Tomotubby’s Travel Blog

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でもホントに旅 Blog なんだろうか?

ポルポはタコ

2009-10-06 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
前回紹介しましたヌスラット・ファテ・アリ・ハーンのカッワーリーの楽隊は、一同が床に座して演奏、歌唱するスタイルを採っています。ヌスラットは長時間立ったままの姿勢では巨体を支えきれそうにないように思えるので、このスタイルがむしろ彼に相応しかったように思われます。

ヌスラットの姿を見ていて、「ジョジョの奇妙な冒険」第5部の序盤に、「パッショーネ」というマフィアの幹部で、主人公ジョルノの入団を試験する「ポルポ」という名の人物が登場したのを思い出しました。彼はヌスラットどころでなく、あまりにも体が大きすぎるためか、常時、ネアポリス(ナポリのことらしい)の刑務所内にあるガラス張りの、水槽のような一室で暮らしています。立ち上がることなく。

部屋には娑婆で味わうことのできるありとあらゆる贅沢が不自由なく用意され、壁にはゴーギャンゴッホの絵が架けられています。ポルポにとって不自由に感じることとは、バチカン・システィーナ礼拝堂のミケランジェロ作「最後の審判」を自由に見にいけないことらしいのですが、その巨体ではもともと礼拝堂の入口を通れないよ。ナポリからローマまではトラックの荷台にでも乗って行くのかい? とツッコミを入れたくなりました。



この「ポルポ Polpo」という名前は実は「タコ」のことらしいのです。そうすると刑務所の住まいは、さしずめ「タコ壺」といったところなのでしょうか? ポルポがキャンティ・クラシコのツマミにチーズとキャビアをのせたクラッカーを食べるシーンで、ジョルノの目には、ポルポがクラッカーばかりか自分の指を食べているように見えるという下りがありましたが、これなどは、タコが空腹時にストレスから自らの足を食べる習性を表したのかもしれません。

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