<川は流れる>

Reiの好きなこと、ここだけの話

「怪物」

2023年07月13日 |  映画
ちょっと前になるけど、話題の映画見に行ってきました。
どんな映画かな~という興味程度で、
田中裕子さんが出演の映画は、内容は知らずとも行こうと思ってるので。

思わぬ収穫。そりゃ賞も獲るわ。
本当に素晴らしい映画だった。観に行って良かった。何度も観たい。
主演級俳優だらけで、誰に主演賞をあげたらいいのか。
やっぱり瑛太か。

それは怪演と呼ぶべき。正直ここまでの俳優とは思ってませんでした。安藤さくらが素晴らしいのは知ってたけど。
もちろん裕子さんの演技の凄みも堪能できたし、
是枝監督の手腕と脚本の巧みさ、どれも完璧じゃないの?SS級です。

子どもたちの淡いそして危険な繋がりも見逃せない。

DVDになったら買います。

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「ウエスト・サイド・ストーリー」

2022年02月16日 |  映画
いや、これは文句のつけようもない
ミュージカルの最高峰。

リメイクか、と観る気はあまりなかったのですが、
トニーの吹き替えを昔ジュリーがやったというだけで
親しみを抱いていたこの映画。

ネットでいろいろ感想を見ているうちに
「これは見なきゃいけないんじゃないか?」
という結論に。

スピルバーグ監督が作ったというのも興味の対象だけど
もう内容も忘れていたこの映画を改めてみて、
ミュージカルのダンスや歌に気を取られて観ていた若いころと違い
あまりの切ないストーリーにやられました。

一人で観に行ってよかったわ~、涙止まらずでした。

前半の畳みかけるような圧巻の歌とダンスに心が躍り、
後半のあまりの美しい恋の物語に引き込まれて
感情移入してしまう、
この構成力と、カメラワーク、そしてキャストのリアルさ。

そうなんです。プエルトリコの人たちを昔は純粋な白人さんが
やっていたのですね~。
若いころは全く違和感なく見てました。

様々な人種のキャストから見えるのは、
アメリカ人と呼ばれているのに、肌の色の違う人たちがいて
今なお、いろいろな場面で差別を感じる人たちがいるということ。

しかし、
ミュージカルは、
いい!としか言えない。
アカデミー賞は確定でしょう。



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「ドライブ・マイ・カー」

2022年02月16日 |  映画
久しぶりに映画鑑賞。
特に観たい映画でもなかったけど、誘われて行ってきました。

長い映画で、理解しにくい映画と言えるけど
面白くなかったとは言えない微妙な作品。

村上春樹原作なので、なんとなく戯曲風な感じだけど、
リアルな生活と演劇のワークショップ、演劇の舞台、が
シンクロして進んでいく独特な脚本に、
とまどいながら引き込まれる映画かな。

主人公は役者兼演出家、美しい脚本家の奥さんと
仲睦まじく暮らしてきたが、、このままの幸せが本当に続くのか?
と思っていた矢先の奥さんの突然死だった。

それからというもの、茫然自失になりながら、
後悔という名のもやもやをずっと抱き続ける主人公。
何故、何を後悔しているのか、
人間の深い闇をどう切り開いて見せるのか、
演劇の演出とともに暴いていく、
みたいな感じですか。

ほんとに難解ですが、カンヌでたくさんの賞を取った映画。
表立ったストーリーを追っていたのでは良さがわからない。
良質なフランス映画みたいな。

フランス映画、村上春樹好きな方にはおすすめ。

めちゃ長いのでお尻痛くなりますが。

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「土を喰らう十二ヶ月」

2021年09月07日 |  映画
ついに!
発表になりましたね。
嬉しい~!
単独主演!

水上勉のエッセイ。
あ~、素晴らしい。
どうしよう、楽しみすぎる!

早速、本を買いましょう。
目が良くなったから、本も読める。
あっちょっと待って、
来年の秋?
あと一年もあるの~?

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「えんとつ町のプペル」

2021年08月20日 |  映画
映画を劇場で観るで思い出したけど、
この「えんとつ町のプペル」も年末に観に行ってました。(^-^;
目も見えず、目を開けてスクリーンを見つめるのもつらかったんだけど、
これはなんとしても見とかないと。
と、今思えば何でそこまでして、、という。

映像はキレイ(半目でみてたけど)だったので、
見える目でもう一度観たいというのはあります。

この映画の何が一番興味が引かれたのかというと、
それは芦田愛菜ちゃんにつきる。
芦田愛菜ちゃんのルビッチの声にちょっととりつかれまして。

普通にしゃべってると、こんなに特徴ある声だと気づいてなかったんだけど、
いや~良かったですね。
素晴らしかったです。

藤森慎吾ちゃんも良かったです。
あと、小池栄子。
この映画、外国でも上映されるということで
吹き替えにも興味ありますね。

ストーリーは分かりやすくてまさに子ども向けですが、
邦画アニメは、声優で決まると思ってる私は
まあ、偉そうにいうと映画自体の評価はイマイチでも
声優はピカイチでした。

