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埼玉のかあちゃん社長奮闘記_サステナブルな毎日

起業して20年超。藍染めを傍らに太陽や風、星や花の声を聴きつつ埼玉とみなかみを行き来する埼玉のかあちゃん社長奮闘記です。

「伝記」の力

2006-04-30 22:15:00 | ライフ&ワーク
「ママに話したいことがいっぱいあるよー」と娘。なになにー、と答えてテレビを消した。今日の給食の献立の話しに始まり、仲良しのお友達がゴールデンウィークに横浜中華街に遊びに行くのだという話し、今「伝記」を読むことにはまっている話、アインシュタインの伝記を読んで「原爆」について考えた話、「ニュートン」の万有引力の法則と「アインシュタイン」の相対性理論がつながり、伝記はこうしてつながっていくので面白いという話、でも自分が読んでいる伝記はマンガだからさいたまの小学校の図書室にはなかったかも、ということまで次から次へと娘は話した。

たまたま私は先週、相対性理論の本を読んでいた。光の速さは一定だとか、時間のズレというものについてだとか。数学も物理も良く分からん!ただ、今の私に見えているものは不確実で宇宙が広いということはわかった。また、私が読んだ本にはアインシュタインが生きた時代背景についても書かれていたので、ナチスから逃れるためにユダヤ系のアインシュタインがアメリカに渡った話や、その後原爆の開発につながった科学者のDNAみたいなものを知って悲しい思いを抱いた。

で、娘が言うわけさ。
「アインシュタインの本読んだよ。」
「相対性理論?」
「そうそう。でもその資料はないんだよ。誰かに燃やされちゃったの。」
「もしかして、ヒトラーのナチス?」
「そうそう!」
偶然娘と同じ時代の本を読んでいたものだから、すごいマニアックな会話となった。そこから、なぜ東京ではなく広島に原爆が落とされたのかという話しにまで広がる。んー、私には分からないよー。なぜ??

次から次へと彼女の口から出てくる言葉。
1時間半もおしゃべりして、もう後は寝ながら話そうと言うことになった。布団に入った娘がまた、私に質問する。
「ねえママ、生きていくのに必要なものが2つあるんだ。何だと思う。」
「んー、そりゃあ水と食べ物だよ。」
そんな風に答える私に、彼女は言うわけよ。
「命と夢だよ」

・・・。

私も伝記読まなくちゃなー。脱帽。
こんな娘だけど、まだまだ日本語もちゃんと理解できないたった10歳の子どもなんですよ。しかし子どもの感覚に嘘はない。大人として、子どもの生きることへの純粋さを見るにつけホント、参っちゃってる日々です。彼女の言葉から、今が子どもたちにとって「夢」のもてない社会だとしたらそれは大人が悪いでしょ、何とかしなきゃねー、と夢追い人の私は思いました。

さて、次の世代のために、私には何ができるでしょう、ねー。

【写真】マクドナルドが募集したドイツワールドカップのエスコートキッズのチラシ。娘は「私とサッカー」という作文を書いて応募した。もちろんダメモト。でも、締め切り前日、締め切りに間に合わせるためにわざわざさいたま新都心で途中下車し速達で事務局宛に応募書類を送ったのは私でーす。選考に通ると、ドイツで行われるオーストラリア戦で日本の代表選手と一緒に入場します。

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