桂木嶺のGO TO THE THEATER!~Life is beautiful!~

歌舞伎中心とした演劇・クラシック音楽・美術展・映画など芸術全般のレビューを書きます。優れた芸術は応援します!

とある政党の候補者の方のボランティアスタッフをしました♪

2017-10-12 17:54:34 | かしこいくらし

きょうはとある政党の候補者の方のボランティアスタッフをしてきました(^_^)/

(まぁ、どこの政党か、もうみなさんだいたいわかってらっしゃるとおもうんですが^^)

おととい、その候補者の方が演説をなさっていて、

とてもいい内容とお人柄だったので、「よし!この人とこの政党をぜったい当選させてあげよう!」と思い立ち、

スタッフとして2日目、たのしくお仕事してまいりました。

きょうのお仕事は、候補者の方のチラシに、選挙管理委員会のお墨付きのシールを張る作業。

チラシ一枚にもいろいろな思いが込められているんですね。

ほかのボランティアスタッフの皆さんと楽しくおしゃべりをしながら、

ワイワイと貼っていきましたら、あっという間にノルマ達成(^_^)/!

 

わたしが映画会社出身、そして、劇評家のタマゴということで、

ずいぶん珍しがられまして、ひとしきり映画と芝居とスター談義で盛り上がりました。

でも、政治をやられる方の見る映画って私などとはずいぶん違うのですね。ビックリしました。

私はやっぱり「サウンド・オブ・ミュージック」とか「ウェストサイドストーリー」

「マイ・フェア・レディ」などのミュージカル映画が好きですが、

かれらの見る映画は、「人間の条件(みたことありますけど、かなり問題作ですね)」

「キクとイサム」(これも問題作ですね)「名もなく貧しく美しく」(これは感動作ですね)

といった、いろいろ考えさせられる映画が多く、

なるほど~と思いながら作業させていただきました。

「やっぱり映画と演劇で世の中を変えていくことって大事だよね!(^^)/」と

すっかりみなさんと意気投合して、うれしい気持ちで帰ってきました。

 

明日も行ってみるつもりですが、お天気が雨になりそう・・・・!!

ああ、神様、絶対にあしたも晴れにしてください~(^_^)/

 

えっ?いったいどこの政党の、なんという候補者の方かですって?(^^)

ウフフフ、それを宣伝したいのはやまやまなのですが、

やっぱり、ナイショとさせてください。

その方が見事当選しましたら、お名前と正解を発表します~(^_^)

 

というわけで、みなさん、どんどん選挙にいって、もりあげましょう~(^_^)/!

(あ、もう不在者投票もできますので、22日いけない!という方はお早めにどうぞ(^_-)-☆)

 

あなたの一票で、日本が変わる。世界が変わる。

歴史を変えましょう~(^_^)/!

 

 

 

 


母とのんびり。あー、幸せ。

2017-10-12 03:04:05 | 家族・なかまたち

きのうは、実家に久々にいきまして、のんびり母とすごしておりました。

父がちょっと検査を受けるというので、一日家を空けなくてはならず、

母の面倒を私がみることになりました。

ひさしぶりに会ってみますと、母は髪をちょっとおしゃれ染めにしていて、

すっかりあかるい印象になっていました(^^)

「徹子の部屋」をみながら、ふたりでほのぼののんびりすごし、

そのあとは、母の部屋でずっとおしゃべりに興じておりました(^^)

母は、私がパーヴォと一緒に撮らせていただいた写真があるのですが、

それをいたく気に入ってくれています(^^)

パーヴォの音楽をききながら、たのしい午後をすごしました。

母は、私がパーヴォに演奏会の後のサイン会の際、

いろいろ感想を述べた話を、大変喜んで聞いてくれました。

「パーヴォはやさしそうなひとね(^^)写真でとてもよくわかるわ」と

大変ゴキゲンでした。


途中、母の訪問看護の看護師さんがお見えになり、

いろいろ診察をしていかれたので、その立ち合いをしました。

看護師さんもいろいろ親切にしてくださるので助かります。

 

父が母のいろいろ面倒をみてくれているので、

父も大変だったらしく、

父の書斎やら部屋がすっかりちらかってしまっていたのでした。

わたしがいろいろ整理整頓をしました。

どうにかこうにか、父がゆったりすごせる雰囲気にまで

近づけることができました。

父の日ごろの苦労、おもいやられます。

夕方は母とふたりですやすやお昼寝。

そして買い物にいき、晩御飯の準備をしました。

 

父が帰ってきたので、検査結果をきいたら、まったく良好とのこと(^^)!