あと声優でとりつかれたのは「君の名は。」の神木くんです。
あ~、あの映画は何度観てもいいです。
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「おらおらでひとりいぐも」

2021年08月19日 |  映画

そういえば、見えない目をこらしつつ

この映画を観てたことを思い出しました。

感想を少し。

これは、66歳の裕子さんが、75歳のおばあちゃんを演じた作品。

染めてないナチュラルヘアで、違和感なくその年齢を・・。

と思い出すのが、ジュリーが今回78歳を演じたこと。

いやいや、世間の人がほんとにその年齢かと勘違いするでしょ、

と思うくらい二人自然でしたね。

「おらおらでひとりいぐも」は

本当に淡々と、だんなを亡くしひとり暮らしを続けている

おばあちゃんの日常を描いた作品。

流行りのモーニングルーティン、youtubeみたい。

朝ごはんのトーストと目玉焼き、毎日同じかあ、飽きないのかな、

と隣の家庭を覗き見てる感じ^^。

隣のおばあちゃん、一人暮らしだけど大丈夫かな、

でも、なんだか元気そう、って

隣に住んでたら思いそうな気がします。

それとは反対に自分に置き換えて見て、

独身なのは同じだけど、伴侶がいたってところは違うから

ちょっとは違うけれど、一人暮らしは同じ。

孤独と向き合うとあんな感じになるのかしら。

よくわかんないけど楽しそうだな、って思ってしまいました。

年取って楽しいなんて最高でしょ。

実際の裕子さんは夫婦ふたりで幸せだけど

いつ一人になるかもしれない覚悟はどんな人にもある。

死ぬときは一人なのはみんな同じだから、楽しい方がいいに決まってる。

こんなただ淡々と日常を描いただけの映画、

派手でもなく、なんの山谷もないけれど、これが人生。

裕子さんの名演技でキラキラな老後に見えてきた。

年取って一人になって嘆いてるそこのあなた、

そうあなたに観て欲しい。だまされたと思って観て欲しい。

生きる勇気ももらえるかも。

これはDVD発売されてるので

残念ながらもう映画館には観に行けないので、DVDでみましょう。

でもまた、やってくれないかな。テアトル銀幕で^^。

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「キネマの神様」

2021年08月18日 |  映画

どしゃぶりの雨が降っていたけれど

雨に負けて行かないっていう選択肢はないなと思い

やっと「キネマの神様」映画館で観てきました。

この映画だけは映画館で観ないと意味がない。

映画館で観る映画の話でしょう?

果たして、

帰りの車の中では、

「映画っていいなあ、やっぱり映画は映画館で観るに限る」

「今度は何を観ようかなあ」

という気持ちになっておりました。

映画に対する愛情が深い。

山田監督はもちろんのこと、出演されている皆さん、

ただの俳優というより映画俳優というべき方ばかり、

映画に対する深い気持ちが現れておりました。

パンフにも書かれていましたが、昔の映画現場はみんなが近い。

俳優も監督もカメラもみんな近いところにいて

人の熱気もすぐ近くに感じられて

情熱が半端ない。

みんなで作る一体感が半端ないです。

素晴らしいですよね、夢ある若者が走り回ってる姿は

本当に美しい。

それから一転して、現実の世界。

ジュリーの出番、ジュリーと言うのがなんとなく不自然なので

ここは沢田さんということにします。

ダメ親父のダメっぷり。いいですねぇ。

でも、憎めない可愛げのある親父。

だから淑子ちゃんも別れられずに支えてこれたのでしょう。

永野芽郁の「幸せにしてもらおうと思ってない」という言葉には

泣けました。つい自分の若かりし頃を思い出したりして。

でも、あのけなげな恋心をこんなに年取っても持ち続けることが

できるなんてすごいなあ、淑子ちゃんは。

宮本信子さんもすごく可愛かった。

このふたりのキャスティングはこの映画の要だと思いました。

あとは、やっぱり肝は寺島しのぶですね。

やっぱりすごい、この役者は。

もう、絶対沢田さんの娘じゃん、と感情移入しまくりました。

こんな親父をもったのが、原作者のマハさんだと知り、

小説は読んでいないけれど、

この娘の複雑な心境の変化を演じきった寺島しのぶには

賛辞しかありません。

「奇跡」という映画を観たとき主演である前田旺志郎を知りましたが

あのとき観た感動を思い出しました。天才だと思ってました。

今回のこの役もほんと難しかっただろうけど、

沢田さんのゴウの孫でよかったね、という気持ちです。

もう、あとはパンフを見たらわかるとおり、

名だたる俳優が脇を固め、、、いや、幸せしかないです。

さすが松竹映画100周年記念作品。

若い方はわからないかもしれない、

この映画のよさ。深さ。

一言では言い表せないけれど、この映画自体に

やっぱり「神様」がいて奇跡が生まれた、という実感を

作り手も観る側もみんなが感じられる作品だと思います。

志村さんの魂が沢田さんに宿っていたのは確かだし、

かといって、沢田さんのお芝居はまぎれもなく沢田さんだったし

人真似などありえない。

たぶん、この短い上映時間の中で、描ききれなかった部分、

カットされた部分はあると思う。

それはいつの日か、また観たい。

(できるなら、メイキングでもいいですのでDVDになる時は

絶対お願いします)

