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倉敷の旅 ~大原美術館~

2019-07-19 20:27:02 | 美術展・書道展めぐり
先日、梅雨だけど珍しくいい天気だった日に、
瀬戸大橋を渡って岡山県の倉敷へ行ってきました。



途中、瀬戸内海がとても綺麗です。
島の真っ白い灯台が、まるでエーゲ海の写真を見ているよう。
瀬戸大橋は何十回も通っているのに、
不思議なことに今回初めて気が付きました。

岡山駅から山陽本線に乗り換えて、4駅目くらいで
倉敷につきました。

まずは、ずっと行きたかった大原美術館へ~







建物が、まるでギリシャ建築のように立派です。(´ー`*)。・:*:・☆



今回は本館だけを
音声ガイドを借りて、ゆっくり見て回りました。


展示室の中では撮影できないので、
パンフレットや購入したポストカードを写メしてみました。

 (パンフより)

左:パブロ・ピカソの「鳥籠」  右:児島虎次郎の「睡れる幼きモデル」

※児島虎次郎は、大原美術館を作った大原孫三郎の経済支援を受けた画家で、2度の渡欧で西洋の美術作品などの収集をしました。彼の作品もたくさん展示されています。

 (パンフより)

左上:モネの「睡蓮」  左下:エル・グレコの「受胎告知」
右:エジプトの「女神イシス、またはネフティス」

モネの「睡蓮」には、
時間の移ろう瞬間を捉えて描いたのでいろいろな「睡蓮」がありますが、
児島虎次郎が選んだこの作品は、
モネが15年間大切に手元に持っていたものだそうです。
水面に映り込んだ外の景色を描くことで、
空間の広がりを感じさせることに成功したそうです。


「受胎告知」は、美術館全体の中で異彩を放っていました。
テーマもさることながら、絵自体にも重厚さがあります。

本を読んでいるマリアのもとに、天使ガブリエルが舞い降りてきて
イエスの受胎を告げます。
斜めに配した天使とマリアが、天上世界と地上世界を表し、
マリアの目にお告げを受け止める覚悟が表れていると説明がありましたが、
まさにそう感じました!!
部屋の中のようで、どこかわからないところが神秘的で、
深い闇と対照的な強い光で
ドラマチックな場面を描いていて、一番印象に残った作品です。

「受胎告知」は、児島虎次郎がパリにいた1922年に、
大原氏に送金してもらって購入し日本に持ち帰りました。
今ではこの作品が日本にあるのは奇跡と言われているそうです。
私はポストカードも恐れ多い気がして、買うことが出来ませんでした。

エジプトの「女神イシス、またはネフティス」は
とても小さい作品ですが、エジプトのあの時代を感じさせるものでした。

ルノワールの「泉による女」もありました。

 (ポストカードより
この作品は、大原孫三郎の依頼を受けて描かれたそうですが、
その時ルノワールは73歳。
重いリュウマチで、手に絵筆を包帯でくくりつけて描いていましが、
そんな辛い状況を微塵も感じさせない明るくて可愛い作品です。
私はルノワールが大好きなので、この絵を見られて嬉しかったです。

ミュージアムショップで買ったもうひとつポストカードが、
コローの「ラ・フェルテ=ミロンの風景」です。

 
(ポストカードより

小さい絵なんですが、澄んだ空気感が感じられる素敵な作品です。

他にも、ゴーギャンやマティス、セザンヌなど
有名な画家の作品がたくさんありました。
※大原美術館のサイトで、作品と解説が見られます。
https://www.ohara.or.jp/201001/jp/C/C3a14.html


行った日は、本館でチケットに判を押してもらえて、
岸田劉生ら明治以降の洋画を展示している分館や、
棟方志功らの作品を展示している工芸館へも、
無期限で入れるということなので、また行こうと思います。
棟方志功のこんな作品が見られるということで、楽しみです。
 (パンフより)
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