埼玉のかあちゃん社長奮闘記_サステナブルな毎日

起業して20年超。藍染めを傍らに太陽や風、星や花の声を聴きつつ埼玉とみなかみを行き来する埼玉のかあちゃん社長奮闘記です。

「癒し」っていうのか

2022-07-31 12:36:15 | ライフ&ワーク
帰宅して、お風呂入って、ビールあけて、夜の7時半。カンパーイ♪うす暗い朝3時過ぎに起きてから、緊張の連続だった。ほんっと、疲れたーーーー。あー、解放!!

疲れすぎて、テレビ(あ、うちにはテレビがないので、ネットで映画とか、見逃し配信とか!)を見る気にはならない。利根川の音でも聞くか。

「ん、けど…。今日は音楽、聴こうかな」

もともと音楽は嫌いじゃない。
小学生でコーラスクラブに、中学では吹奏楽部に所属、高校でも音楽を専攻した。好きなんじゃん(笑)けれど、なんだか忙しくしているうちに、そんな自分のことなんかすっかり忘れちゃってた。それも40年も。

「音楽、何を聴きますか」
そんな質問をされた1年前。「音楽はあまり聴きません。川の音で癒されているので、それでじゅうぶん」と答えた私。が、JAZZと出会う。

アイティストの個性、時代背景、楽器などなど、もう多様すぎて分からない。そんな私に先輩が、考えて考えて「名盤から聴こう」といろんなJAZZを聴かせてくれた。

THE OSCAR PETERSON TRIO(オスカー・ピーターソン・トリオ)の『WE GET REQUESTS』はモチベーションが上がるので仕事のBGMにした。サックスのArt Pepper(アート・ペッパー)は軽快でおしゃれ。THELONIOS MONK(セロニアス・モンク)の『Solo Monk』は料理や掃除をする時に最高で、何度聞いても「おい!」と突っ込みたくなって、楽しく作業がはかどった。

ただ、Bill Evans(ビル・エヴァンス)は、苦手だった。聴こうと思わない。暗いじゃん。

ところが、だ。

昨晩、私が手にしたのはビル・エヴァンス『You Must Believe In Spring』だった。もう、一歩も動きたくないと身体が言っている。支えを見失いさまよう「心」。ビルの音楽がゆっくり、しっとりと浸透する。まるで、からだじゅうが優しいベールに包まれるような感覚だった。

ここちいいぞ。

「あなたのフルートは、元気すぎる」
「音符を追えばいいんじゃない、音楽性を出さないと」
「悲しい曲は悲しい音を…」

フルートの先生の言葉が、重なる。

そうだった、そうだった。私はいつも元気だった。
元気にふるまうことがクセになっていた。
前向きに考える、そう、そう、それが私。
「大丈夫です」が、私の口ぐせだもの。

だけど、悲しい時は泣いてもいいんだよね。
辛い時は、落ち込んでもいいんだよね。
疲れた時は、休もう…。

音楽が、やさしく寄り添ってくれて、ラクになったんだ。
明日からまた、がんばるね♪

【メイン写真】
『You Must Believe In Spring』
/Bill Evans(ビル・エヴァンス)

【リンク先】
藍染め暮らし
有限会社E-スタヂオ

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