取材記者の血が騒ぐ～

お盆休みに三重県経由で夫の実家へ帰った。夜中の1時過ぎに埼玉の家を出てその日のお昼過ぎには、愛知県渥美半島の先端伊良湖岬からフェリーに乗って三重県の鳥羽へ。お腹がすいた～。「いい店あるよ」と夫。

どうやら彼は鳥羽に行くことを決め、インターネットで口コミ情報を調べまくったらしい。でたどり着いたのがこの店よ！その名も「大家族」。なんとJR鳥羽駅から続く建物の一角にある普通の食堂。

田舎町の駅前食堂、といった感じのつくり。これは知らなければ入らない。半信半疑、「赤うに」やら「サザエのつぼ焼き」やら「刺身」やらを注文した。
・・・。
無言。おいしすぎるー。新鮮すぎるー。誰かしゃべれー。

しゃべる間もなくパクついていたらご主人がやってきた。観光地の取材をして記事を書いてきた私のこと、黙ってはいられない。
「おいしいですねー、ご主人！」
ついつい話しかけてしまう。
「だろー。俺が海にもぐって採ってるからね。これも今朝とってきたんだ。だから新鮮なものを安くできるんよ。この赤ウニなんか今が旬だからね。おいしいでしょ。」
「おいしー。とろけるよー。ハマチもプリプリ、コリコリ。サシの入り方は松坂牛みたいです！」
「でしょー。でもさ、料理勉強したわけじゃないからホント素人料理でね。気の利いたもの作れないんだ。」
「いやいや、この素材はこれで充分。コテコテっとした味付けなんかしないほうがいいですよ。さすが素材のことをよく知ってる。素材の味を生かした絶妙な味加減ですねー。」

混んでる店内。それでも、どこの地域の宿泊施設がおいしいものを食べさせてくれるだとか、お得な情報をゲット。
ついつい黙っていられないのでした。

皆さんも、鳥羽に行ったら「大家族」行ってみてねー。間違いない！