌い。
黙ると勝ったとばかりに私に謝罪を命令するのだ。
はああああ?
でも、私もこのばかげた言い争いを避けたい一心で、
「ごめんなさい、言い方が間違ってました。」と攻撃的な口調を謝る。
ほかに何を謝れと?
そしたらそれを気に入らないSさんは
まだわからない?と言った感じで、最初からの説教をまた始める。
ものすごい粘着質な屑。
延々と同じことを言い続ける。
頭おかしいなこいつ、、、と思いつつ、私もいい年齢なので
あんた頭おかしいから、とは言えず、
ただむかつく気持ちを押し殺していた。

実際、SEと言っても技術はピンからキリまで。
下の方だったと思うが、一応、IT会社を経営していた過去を持つ。
それを数年でだめにして、中堅のIT会社に勤めていた。
なんかそれが自慢だったらしい。
辞めたのに?会社つぶしたのに?
何が自慢、wwwww。
見栄っ張りもはなはだしかった。

社長は辞められると困る、と思っていたのか、
私たちの争いごとには首をつっこんでこなかった。
それは、年齢からいっても、私の方が必要ない。
今までのやり方を変えようとしない、頑固な年よりは会社には要らない、
それは当然のことだ。
私が辞めればことは済む。

私は他の女子社員に矛先が向かないように祈って会社を辞めた。
私のように面と向かって、そいつに意見するような女子社員はいなかったので
そいつはいい気になっていたようだ。

いつの間にかそいつ呼ばわりだけど
まあ、そいつです。

顔を見るのも嫌だけど、毎日会社にいくとそいつがいて
口を利きたくもないけど、きかなきゃいけない時もあって
苦痛。

ストレスも半端なくて^^;
もちろんその屑は、独身、一人暮らし、会社の一女子社員(可愛い)にだけ優しい
気持ち悪い。
着ている服は毎日同じで、冬着ていたカーディガンを椅子に夏もかけっぱなし。
洗っているところを見たことない。
まあ、そういう男性は多いから、そこは目をつむる。
だけど、毎日、女子社員の隣の席でぴたっと横にくっついているさまを見ると
虫唾が走るのだ・・・。
自分に優しいその男性を無下にすることもできず、その女子社員は嫌な顔をせず受け入れている。

60を過ぎて、自分の仕事の引継ぎをずっと続けてきたけれど、
ここらへんで、まだ辞めないで!という後輩を振り切り
世代交代をしないとと思っていた矢先だったので
タイミング的には良かったと思う。

だから辞めたことには後悔はないけど、
あの屑には罰が当たってほしいと本気で思っております。^0^;

おわり








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「ウエスト・サイド・ストーリー」

2022年02月16日 |  映画
いや、これは文句のつけようもない
ミュージカルの最高峰。

リメイクか、と観る気はあまりなかったのですが、
トニーの吹き替えを昔ジュリーがやったというだけで
親しみを抱いていたこの映画。

ネットでいろいろ感想を見ているうちに
「これは見なきゃいけないんじゃないか?」
という結論に。

スピルバーグ監督が作ったというのも興味の対象だけど
もう内容も忘れていたこの映画を改めてみて、
ミュージカルのダンスや歌に気を取られて観ていた若いころと違い
あまりの切ないストーリーにやられました。

一人で観に行ってよかったわ~、涙止まらずでした。

前半の畳みかけるような圧巻の歌とダンスに心が躍り、
後半のあまりの美しい恋の物語に引き込まれて
感情移入してしまう、
この構成力と、カメラワーク、そしてキャストのリアルさ。

そうなんです。プエルトリコの人たちを昔は純粋な白人さんが
やっていたのですね~。
若いころは全く違和感なく見てました。

様々な人種のキャストから見えるのは、
アメリカ人と呼ばれているのに、肌の色の違う人たちがいて
今なお、いろいろな場面で差別を感じる人たちがいるということ。

しかし、
ミュージカルは、
いい!としか言えない。
アカデミー賞は確定でしょう。



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「ドライブ・マイ・カー」

2022年02月16日 |  映画
久しぶりに映画鑑賞。
特に観たい映画でもなかったけど、誘われて行ってきました。

長い映画で、理解しにくい映画と言えるけど
面白くなかったとは言えない微妙な作品。

村上春樹原作なので、なんとなく戯曲風な感じだけど、
リアルな生活と演劇のワークショップ、演劇の舞台、が
シンクロして進んでいく独特な脚本に、
とまどいながら引き込まれる映画かな。

主人公は役者兼演出家、美しい脚本家の奥さんと
仲睦まじく暮らしてきたが、、このままの幸せが本当に続くのか?
と思っていた矢先の奥さんの突然死だった。

それからというもの、茫然自失になりながら、
後悔という名のもやもやをずっと抱き続ける主人公。
何故、何を後悔しているのか、
人間の深い闇をどう切り開いて見せるのか、
演劇の演出とともに暴いていく、
みたいな感じですか。

ほんとに難解ですが、カンヌでたくさんの賞を取った映画。
表立ったストーリーを追っていたのでは良さがわからない。
良質なフランス映画みたいな。

フランス映画、村上春樹好きな方にはおすすめ。

めちゃ長いのでお尻痛くなりますが。

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