母とふたりで「ばんざーい(^_^)/(^_^)/」と喜びあいました。

 

晩ごはんはお寿司を買ってきて、スパークリングワインで乾杯(^_^)

そして私が急ごしらえでつくった、ブロッコリや小松菜など、お野菜の付け合わせ。

ささやかですが、たのしく両親と祝いの食事をしました。

 

父も大変ゴキゲンで、「どうもありがとね(^^)」とおだやかな笑顔で

見送ってくれて、実家からかえってきました。

 

夫も「親孝行できてよかったね(^_-)-☆」と喜んでくれて、

本当に感謝することしきりです。

またときどき、実家にいって、父の手伝いをしつつ、

母のおしゃべり相手をしてあげたいと思います(^^)


スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」緊急事態発生!!!

2017-10-09 23:36:28 | 歌舞伎情報

すでにご存じの方も多いとおもいますが

猿之助さんが、「ワンピース」きのうの公演中に負傷され、左腕骨折という重傷を負われました。

現在、治療されている模様です。くれぐれもお大事になさり、一日も早い回復をお祈りいたします。

代役等の詳細は、こちらの「歌舞伎美人」HPにでましたので、

ご覧ください。

http://www.kabuki-bito.jp/sp/news/4331

 

さて、ここからは、Twitterで私がつぶやいた内容を転載いたします。

いろいろご意見もみなさまあろうかと思いますが、

私のこころからの警句と思っていただければ幸いです。

 

「猿之助丈の、一日も早い回復をお祈りします。正直申し上げると、恐れていたことが現実になり、ちょっとショックです。スーパー歌舞伎は確かに娯楽性豊かですが、演出面では大変危険が伴うので、批評する際も実は褒める時に気を付けなくてはと思っていました。演出がエスカレートするのを止める為です。

丈の命に別状がなくて、本当に万が一の事態にならずにすんで、それだけが救いです。それでも「ショー・マスト・ゴー・オン」とならなくてはならないのでしょうが、演出面も含めて徹底的に安全管理を求めたいものです。劇評家としての私が丈に対してできるのは、ここまでです。

渡辺保先生が決してケレンや宙乗りをあまりほめない理由は、それが邪道だ、というのではなくて、実はこうした安全管理面を先生なりに危惧されておっしゃっているのではないかと思うことが多々あります。歌舞伎は現在こうしたケレン・宙乗りなどが盛んですが、一考を要したいです。

すべての歌舞伎役者さんに私がいいたい。観客にウケることだけを望んではいけない。観客がしぜんとあなたに対して畏敬の念を持つよう、泰然自若としてほしい。もちろんケレン・宙乗りなどで観客を喜ばせるのも大事でしょう。でも、もっと大事なものが歌舞伎にはあるのです。

あなたの命が次に紡がれ、次の世代にその芸がバトンとなって渡され、あなたの芸が永遠に語り伝えられることが歌舞伎にとって大事なことなのです。猿之助丈だけではなく、若手のみなさん、ベテランのみなさん、そのためには、自分の限界もちゃんとしっておくことが大事なのです。

「舞台の上で死ねれば役者は本望」といいますが、実際にそれを見てショックを受けるのは観客です。観客に心の傷をあたえてはいけない。歌舞伎役者であるあなたのために、熱烈な愛情を注いでいるたくさんのファンのひとたちを絶望させるようなことはしないでほしいと思います。

私はよく、猿之助丈などの芝居に冷たい人間だといわれます。しかしそれは、こういう事態がおきることを私が予見していたからです。私は女で、相手は男の人たちです。こういう事態にならないと、女のいうことを聞かない人たちでもあるのです。なんともやりきれない思いでこのニュースを聞きました。」


もちろん、それでも「ショー・マスト・ゴー・オン!」なのです。それがショービジネスの厳しい現実です。

でも、どうかご自分たちのことは、ご自分たちで守れるように、しっかり配慮してほしいですし、興行側にも配慮を求めたいと思います。

明日からの公演、がんばっていただきたいですね!くれぐれも気を付けて!

そして、猿之助丈、お大事に!

 


愛の勝利を謳う、スクリャービン交響曲第2番!パーヴォとN響の奇跡のコラボ!

