桂木嶺のGO TO THE THEATER!~Life is beautiful!~

歌舞伎中心とした演劇・クラシック音楽・美術展・映画など芸術全般のレビューを書きます。優れた芸術は応援します!

【ご案内】Facebookで、”We love Paavo Jârvi"という公開グループを作成しました!ぜひご参加ください(^_^)/

2017-08-20 17:14:16 | パーヴォ・ヤルヴィさん関係

TERE!(こんにちは!^^ これからこのブログでは、パーヴォに関する情報はこのご挨拶から発信していきます!

パーヴォのファンになって一か月半。いろいろ煩悶もし、悩みもしましたが、

どういう道を選んでいっていいか、私なりに、解決方法を見出しました。

とりあえず、こちらのブログではパーヴォに対する愛情を叫んでいきたいと思いますが、

Facebookで、”We love Paavo Jârvi"という公開グループを作成し、

不肖わたし桂木が、管理人をつとめさせていただくことにいたしました。

Facebookのグループにした理由はいろいろありますが、いちばんは、

パーヴォが実際にFBのアカウントをお持ちなので、

ごらんいただく機会があり、かつ、日本語で書いても、きちんとエストニア語や英語への翻訳機能がついていることが一番です。

また、みなさまご本名でかいていただきますので、発言の内容にかんしては

きちんと責任をもっていただき、パーヴォもパーヴォのスタッフの方も安心して、

「日本のファンはきちんとしているから安心だね(^^)」と思ってもらえるようにしたいと思いました。

(私もちょっと暴走しかけましたが、節度あるファンとしてがんばりたいと思います)

ぜひこの趣旨にご賛同いただける方は、ふるってご参加ください。

Facebookで、”We love Paavo Jârvi"という公開グループを検索していただくと

はいることができます。

 

また、今回パーヴォの滞在先等についての情報は、慎重に扱う必要があると痛感しました。

FBでパーヴォご自身が明らかにされているケースもありますが、

基本的には、先日のフィンランドでのテロ事件もありましたので、

パーヴォご自身が明らかにされない場合は、クローズにしたいと思っております。

パーヴォがこれからどんどん、世界的にもブレイクし、大きな存在になっていかれるとおもいますが、

一方で、現在の世界情勢を鑑みますと、何が起きるかわからない世の中でもあります。

パーヴォに関する個人的な情報は、慎重に扱いたいと思いますのでご理解くださいませ。

 

そして、きょう8月20日は、パーヴォの故郷・エストニアの独立記念日でもあります。

ぜひ盛大にお祝いして、パーヴォがこの地にうまれたことを感謝しましょう!\(^o^)/\(^o^)/


「レコード芸術」「ブルータス」・・・パーヴォが続々紙媒体に登場♪

2017-08-20 05:25:16 | パーヴォ・ヤルヴィさん関係

 

 

というわけで、きのう発売になった「レコード芸術」9月号。

パーヴォのすばらしい指揮姿が表紙となっていて、なんと40ページにわたる大特集です!

早速買って読ませていただきました。すばらしい内容でしたが、

なにせ私がちゃんとしたクラシック音楽雑誌を買うのはこれが初めて。

実は結構チンプンカンプンなところもあったりして、いろいろこのブログをお読みの

クラシックファン上級者の方々にご教示いただきたいことがたたありました。

 

たとえば、矢澤さんという方がお書きになった、冒頭のパーヴォへの賛辞も

実はむずかしくてよくわからなかったりして・・・

ゆっくりあせらず、読み進めてみようと思います。

 

パーヴォへのインタビューも充実しています。

満津岡信育さんという方がされています(きっと有名な方なんでしょうね)。

N響との絆が大変うまく深まっていることや、

23日に発売になるCD[ツァラトゥストラはかく語りき/メタモルフォーゼン」では

弦楽器を増やしていること、

ライブ録音のテイクだけではなく、パッチ・セッション(補完録音)をされていること、

レコーディングをすることによって、

オーケストラのメンバーが常に高い水準で演奏にのぞめるようにすること、

N響(だけではないですが)を世界中のひとがきけるようにすること、

オーケストラの「レガシー(遺産)」を残していくことの重要性を、

パーヴォは力説されておられました。


なかでも、パーヴォが重要視されているのが、「サウンド・テンポ・リズム」。

この3つがそろわなかったら、よい演奏にはならないが、

かといって、すべての音楽にこれが通用するかというとそうではなく、

どのオーケストラに、どのレパートリーが合うのかということを

考えながら、演奏することが大切だと考えているそうです。

わたしはどんな人たちなのか知らないのですが、

アーノンクールやガーディナーといった指揮者のムーブメントに深く共鳴しているそうで、

「アーノンクールがこういうムーブメントを始めたときには、

『クレージーだ』と言われたが、いまはまさにそれが正論だと思っています」

とのことです。

 

この他、膨大なディスコグラフィ

(本当にパーヴォの残した録音の多さにビックリ!!まだまだ買えるCDはありますね!)や、

N響のロンドン公演のレポ―ト(行けた方がうらやましい!)、

満津岡さんと広瀬大介さんという方による、パーヴォをめぐる対談

など盛りだくさんで特集されていますので、

ぜひぜひみなさまこの機会に、パーヴォを知っていただいて、

こよなく愛していただければと思います!

