きのうはたのしく、歌舞伎座秀山祭千穐楽の幕見に行ってきました。
「幡随長兵衛」と「逆櫓」で吉右衛門さんの至芸を堪能しました。
すばらしかった!
長兵衛については、もう筆舌尽くしがたく、江戸の世話物の頂点を見る思いでした。
めいっぱい「大播磨!」の掛け声もかかっていてうれしかったですね。
となりにニューヨークからきた観光客の方々がいらしたのですが、たいへん感心して帰っていきました。
逆櫓の樋口についても、吉右衛門さんが超絶の演技を披露。
「権四郎、頭が高い」から始まって、一連の名乗り、遠見の樋口を始め、
最後の立ち廻りまで、一気に見せ、気魄十分の舞台を見せてくれました。
思わずわたし、「日本一!」と,声をかけてしまった次第。感無量の想いがしました。
やはり歌舞伎座らしい王道の歌舞伎をきっちり見せてくれる場としての秀山祭は、
もっと評価されてしかるべきだと思いますし、
宣伝などもくふうをこらしてほしいですね。
ただ吉右衛門におんぶにだっこするだけではなくて、もっと斬新な切り口で九月興行をみてもいいはずです。
劇場のスタッフの奮起をのぞみます。
来月のマハーバーラタ戦記も楽しみですし、ワンピースも初体験ですが、いってきます。
歌舞伎の面白さもふかまる秋になりそうです!