2017-10-09 09:45:25 | パーヴォ・ヤルヴィさん関係

やはり、すばらしい音楽は、何物にも代えがたい魅力で、私たちの人生を

彩り豊かにしてくれるのだなと思えた、きのうの「クラシック音楽館」でした。

ロシア・プログラム、と題して催された、9月のN響の定期公演でしたが、

どれもこれも魅力的なラインナップで、

私の心を揺さぶり続けたのでした。

 

ロシア音楽、といえば、暗鬱なイメージを抱きがちですが、

パーヴォのタクトにかかると、華麗で、躍動感あふれ、大地の香りのする

魅惑にあふれた音楽になるので、ますますわたしはロシア音楽に惹かれていきそうです。

 

特にすばらしかったのは、やはりスクリャービンの交響曲第2番です。

公演の感想の時にも書きましたが、濃厚な官能性がたちこめ、

「愛の勝利」を高らかに謳いあげるパーヴォの指揮に、しばし心を奪われました。

ことに第5楽章のファンファーレでは、ロマンチックな魅力が横溢し、

聴くものを陶然とさせてくれました。

えもいわれぬ色気がただよう、パーヴォの指揮と、N響の演奏の奇跡のコラボは、

ますます冴えわたっていきそうです。

来週はオール・バルトークですが、こちらもすぐれた演奏になりますので

ぜひぜひみなさまお楽しみに!!!

 

ああ、この感動をもっと世界中に伝えていきたいですね!

パーヴォとN響が、これからいったいどんな音楽の奇跡をうみだしていくか、

とても興味があります。

音楽の力で、世界中がしあわせになりますように!


【本日!】NHKEテレ「クラシック音楽館」でパーヴォとN響がロシア・スペシャルを演奏します!

2017-10-08 18:47:54 | パーヴォ・ヤルヴィさん関係

きょうは待ちに待った、クラシック音楽館の放送日。

9月N響定期公演をおとどけする第2弾ということで、

グリンカ・ラフマニノフ・スクリャービンの名曲を

パーヴォとN響のみなさんがお送りします。

ぜひぜひみなさま、こちらをごらんいただいて、

しばし世の喧騒からのがれ、うつくしい音楽に

心をなごませてみませんか(^^)

 

放送まであと2時間!楽しみです!\(^o^)/


立憲民主党・枝野さん、新橋にて大いに吠える!

2017-10-08 16:54:15 | きょうのオピニオン

きょうは夫とふたりで、東京・新橋駅のSL広場で街頭演説を行う、

立憲民主党の枝野幸男代表のお話を聴きに行きました。

新橋駅に着いてみると、もうSL広場は一杯になっていて、

騒然とした雰囲気でしたが、なんだか青春映画のような熱気がありました!

 

枝野さんは3番目に登場。連日の演説、党首討論などのつかれもみせず

非常に意気揚々と登場。鋭い口調で安倍政権の打倒(うぉー!とすごい歓声が上がりました)、

憲法改悪の阻止、そして、安保法案・共謀罪・戦争法などの廃案を目指す旨、

非常につよい口調で切々と訴え、聴衆の熱い拍手をもらっていました。

 

考えてみたら、安倍政権が誕生して(私もなるべくブログで書かないようにしていましたが)

いいことなにひとつなかった日本。たしかに株価が上がったかもしれませんが、

一部の大企業にしか恩恵がいかず、分厚い中間層は貧困に陥り、

そして、職につけるはずのひとたちが、理不尽な形で職を追われ、

ヘイトスピーチなどで、国内外が不信感と苦境に陥るこの数年間でした。

 

国民に何よりもつらい重荷を背負わせ、自分たちは森友・加計学園問題でのうのうと

お友達政治を行い、アメリカのいうなりになって、安全保障問題はおろか、

憲法問題までぐちゃぐちゃにする安倍内閣の暴走を、

なんとしても止めなくてはならない!と声高く枝野さんは訴えました。

そして、私たちも「枝野!枝野!」と枝野コールでそれに応えました。

民主主義の根幹をゆるがした安倍内閣の横暴ぶりを

黙ってみているわけにはいかないと、夫も私も立ち上がりました!


