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Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

最有名的立陶宛傳統的菜

2010-12-20 | Asia 「圓」な旅
上海万博では、バルト三国の一つ、リトアニアのパビリオンに入場した際、館内のレストランでリトアニア料理を食べました。日本にリトアニア料理を供するレストランはなかったはずで、私も生まれて初めて食べたのでした。「最有名的立陶宛傳統的菜(最も有名なリトアニア伝統料理)」として「斉柏林(Cepelinai)」と「冷甜菜根湯(Cold beetroot soup)」が紹介されていたので、迷わずこの二皿をオーダーしました。「斉柏林」とは、レッド・ツェッペリン(「斉柏林飛船」)と同じつづりで、この料理が飛行船の形をしていることから名づけられたことは想像できました。しかし飛行船がツェッペリン伯爵によって発明されたのはせいぜい100年前だから、その程度の歴史しかない料理を果たして伝統料理と言ってよいものか。と思ったりもしました。材料はピロシキの具のようなものをジャガイモで作った分厚い皮で包んだものでした。「冷甜菜根湯」の方は、最初、このピンク色はいったい何なんだろう?と疑念を抱かせるような色合いでしたが、材料が赤蕪と知ると納得しました。ロシア圏の料理ではボルシチが有名ですが、このボルシチとは赤蕪の意味で、赤蕪を入れるのが本来のボルシチだとかで、赤蕪はたいへんポピュラーな食材なのです。お味の方は冷たくて夏向けのあっさりしたものでした。



賺錢使命的朝鮮館的陪伴員 小姐篇

2010-12-04 | Asia 「圓」な旅
朝鮮館の中にはさして重要な展示物など何もなく、中央にはハリボテの橋や噴水や洞窟があるだけの空虚な空間が広がっていました。そのような中心部の空虚さとは対照的に、周縁部の出口近くでは朝鮮人コンパニオンによってあくなき経済活動が繰り広げられているのでした。私はロラン・バルトの「表徴の帝国」を思い出してしまいました。

販売方式は中国伝統のガラスケース越し対面販売。コンパニオンの背後の棚やケースの中には外貨獲得のための切手や朝鮮人参など朝鮮名産がずらりと並べられています。このコーナーは特に中国人民の方たちには凄い人気で、黒山の人だかりができていました。人気なのはケースの中だけではなく、朝鮮人コンパニオンたちにも熱い視線が向けられていました。コンパニオンは4人いたのですが、人民の方たちが特に集まっていたのは以下の2人の前なのでした。そこでは2人に向けて絶えずフラッシュが焚かれていました。なぜかというと、あとの2人は派手なチマチョゴリを着てはいるのですが、おばさんだからなのでしょう。

North Korea Expo Companion

Expo Sanghai North Korean Pavilion Companion sells Korean Ginseng
アブラギッシュ

上のチマチョゴリのコンパニオンは「パッチギ」のエリカ様にも似て美形でしたが、この異常な肌の照かりはいったいどうしたことでしょう。凄い油性。朝鮮にはいい化粧品がないんだろな。と少し同情してしまいました。

地上的樂園展示館

2010-11-28 | Asia 「圓」な旅
DPR Korea Pavilion  朝鮮館

上海万博では、韓国が外壁一面がハングルだらけの「韓國館」と(日本産業館に比べるとかなり見劣りするも)「韓國企業聯合館」まで出して二館で展示を行っていたのに対して、北朝鮮はこれらから少し離れた場所での「朝鮮館」のみの展示でした。この「朝鮮館」のパビリオンは、どうやら北朝鮮の資金不足から中国政府が代わりに建てたものらしく、安普請のせいで万博開幕後すぐに雨漏りが見つかり臨時休館にして修復工事を行ったそうです。因みに「韓國館」「朝鮮館」の中国語表記は、日本語の公式ガイドブックを見ると「大韓民国館」「朝鮮民主主義人民共和国館」と長々と書いてあります。北朝鮮にガイドブックがあれば、韓國館は「南朝鮮傀儡館」とでも書いてあるのでしょうか。



殆ど並ばずに「朝鮮館」に入ると、いきなり中国人民お待ちかねの「護照(パスポート)」に「盖章(スタンプ)」のコーナーです。ここではスタンプはなんと二種あり、左のテーブルで押してもらう千里馬をあしらった無料のものと、右のカウンターで朝鮮館と書かれたシールとともに押してくれる有料のもの(確か2元)。有料の方は開幕当初にはなかったらしいです。さすが「悪の枢軸」朝鮮、スタンプ人気にあやかって、こんなところでも商売を始めたようです。有料スタンプの方は人民の方を相手にそこそこ商売繁盛していましたが、テーブルの上にはこんなものが...

