埼玉のかあちゃん社長奮闘記_サステナブルな毎日

起業して20年超。藍染めを傍らに太陽や風、星や花の声を聴きつつ埼玉とみなかみを行き来する埼玉のかあちゃん社長奮闘記です。

働け

2006-02-05 09:11:40 | ライフ&ワーク
「今も聞こえる あの おふくろの声 僕に人生を教えてくれたぁ やさしい おふくろ」っとまたまたフォークソング気味に始まりました~。先日NHKで、九州を愛する人でつくる歌番組というのをやっていた。(題名は忘れた)。私が見ていた時間帯は、武田鉄也さんとさだまさしさん、小椋桂さんが歌いお話しするという贅沢な時間。武田さんが、昨年亡くなった母親の思い出を語り海援隊として『母に捧げるバラード』を歌う。何度聞いても泣けるんだよなー。

このセリフ、私はいつもここで泣ける。
「行って来い、どこへでも行ってきなさい。母ちゃん、お前のごたあ息子がおらんごとなっても、何も さびしうなか。が、いうとくがなあ、なまじ腰ば降 ろして休もうなんて絶対思たらつまらんど。死ぬ気で働いてみろ、テツヤ。人間働いて、働いて、働き抜いて、もう遊びたいとか、休みたいとか思うたら、一度でも思うたら、はよ死ね。それが人間ぞ。それが男ぞ。おまえも故郷をすてて都へ出てゆく限りは、帰ってくるときは輝く日本の星となって帰ってこい。行ってこい。行ってこい。』

むかしのおかあちゃんは強くて優しかった。そういう自分も働いて働いて家族を支えていたんだもの。母親が「家には帰ってくるな」と言えた時代の子どもたちが戦後日本の経済を成長させた。そうして育った子どもにとって強くて厳しかった親は「反面教師」となっているのかもしれないけれど、私は団塊の世代を育てた親のあり方に注目している。

さて、そんな私に育てられている娘の話。
昨日、もと夫のところに娘を連れて行った時、「このままじゃ、貧乏で死ぬ~」と言ってみた。一緒に暮らしていた時に風水を信じて置いた西側の黄色い招き猫の貯金箱。「お、重い。これちょーだーい!」と誘拐。もと夫は「やめてくれよー。持っていくなよー」と抵抗。「それ、風水なんだからさー」と半分怒り気味。「いいじゃん、いいじゃん。あ、黄色い人形があった。これ、代わりに置いてくよ!」と私。「おーい、ダメだよ。持っていくなー」ともと夫。

それを見ていた娘が私に一言。
「ママ、やめな。働け。」
「・・・。」

そういえばいつも私は彼女に言っている。「大人になったらね、お金をただでくれる人はいないのよ。お金が欲しかったら、働きなさい」。

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