 

「レコード芸術」というくらいなので、

今回はパーヴォの録音したCDを中心とした批評が多くまとめられていましたが、

今度はぜひぜひ公演評も特集していただきたいと思いました。

 

また、クラシック音楽誌以外でも、

「ブルータス」の最新号に、篠山紀信さん撮影の「人間関係」というコーナーに

パーヴォが登場されています!

エストニア大使館で撮影されたものですが、大変すばらしい写真になっています。

 

今後の希望としては、パーヴォは大変にフォトジェニックな方なので、

ぜひぜひクラシック音楽誌以外のグラビア誌

(「Pen」や「Cut」などでもぜひとりあげてほしいです!)、

週刊誌(「AERA」など)、

はたまた女性誌などでも取り上げていただいて、

かれの秀麗な姿と、知性あふれるインタビューを

ぜひぜひ幅広くみなさまに知っていただきたいですね!

 

 


パーヴォ、フィンランドの犠牲者に哀悼の意を表す。平和をもとめる祈り。

2017-08-20 01:06:34 | きょうのオピニオン

きょうは関東圏は、空が大変荒れましたね。みなさまおかわりなかったでしょうか?

さて、いまパーヴォはフィンランドのトゥルクという街に音楽祭ご出演のためいらっしゃいますが

なんとそこでいたましい事件がおきました。

モロッコ籍の青年が、次々に人を殺傷してしまいました。

事件はテロとの関連を疑われ、現在取り調べ中です。

 

パーヴォやみなさんはご無事ですが、犠牲者の方にこころより哀悼とお見舞いの言葉を申し上げたいと思います。

パーヴォもさっそくきょう(きのうの夜?)アクションをおこされ、

「犠牲者の方々に『悲しきワルツ』をささげます」とアンコールで演奏されました。

フィンランドの新聞が報じています。(フィンランド語、がんばってみなさんも訳してみてください)

http://www.hs.fi/kulttuuri/art-2000005332727.html?share=03ee80dafe25c90fcd5143aee541b01f

 

漠然と「ヨーロッパって最近、テロが多いよね・・・」「アメリカの政治情勢って大丈夫?」

「北朝鮮は本当に日本やアメリカを攻撃しようとしているの?」

と世界の情勢が本当に風雲急を告げているような気がします。

バルセロナでも事件がありましたし、争いの女神・エリスがなにかをあやつろうとしているのでしょうか。

わたしは、(ブログで日ごろは、おきらくに「パーヴォがステキ♡」「吉右衛門さんがステキ♡」と書いておりますが)

とても胸を痛めています。

こんな世の中をみるために、私は大学で国際法を学んだわけではありません。

30年前は机上の空論と思われていた国際法の知識が、

こんなところで役にたつなんて、運命の皮肉を感じてしまいます。

 

吉右衛門さんがトークショーでいみじくも世界情勢に危機感を述べられ、

パーヴォがアクションをおこされましたが、

世界の文化人・芸術家・俳優・歌手・コメディアンのみなさんも

次々とこうした動きに声を挙げられています。

ふりかえって、日本ではどうでしょう。

もっともっと私たちも、声をあげるべきではないでしょうか。

わたしはひそかに、「日本はポリティカルな意見をいうのは

大変勇気のいる国である」と思っていました。

ほんとうにこの国は、民主主義の国なんだろうか、と思うこともあります。

 

でも、実際にこうして、バルセロナやトゥルクのような事件が起きてみると、

日本の穏やかで平和なくらしが、いかに貴重なものかを痛感します。

でも、それもいつ、こわれるかわからない・・・。

私たちにできることは何なのか、よく考えてみたいと思います。

 

いたずらに武装することではなく、毅然として、日本人の平和を愛する心を

世界中に訴えることが大切だと思います。

なぜ、日本は平和をたもってきたのか?

平和憲法ゆえでしょうか、アメリカとの日米同盟のおかげでしょうか?

いえ、それらもひとつの要因ですが、それだけではないと私は思います。

日本のひとたちの、どんな人間関係にもまじめさをもとめるところや、

誠実さ、穏やかさを大切にしてきた文化そのものではないかと思います。

 

そして、外国文化に対する敬意をもつことも、

大事な要素だと思っています。

 

お互いの文化に敬意を表し、尊重しあうことを、ごく自然にしていける世の中を

みんなでつくっていきたいですね!

 

パーヴォのファンになって1か月半ですが、視野がうんとひろがったのを

自分でも感じています。

歌舞伎の劇評だけでは得られなかった満足感と、高揚感がありますが、

いっぽうで、わたしたちをとりまく世界の在り方についても

ふかく考察するようになりました。

 

どうか、世界中がお互いに敬意と愛情にみちたものになり、

平和を求める心をみながもてるようになりますように・・・・。

 

おやすみなさい。