民主主義とは、枝野さんいわく

「右も左もありません。上からの押し付けではなく、

草の根レベルの民主主義が展開されることが大事なのです」と

リベラル政党の矜持を熱く語られ、ふかい共感をよびました。

ぜひ、私も夫も、投票は「立憲民主党」にしたいと思いますし、

小池百合子さんのようにひよった希望の党のような政策には、

はなはだ懐疑的です。

 

沖縄・反原発・減税・安全保障・護憲と

この国の安全と発展を守ってきた要素を

この際はっきりと民意でしめすべきと考えます!


よりよい、未来の日本をつくるみなさん、いまこそ立ち上がりましょう!

 


【同期連絡大至急!】うすくんへ。大岩君、ちょっとこのブログのこと、うすくんに伝えてくれる?

2017-10-08 05:55:50 | 家族・なかまたち

うすくんへ(ブログをお読みのみなさま、すみません、これしかうちの東宝の同期に連絡する手段がないのです)

※すみません、大岩君、もしこのブログを読んでいたら、うすくんに大至急このブログのこと連絡してあげてくれますか?

いろいろテレビの報道で、斉藤由貴ちゃんが大変なことになっていると知りました。

うすくんもいろいろ大変だね。市川さんも阿部さんもどう対応しているんだろう、心配です。

ちょっと、由貴ちゃん戦犯論みたいになっているみたいなんで、あの、一応ね、由貴ちゃんをここは

ちゃんと東宝が護らなかったら大変だとおもうので、おせっかいですが、ブログで書きました。

ちょっとたくさん実名がでてしまいますが、緊急事態なのでお許しください。

 

由貴ちゃんの映画「おいしい結婚」で、私たち同期は、新入社員としていろいろ宣伝や営業のお手伝いをして、

勉強させてもらったよね?鎌倉の銭洗弁天で、大野Bさんに5円玉をあらってノベルティにすることを教わったり、

伊勢さんに予告編をつくるのを手伝わせてもらったり(「おいしい!結婚」ってナレーションいれたの、覚えてませんか?)、

「笑っていいとも!」の現場に連れて行ってもらったり、いろいろ頑張ったじゃない。

初日や完成披露試写会も、由貴ちゃんは、いろいろそのときも渦中に巻き込まれて大変だったけど、

みんなで励ましあって乗り切ったじゃない。大ヒットになってよかったね、っていってたじゃない!

 

で、ちゃんとご結婚なさったときは、堀内(元)専務のところに、由貴ちゃんがきちんと挨拶にきて、

「おかげさまで結婚できまして、ありがとうございました」っていっていたじゃない。

えらいな、ちゃんとした人だなってわたしずいぶん感心したよ、由貴ちゃんのこと。

お子さんが生まれてからも、東宝カレンダーに出てくれて、お子さんをつれてきて、

なかよく遊ばせてあげたり、いい奥さん、いいお母さんしていたんだよ、由貴ちゃん。

実は結構まっとうな感覚のひとだと、私はおもうよ、うすくん。

 

だから、どうしてそんな事態になったのかは知らないけど、

市村さんがいなくなってから、由貴ちゃんのこと、ちゃんとフォローしてあげるひとがいたのかな?と

心配でなりません。

 

あのね、夫がいても、家族がいても、夫以外のひとを好きになってしまう瞬間って

長い人生であるとおもうの。でも、それをどうにかこうにかみんな理性や、

由貴ちゃんの場合は、宗教の戒律で乗り越えていってるんです。

そういう葛藤を経て、いい演技ができると思うし、ひとを感動させられるんだと思うんです。

あやまちは誰でもあります。でも、そのあやまちから、由貴ちゃんが

いろいろまなべばいいと思うんです。女優として、女性として、母親として。

 

彼女も、もっと人にやさしくなれると思うし、もし今回の件で、

うすくんたちが由貴ちゃんに対してつめたい対応をとったら、

由貴ちゃんの人生はいったいなんだったんだ?ということになると思うの。

東宝グループのためにずっと小さい頃から、彼女はいろいろ尽くしてくれた人でしょう。

最後の一線は、どんなことがあってもまもらないといけないと、わたしは思うよ。

 

「君となら」って三谷幸喜さんの舞台で、由貴ちゃん、めちゃくちゃよかったじゃない。

ああいう企画をどんどん立てられればいいなとおもってたよ、私は。

 

東宝の映画のカラーもどんどんかわってきて、

俳優さんたちも正直悩んでいるとは思う。

でも、東宝芸能の役者さんたちは、東宝グループの良心だからね。

イメージをちゃんと伝えてくれるひとたちだから、

ちゃんと守ってやってほしいのね。

派遣さんをやめさせるとか、バイトをやめさせるとか、

そういうのとわけが違うってことを

うすくんも市川さんも阿部さんもよくわかってほしいです。

 

みんなの読むブログでこんな風に書いてしまって申し訳ないけど、

元同期ということで、うすくんにメッセージを託す次第です。

 

大岩君、うすくん、いつか落ち着いたら同期会やろう!

