Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
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虎豹別墅の法則 (Singapore)

2004-08-15 | Tiger Balm Gardens
虎豹別墅の円形広場には、時計回りで、薬売り、武松打虎、弥勒菩薩、西遊記花果山、孔子、キリンが並んでいました。薬売りと武松は、武松の兄の仇の西門慶が薬屋の旦那だったことで繋がり、孔子とキリンは、孔子の母が孔子を身籠もったとき麒麟を見たことで繋がっていました。

ならば、残りの弥勒菩薩と花果山の間にも関係があるのでは?と「西遊記」を調べたところ、百回本第66回に弥勒菩薩が登場しているのを発見しました。

悟空は、魔王黄眉大王に捕われた三蔵、八戒、悟浄を救おうとするのですが歯がたちません。そこに弥勒菩薩が現われるのです。驚いたことに悟空を悩ます魔王、黄眉大王の正体は、弥勒菩薩の童児、黄眉童児でした。瓜畑の爺さんに化けた弥勒菩薩は、悟空がおびき寄せた魔王に、悟空の化けた瓜を食べさせ、腹の中で大暴れさせます。魔王は痛くてのたうち回り、姿を現した弥勒菩薩に叩頭、自らの罪を詫びるのでした。

「西遊記」(中野美代子訳)には、弥勒菩薩の風貌について以下のように書かれています。

福耳にゆたかなお顔
肩幅ひろく太った体
春の気配を漂よわせ
眼差すずしく秋の光
寛ろぐ袖に福やどり
草鞋姿ものびやかだ
これ極楽の笑いの仏
南無弥勒に在します

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