拓庵思考~妻との日々・映画と音楽の毎日

巴座ホーム社長の私的なつづれ織り【妻にだけ弾くギタリスト 猫6人の父になる】

バラ色の人生~ピンク色の景色

2012-12-27 21:20:42 | 日記・エッセイ・コラム

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函館でインフルエンザを発症した。ラブラブな私たち夫婦なので当然ながら妻もインフルエンザになり塾を始めて病気で休みにした...タミフルを呑んだ妻はすぐに回復したが、誤診だった私は遠回りをして何回も医者にかかった。病気で寝込むのは何年振りだろう.....仕事のことが気になりEメールをチェックする.....と、また熱が出る.....また寝込む....また仕事が気になり電話をして声を張り上げる.....また熱が出る....のどと肺が痛む...参ってしまったが仕方がない....

長女の家の上棟が近い....体が動かない....長女の家は函館の大正時代建築のピンク色の黒い瓦の家をイメージしている。私が幼い頃から見ている建物だ。

079この写真は有名な大正湯だ。宮崎あおいちゃんの主演映画『ハコダテ人』の舞台になった銭湯だが、私の母の実家の斜め前だったので子供のころの私の遊び場だった。

私は大正、明治の建物を見てふつうに育った。私が26歳のときに建てた一軒目の家もこの建物をモデルにした。群馬県の人たちは珍しかったのか土日を利用したオープンハウスに100組の来客があったそうだ....

「母さん。俺こんどさピンクの家建てるよ」と26歳の私は自慢気に函館の母に電話したが「ふ~ん....」と、まったくうけなかった....考えたら函館の元町地区や母の実家のある船見町、入船町、弁天町はピンク色のペンキで彩られた家・建物なんて普通だ....レンガの建物もミントグリーンの建物も普通なのである....

SKE48の『キスだって左利き』のPVは素晴らしいとブログに書いたことがあるがオープニングとメインの撮影場所で遺愛女学園を使ったことも記したが、長女の家は元町。そう、函館山のロープウェイ乗り場近くの遺愛女学園の幼稚園のオマージュだ。

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写真のように基礎巾木(基礎を隠す意匠)に注目していただきたい。そうレンガで可愛く積んでいるのである。通風口もアーチで可愛い。私は普通にこの建物を子供の頃から見ていた。長女の家の基礎はベタ基礎で高さもあるがこの感じのレンガの意匠にする。

当然、外壁はピンク色の鎧張りだ。瓦はスパニッシュタイプの艶消しの黒を葺く。さすがに木製の窓わくにはできないがロマンの街ハコダテの元町界隈や歴史的景観地区にたたずんでいるようなピンク色の洋館にする。

函館の真っ白い雪景色のなか真っ赤な車が雪景色に映える。私の目の前を何度も赤い車が走り去るのを観ていたら赤い車に乗りたくなった。

036母と函館の巴湾が一望できるカフェ・レストランで食事をしているときに『そうだ。赤い車を買おう....しかも4WDで』と思い車屋さんに電話をしていた....「真っ赤な4WDのスポーツ・タイプで皮のシートのワゴンタイプを探してください。走行距離は問いません」

数時間後「ありましたよ」の電話があり、ちょっと胸が高鳴った....が、である。さらに胸がなったのである。TOYOTA!!天下の王道の保守的の代名詞のトヨタが稲妻クラウンを発表した。デザインが賛否が分かれているが売れるのは決定的だと予想する。

現行のVOXY(ボクシー)も売れないなどと保守的な評論家がのたまわっていたが大ヒットした。今回のトヨタの事件は稲妻のようなクラウンの顔ではない。新型クラウンの会見でピンク色のクラウン・アスリートがあったことだ。

かつてポルシェが911のATのカレラ4でピンク色があったがその時は私は20代だった。今。52歳でみるピンク色のクラウンは胸の高鳴りが止まらない....私はこの車に絶対乗る!!と決意した。私は新車は買わない。必ず買ったが恥ずかしくて、もしくは似合わなくてピンク色のクラウンをすぐに手放す輩がいるはずだ。たとえ10万キロを経過していても必ず私は中古のピンク色のクラウンを手に入れる!!そして建築現場に乗り付ける。

Imgs_zoom_511149今、私の鉄馬(オデッセイ)は作業用になってしまい、赤いオデッセイ・アブソルート・4WDが私の足になった。名前は【RED】と呼んでいる。

はやく【PINK・CROWN】に会いたい。胸が高鳴る....さすがに母も「いやァ~、派手だべさ」と驚くことだろう....

妻は「ピンクのクラウンなんてパパしか似合わないよね!」と太鼓判を押してくれた。トヨタ自動車はピンク色のクラウンをカタログに載せるか否か検討中だそうだ.....楽しみだ。

もしピンク色のクラウンが世に出なくとも、稲妻クラウンを買って塗装でピンク色にするつもりだ。人生は一度きり。私はピンク色にそまった景色を楽しもうと思う。私の建築現場の懸垂幕はピンク色のバラだ。

バラ色の人生を妻とエンジョイしよう。

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