EXPO passport made by North Korea

そうです。さすがにパチモノ北朝鮮です。パスポート人気にあやかって、朝鮮オリジナルのパスポートまで作ってしまったのです。価格は30元と中国公式パスポートと同じ値段なのですが、こちらは人気がなくて中国人民は失笑するだけで誰も買ってませんでした。パチモノだけに20元くらいで売ればいいものを。

「パチモノ」とは、関西で「パチモン」ともいう。語源は「パチンコ」の「パチ」だとずっと思っていたが、改めて調べてみると「嘘っパチ」の「パチ」なのだった。しかしどうして「嘘っパチ」とか「嘘八百」とか言うんだろう。

安哥拉館的芸術品

2010-11-20 | Asia 「圓」な旅
以下は、中国人民の方々から好評を博して、その結果「請勿触摸艺术品」と大書された貼り紙があるにもかかわらず絶えず触られまくっていたアンゴラ館の「芸術品」です。その気持ち、判らないでもないですが...。

おそらくは同様の動機からなのでしょう、黒人女性は記念写真の対象としてどこでも人気の的でした。人民の方たちにとって彼女たちは「珍獣」と変わらない存在なのでしょう。「ホッテントット・ヴィーナス」サラ・バートマンのことが頭を過りました。



むしろ私は、アンゴラ館の出口近くにあったこの美しい椅子に強く惹かれました。


展品珍貴請勿触摸

2010-11-19 | Asia 「圓」な旅
上海万博の会場では、人民の方たちが所構わず展示品を触りまくり、展示品とともに写真を撮るという光景が見られました。特に珍しい展示品があれば、たとえロープが張ってあっても、脇に「請勿触摸」と書いてあっても、大胆にロープを越えてまで我先に展示品に近づき触りまくり、場合によっては頬を寄せてまで写真を撮るのです。「請勿触摸」の大書を無視して、子供に展示品を触らせて写真を撮る親の姿はあちこちで見られました。アフリカ共同館の向かいにあるアンゴラ館では、人民の方々のご乱行により展示品が壊されたのか、見苦しいほど大きな字で書かれた「請勿触摸艺术品」の貼り紙が、館内至るところにと貼られていました。それでも人民御一行のご乱行は止まないようで、展示者側はあきれ果て疲れ果て半ば諦め気味、すでに放置状態でした。


アフリカ共同館セネガル館ではライオンが格好の餌食になり、すでに鼻の頭が摩耗してしまっている


こちらのアンゴラ館の展示には、ロープを越えて写真を撮るために、人民の方が順番待ちしていた

在非洲国家聯合館内的中國人民的荒唐

2010-11-12 | Asia 「圓」な旅
上海万博会場で常に並ばなくても入場ができ、冷房がきいていて、効率的に多数のスタンプが集められるアフリカ共同館。その館内は見本市会場のごとくで、参加国家ごとの小さなブースが数十コマ並んでいるというもの。もともと貧しい国ばかりで、中国が史上最大規模の万博を開催したこと、わが大阪万博を上回ったことを示威するため数合わせで招待された国が多いから、とりあえず大使館に飾っていたものを持ってきました的な、高校の文化祭みたく低予算で手作りで頑張りました的な、展示が多いのでした。当然、会場スタッフの数だって予算上限られていて、昼食時には無人になるブースも多く、そういう脇の甘いところを一部の中国人民の方は見逃さないのでした。一部人民の方々の非文明人ぶり、傍若無人ぶりは目に余るものもあり、それを見つけてあきれて写真を撮るのもまた、万博のひとつの愉しみ方なのでありました。悪趣味?


赤道ギニア館(?)内で持ち込んだ昼ごはんを食べだす人民の方々


ガボン館内の休憩スペースで横になって熟睡する人民の方

山東省高密

2010-11-05 | Asia 「圓」な旅
中国滞在時に、寡ない語彙をもとに中国人女性と筆談で会話をしていたところ、彼女の出身地が「山東省高密」であることが判明して私は動揺を隠せなかった。

「高密」という場所を私は訪れたことこそないが、そこは紛れもなく作家・莫言の出身地であり「高密県サーガ」とも呼びうる、「赤い高梁」以来の彼の小説群の舞台となった土地である。小説では高梁畑の延々と続くその土地は、私の脳内においては既に馴染みの深い土地で、私にとって永遠に空想の地所であるはずだった。しかしその「高密」が彼女という肉体を纏った現実として私の眼前に現れたことで、私の中の「高密」のイメージは虚実新旧がない交ぜになってしまった。現代中国にいるはずの現実の私は、彼女を媒介に小説に描かれた世界にひきずりこまれそうになっており、私が大切にしまっておいたはずの「高密」のイメージには、突然割り込んできたまがまがしい現代中国の印象が上書きされそうになっていた。そのように混乱しながらも私は「高密」に引き寄せられ、そこに不思議な因縁のようなものを感じざるを得ないのだった。ただ残念なことには、彼女は莫言の作品はおろか名すらも知らなかった。

現実とは、いつもそういうものだ。

今年三度目の上海なう。

2010-10-25 | Asia 「圓」な旅
10月24日




13:52 from Keitai Web
ちぇーっ。今年三度目の上海は雨。今日は南京で反日デモがあるらしい。(当局によって鎮圧されたそうです)
14:01 from Keitai Web
空港にたくさんいた海宝が片付けられていた。ちと寂しいの。

10月25日




10:09 from Keitai Web
入場者七千万人を超えて、比較された大阪万博も超えて満足した温家宝が海宝を片付けたとみた。でも上海市民に只券配布してかさ上げした分は、入場者数に入らないんじゃない?

10月26日




10:41 from Keitai Web
昨日はこの秋いちばんの冷え込み@上海で、コート持ってこなくて後悔しました。
10:43 from Keitai Web
今日はお天気良さそうであったかいみたい。
11:07 from Keitai Web
上海蟹は日本で食べると脚の隅々まで食べ尽くすけど、現地に来ると甲羅の下だけ食べたら脚は後で食べることにして次の蟹へ移ってしまう。そうしているうちに脚の載った皿は片付けられてしまう。
by tomotubby on Twitter