Tomotubby’s Travel Blog

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江蘇省宜興窯の「紫砂壷」を買ってみた (横濱中華街3)

2005-03-15 | 横濱・中華街
台湾で買ってきた中国茶を飲むための茶壷が欲しい。ということで、横浜中華街で探してみました。

茶器は茶藝館で売っていたりするのではないか。と思いついたので、まず茶藝館を探してみました。中華街だから、茶藝館がいくつもあるかと思ったんですが、大世界の近くに「三希堂」という乾隆皇帝の書斎(そういえば、現在リニューアルで閉鎖中ですが、台北・故宮博物院の中にもこの書斎が再現されていました)の名前を持つお店と、地久門の近くの「茗香閣」というお店、そこからちょっと離れた關帝廟の近くの「悟空茶荘」の二階のお店くらいしかありません。台湾出身者が少ないせいもあると思いますが、少し意外でした。

「茗香閣」は、隣接する「緑苑」という高級茶葉を売るお店が経営しています。「緑苑」の一階は壁中が茶缶で埋まっているのですが、それを尻目に二階に上がると、ありましたありました。二階はガラスケースの中に茶壷がたくさん揃った茶器ショップなのでした。それらの殆どが中国江蘇省宜興の「紫砂(しさ)」を原料胎土に使った「紫砂壷(しさこ)」ということで、中には何万円もする茶壷もあり、Tomotubby 少し緊張の面持ち。

「紫砂壷」には目に見えない小さな気孔があるため、お茶を淹れるとあくや渋みを壷に吸収して、お茶が美味しくいただけるそうです。本物の「紫砂壷」は、ろくろを使わないでタタラで作った手作りのものらしいですが、量産品は型出しで作ったものも多いようです。

気に入って買ったのが、以下の二色使いのものなんですが、どうなんでしょうか。素人なのでよく判りません。裏返すと「高建芳」という名の落款があります。インターネット検索をしたところ、見つかりました。 1956年生まれ。宜興の高級工藝美術師で、作風が女性的だなと思っていたら、やはり女性でした。こんな方で、中国工芸美術大師、宜興の作家の第一人者「蒋蓉」のお弟子さんでした。なんか凄い。


お気に入り

「緑苑」
地址:横浜市中区山下町220
電話:045-651-5651
營業時間:11:00~21:00
定休日:木曜日

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