じゃぁね!

そのちゃんも、もしこのブログを読んでたら、大至急うすくんにつたえてください!!!お願いします!!

 くんちゃんも、きんちゃんも、もうないも、しげのぶちゃんも、なつめも、なんちゃん、はやちゃん、ろーまんくん、
福田君、多賀君、須藤君、からんくん、ろーどん、あべくん、よっちゃん、いけだくん、などなど、
とにかく同期全員で、うすくんをたすけるべし!!!

緊急事態のときには、同期でのりきるほかないです!!!


 

 

 


ああ、そろそろ芝居は卒業かなぁ・・・。

2017-10-07 01:36:13 | きょうのオピニオン

風邪をひきました。

 

最近急に寒くなってきたせいもありますが、

おそらく、とても疲れが出たんでしょうね。

9月のパーヴォ月間、そして、プライベートで転職のことも含め、

本当に激動のことばかりでしたので、心労がかさなったのだと思います。

きのうはフラフラな状態ですごしていました。

すこしよくなってきたのですけれどね。

明日も、あまり無理はせずにすごそうと思います。

 

実は、芝居を観るのが、最近あまりうれしくありません。

おとといの「マハーバーラタ戦記」を見て、つくづく感じたのですが、

なんというか、これもなんですけど、

最近の芝居って、理詰めでつくられた物語が多くて、

魂をえぐられるような感動が、本当に少なくなりました。

気遣いや頭ばかり使って、気が付けばぐったり・・・という芝居が

ずいぶん増えたような気がします。

 

正直、楽しくないです。

なんかもっと高揚感のある芝居を観たいけれど、

いまの世の中って、とってもミニマムな世界で生きているひとが多いから、

自分のことで精いっぱいな芝居が増えてしまうかな、という気がしてなりません。

 

ま、わたしという観客が一人減ったところで、

演劇界はびくともしないんでしょうから、

どうぞこのままご自由にやってください、という感じですね。

 

こんな調子だから、最近すっかり、

クラシック(こと交響曲)の魅力に取りつかれてるのかもしれませんけれど。

クラシックのほうが全然高揚感ありますものね。

志高く生きている!という実感を得ることができます。

もちろん最低限のマナーはまもらなくてはなりませんが、

少なくとも、感激したことを素直にいい表せる意味において、

クラシック音楽のほうがずっと自由ですね。

もちろんロックやポップスのほうがもっと自由ですが、

高揚感、躍動感、感動という意味ではクラシックにかなうものはないと思います。

 

しかし、どちらにしても、優雅なくらしには違いないですね。

このご時世に。

万が一の事態におちいったとき、まっさきにやりだまにあがるのは

こうした芝居・音楽・芸術です。

おそろしい世の中になったものだと思います。

 

本来ならば批評家とは、その世の中のおそろしい兆候があらわれたとき、

体をはってでも、それにたいして警句を発信することが大事だと

私自身は思っていますが、

劇評家のほかのみなさんはどのように思われているのかな、

という気がしてなりません。

ただ、役者と舞台をほめればいいという仕事ではないはずだと

わたしは思っていたのですが・・・。

 

いろいろな意味で、私、劇評をやっていくのは

なんだか限界だなという気がしています。

劇評を通して、私が実現したかった理想はありますが、

それをつぶそうとする人の多いことに、暗然とさせられます。

 

この国が、どういう方向にいくのか、つねにチェックし、

その時代の趨勢を見極めることの大切さを、

今後は、このブログを通して、みなさまにお話していけたらと思います。

 

 


ゆとり世代ね・・・(嘆息)。

2017-10-06 07:48:47 | きょうのオピニオン

今回の内定取り消しのケースから感じたことは、いまのアラサーの人たち(おもにゆとり世代ですが)が、とても冷たい視点で、「人材」というものを見ているのを感じました。また、自分たちが、育児をしながら仕事ができる環境を、当たり前と思っているのも、男女雇用機会均等法世代の私しては、正直憤りを感じたのも事実です。そういうところが「ビジネススタイルが違う」と言われるのかもしれませんが・・・・・。

会議で交わされる言葉が、本当に腹立たしい言葉が多くて、
「いまの40代、50代は、週3できてもらって、100万の月収のところを40万で使えれば、こちらの人件費が安く浮くので、そうやってかれらを使えばいい」
「ビジネスパーソンとして、まじやばいっすよ、彼らは」..