 

 

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男はつらいよ「花も嵐も寅次郎」

2020年06月26日 |  映画

映画館も再開されたし、映画観に行きたいな~、と

思ってた矢先、寅さんあってるじゃん、と情報をゲット。

今日は金曜日、明日から人が多いかもと

今日行くしかないと一日一回上映に行ってきました。

うーん、座席はとびとび指定。

もちろんマスク着用。

コーラを買って座席に着くと、

なんと一人~、貸切~、やったね~。

人気ないのか?とちょっぴり残念な気もするけど

なにせ、いつも私が観るときは2、3人しかいない映画館なので

あまり珍しくはありません。

それでも8個ホールがあっていろんな映画をやってるので

なくなったら困る!映画館。

コロナにめげずつぶれないでくれ~と祈っておりました。

「花も嵐も寅次郎」もちろんDVDも持ってるし、

何度も観たけど、

おっきなスクリーンでみる映画は格別。

ジュリーかっこいい!

田中裕子かわいーーー。

何度みても寅さんすてき~。

なんて素敵な映画なの、完璧よ、山田監督、と思う。

また、役者が渋すぎてしびれる。

笠智衆大好き。

あんな役者二度と出てこない・・・。

動物苦手なジュリーがチンパンジーの赤ちゃん抱いてる

あのなんともぎこちないシーンとか、

観覧車のシーン、桜井センリもいいし、

ジュリーの真っ白なセーターがまぶしすぎるとか、

全シーン見てて飽きないです。

たぶん「キネマの神様」もそんな映画になる、

断言。

だから今から何回、映画館に通えるかな~と

わくわくわくします。

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「キネマの神様」2

2020年05月20日 |  映画

ジュリーの今年のお仕事は伝記映画だったんですね。

こちらも撮影延期になってただろうから、

キネマが終わるまで待ってて欲しいですね。(^o^)

コンサートができる日がいつになるのか

全くメドが立たない今、

映画は本当にありがたい。

ず~っと残る映像は宝物ですよ。

もしかして2年続けてジュリーが映画でみれるかも。

本当に本当に期待してます。

 

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Fukushima50

2020年03月17日 |  映画
久しぶりに映画レビューです。
見てなかったわけではなく、
見終わったあと、すぐに他のことを考えられる内容の映画は
レビューに値しないのでしてません。

何を見たのかのも、ちょっと・・(単なる健忘症^^;)

今日の映画は過去一。
もう最初から心臓がばくばくして
涙が止まらずあやうく号泣しかけました。

辛すぎて見れない人はたくさんいると思うけど
政治家と東電の人と「左派の悪口を書く人」はぜひ見てほしい。

どれほど理不尽な世の中なのか、
善と悪ではない、天の意思に身をゆだねるしかない
この「放射能」の問題は
今、原発を稼働しようとしている政府の決定は
身が震える。

人間の力で制圧できない放射能を
どうにかできると決定したのは
どこの誰だったのか。

現場で命をかけた人たちの物語だけど

「行け!命令だ。」と言う机に座った人たち、
原子炉で放射能の危険に身をさらしていた人たち、
おびえて避難する人たち、
消防や自衛隊の人たち、
そこにいたすべての人たちの叫びが
映画の音と映像によって心に打ち込まれてきた。

3.11は日本人が絶対に忘れてはいけない出来事で
それはその昔、原爆投下がもたらした悲劇と同じ。

あの時、TVのニュースを見ながら原子力発電所の爆発が
この世の終わりに映った。
あの衝撃を忘れてはいけないし、
今コロナでマスクを奪い合う人にも見てほしい。

主演の佐藤浩市さんの激やせが今話題になっているけど
この映画の中でもすごく痩せています。
たぶん、この役は今までで一番つらかったのでは、と想像しています。
これで太れる人はちょっといないと思う。
事実なのだから、だって実在の人物なんだから、
その人たちの苦しみを体現しているのだから
辛くて当然です。


ラストシーンはあまりに美しく涙がぼろぼろこぼれた。
もちろん、ジュリーのあの曲が頭の中では流れていたのよ。

行きかえりの車の中では「Help!Help!Help!Help!」と「頑張んべえよ」を
ずっと聴き続けていたのは言うまでもありません。
映画を見ながらずっとジュリーの生きざまを重ねていました。


被災地の復興のために
曲を作り続けるジュリーと心は共にありたいです。


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