「長時間残業なんて、無意味っす」
「どうにもつかえないひとっているんですよね」

そのゆとり世代のやる気のなさを、なんとかひきだしてやってここまで引き立てたのは、誰だとおもってるんだ!
といいたくなります。

会議の言葉で、「超ヤバいっす」「めっちゃヤバいっす」ということばを連呼するのも、いったいどういう育ち方をしたのだろうと思うことしきり。あの・・・「ヤバい」というのは、もともとヤクザさんしか使わない言葉だったこと、ゆとり世代のみなさん、ご存じですか?

一人前の親御さんになって「めっちゃヤバい」なんて言っちゃだめよ、子供が恥をかくから!

彼らが就職氷河期を体験して、苦労した、というけれど、当たり前の話ですね。

だって言葉遣い、全然なってないんですもの!!

育児時短ができる過程は、実に大変だったことを思い出します。私には子供がいませんが(なぜいないか、ということも彼らに猛省をうながしたいですね!)、時短をとる方も、みんな必死ではたらいていたことを思い出します。

ま、ゆとり世代ですからね。
否定されるのも「あなたと違和感がある」んでしょう。
親に怒鳴られたこともないんでしょうかね。

来年50になる、オバサンの感想でした(笑)!

このブログも、オバサンの繰り言、とおもってみなさん、やり過ごしてくださいね。

でもひとつの社会勉強として警句になってますので、

そういうことを聴いてみる姿勢も大事ですよ!

 


歌舞伎座昼の部「マハーバーラタ戦記」を見てきました。面白かったです!

2017-10-05 23:07:23 | 芝居のエッセイ

きょうは思い立って、歌舞伎座昼の部「マハーバーラタ戦記」を見てきました。

とても面白かったですが、いかんせん長いですね!一応これからごらんになるみなさんは

この長さを覚悟しておいたほうがいいと思います。

 

すでに渡辺保先生が劇評を発表されておられますが、

冒頭のインドの神々が眠りからさめて登場するくだりは、非常に豪奢かつ華麗ですばらしいですね!

衣裳も大胆ですし、ちょっとスーパー歌舞伎とタカラヅカ風。忠臣蔵の大序のような壮麗さがあります。

しかし、ちょっとドラマのテンポがもうひとつ歯切れの悪いところがあり、

せっかく俳優陣が熱演しているにもかかわらず、ところどころ眠くなってしまったのはなぜでしょうね?

やはり上演時間を2時間半から3時間に抑える可能性はなかったのかどうか?と思います。

ただでさえ、聴き慣れぬインドの神々と人間の名前なので、字幕ガイドでも安くして

見せる努力も必要なのかな、という気がしています。

 

しかし、インドの神話の世界を歌舞伎化する、という着眼点と企画力は高く評価したいと思いますし、

音楽も含めて実際は成功していると思います。

衣装も非常に大胆かつ美しいですし(高橋佳代が担当)、歌舞伎にぴったりの素材というべきでしょう。

 

個々の俳優について。菊之助さんは絵に描いたようなヒーローぶり。(漢字がうまくでないので)

カルナ役を魅力的に演じました。

「どこまでもまっすぐに生きる男」という表現にふさわしい、清冽な魅力を放っていました。

また殊勲賞は、何人もいますが、やはりここは、まるで「ベン・ハー」の名場面を思い起こさせるスケールで

アルジュラ王子を演じ切った松也さんを押したいと思います。押し出しも立派でしたし、堂々とした風姿で

戦への想いに燃えるアルジュラ王子を見事に演じました。

また白眉ともいうべき演技を披露したのは、七之助さんのヅルヨーダ姫。

大変なヒール(悪)役ですが、文字通り氷のような美しさで、「マハーバーラタ戦記」の悲劇を体現しました。

ご本人にとっても新境地だったのではないでしょうか。

 

他にも、彦三郎さん、亀蔵さん(片岡・坂東ともに)、萬太郎さん、種之助さん、梅枝さん、児太郎さんはいうに及ばず、

さすがの貫禄で舞台を締めた、菊五郎さん、左團次さん、鴈治郎さん、時蔵さんも見事でした。

こういうときに、歌舞伎役者の朗誦術の見事さが、インド神話の世界をリアリティあるものにしていると

あらためて思いますね!

 

最後の立ち廻りは、非常にすばらしく、ここだけでも必見の価値があります。

くわしいネタバレは避けますが、

菊之助さんと松也さんの、戦車にのっての闘いぶりは壮絶な死闘であり、

まさに「ベン・ハー」の名シーンを思い起こさせます。

菊五郎劇団の面目躍如です!

 

ぜひたくさんの方にご覧いただいて、応援していただきたい、

今月の歌舞伎座昼の部「マハーバーラタ戦記」でした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


内定・・・・取り消されてしまいました😢

2017-10-05 22:50:37 | ちょっと(;´д`)トホホ

じつは一部の方にはお伝えしたのですが、

内定がとれていたのが、一転して、きょう先方の社長さんから連絡があり

「あなたとは、ビジネスモデルが違うし、当初から違和感を感じていたので、

インターンは終了し、内定は取り消します。もう明日からこないでください」と

いわれてビックリ!

週3回、インターンにくるようにといわれて

先方の会社のいうがままの恰好をして、言われた通りパソコンをもってきて、

先方の取引先にお邪魔したり、レポートを作成したのですが、

いっぱいそれの何がお気に召したかわかりませんが、

「不採用」ということになりました。

 

いろいろご心配いただいたみなさま、メッセージをくださったみなさま

ありがとうございました。

最初メールをもらったときは、大変ショックをうけていたのですが、

いまにして思えば、不可解な点も多く、逆にへんなトラブルにならないうちに

この企業からエスケイプすることができてよかったなと思っています。

 

また明日から頭を切り替えて、就職活動にはげみます!

がんばります(^_^)/(^_^)(^_^)/

 


きのうの日経夕刊文化欄にパーヴォのインタビューがでています!

2017-10-03 07:49:52 | パーヴォ・ヤルヴィさん関係

日経読者の方ならわかると思いますが、

きのうの日経夕刊文化欄に、パーヴォのインタビューがでました!

すごく素敵なパーヴォのお写真です!

電子版でもご紹介されています。

ぜひぜひみなさまもチェックしてみてください!

 

ところで、きのうからわたくし、就職活動も一段落して、

インターン生活を始めました。

一か月がんばって、来月から正式採用となります。

それにしても、やっぱり働くってすばらしい!

大変ですけれど、生活にすごく張り合いがでます。

仕事をしているときは、まったくその仕事に没頭できるし、

気分がおちこむこともまったくなく、

たのしく和気あいあいと仕事ができたのがうれしかったですね!

周りの方々も、とても素敵な方々ばかりでうれしい!

刺戟を受けることいっぱいあり、新鮮な日々が続きそうです!

 

そして、朝のお楽しみ、おとといの「クラシック音楽館」を録画したのを

見ています。

ああ、パーヴォとN響のみなさんがなんと神々しくすばらしいことか!

パーヴォが魂をこめてこの「レニングラード」という曲に立ち向かっていることがわかります。

「レニングラード」の解説もまさに時宜を得た内容で素晴らしかったですね!

「報道、宗教、旅行、言論・・・ありとあらゆる自由を不当に圧するものからの解放をめざしている」と

説くパーヴォの姿に凄みを感じたのは私だけでしょうか。

 

演奏もなんども録画したのを拝見していますが、

鳥肌が立つほど素晴らしくて!!

会場でも卒倒しそうでしたが、

全身を衝撃が走っています!

 

パーヴォのたくましく、筋肉質な指揮が、

いっそうこの傑作に奥行きを与えていることは間違いありません!

 


【本日!】NHK Eテレ「クラシック音楽館」にて、パーヴォ&N響が傑作「レニングラード」を演奏します!

2017-10-01 18:41:54 | パーヴォ・ヤルヴィさん関係

http://www.nhkso.or.jp/library/videolibrary/index.php?v_id=91

本日ですが、NHK Eテレ「クラシック音楽館」にて、パーヴォとN響のみなさんが、

9月16日・17日に演奏した、「レニングラード」を放送します!

くわしい予告編は、上記のHPからごらんください!

本日21時です!世紀の傑作、みなさんもぜひぜひ体験してください!!!!

http://www4.nhk.or.jp/ongakukan/