拓庵思考~妻との日々・映画と音楽の毎日

巴座ホーム社長の私的なつづれ織り【妻にだけ弾くギタリスト 猫6人の父になる】

映画の舞台の街に行こう.....と思う

2016-01-19 16:25:15 | 日記・エッセイ・コラム

アシアナ航空でのフライトはしばらくぶりだった。妻が撮った雲のじゅうたんの写真が美しい....

ニューヨークをキャンセルしてのソウルの3泊4日の旅。行きも帰りもビジネスクラスでのフライトだった。JTBに、これと云ってお願いしたわけではないが往路ビジネス・クラスになっていた。なにせロッテ・ホテルに朝食が付いていることも知らなかった次第で.....せっかくなので広い座席で往路足を延ばして 映画鑑賞を楽しんだ。行きは『マレフィセント』、帰りは『マイ・インターン』を途中まで観た....

私たちはヨーロッパなどの長時間のフライトでも二人で同じ映画を観る。二人で同時に操作してなるべく同じ時間で観る。『マイ・インターン』は成田に着く前に映画を打ち切られてしまった....デ・ニーロが老け役を堂々と演じている現代に警鐘と皮肉を投げかけるヒューマン・ドラマだ。デ・ニーロの存在感が圧巻でアン・ハサウェイが脇役にすら見える。どうしても続きが観たくて13日から視聴ではなくて光テレビで販売された字幕版を2700円でビデオ購入した。

ロバート・デ・ニーロの映画は学生時代から相当観ている。その殆んどを今は亡き函館の巴座で観た。その中でも『ディア・ハンター』は鮮烈だった....今でも最高に好きな映画であるが、素晴らしいサウンド・トラック盤もいまだに愛聴している。テーマソングの『カヴァティーナ』はいつもウォークマンにも入れてある。ロシア移民のアメリカ青年たちの壮絶な生きざまをマイケル・チミノ監督が圧倒的な画力で撮っているがデ・ニーロなくしてはあり得ない映画である。クリストファー・ウォーケンのロシアン・ルーレットの場面の演技が話題になったし、当時私もクリストファー・ウォーケンの鬼気迫る演技に魅了されたが...やはりデ・ニーロにつきる....また、この映画のメリル・ストリープは透明のように美しい......後に『バッド・マン・リターンズ』でゴッサムのクソ市長役を演じたクリストファー・ウォーケンは...観たくなかったっけなぁ.....

同じく巴座で観たときにぶっ飛んだのは白黒で描かれた『レイジング・ブル』.....高校生だったが....強烈だった.....そして『恋におちて』も同時期に巴座で観た。当時は甘い役のデ・ニーロに違和感を感じた。それくらい『ディア・ハンター』と『レイジング・ブル』は強烈であった.....

私は名作『ゴッド・ファーザー・パート2』は劇場では観ていない。今ではデジタル・リマスターを所有しているが私より妻の方がこの作品を評価している。なにせ一時は1930年代風のアメリカン・クラシックの黒塗りのセダンに真剣に乗りたいとまで語っていた....映画でギャングやマフィアがいかにも乗っていてマシンガンで蜂の巣にされそうな車をイメージして愛車にしたいと思う妻は面白い.....そのマフィア生誕の地のシチリア島でのシーンでのデ・ニーロはとてつもなくかっこいい。今年の夏はイタリア紀行が第一候補になっている.....シチリア島に上陸してみたい気持ちもある。私はマーロン・ブランドのファンであるからゴッド・ファーザー・パート1が鼻の差で好きだが、妻はパート2のほうがお気に入りのようだ.....だからクリストファー・リーブの『スーパーマン』でマーロン・ブランドがスーパーマンの父のジョー・エル役を演じたときは微妙な気持ちになった.....ラッセル・クロウも『マン・オブ・スティール』でジョー・エルを演じているが.....よくオファーを受けたと思う....

『マイ・インターン』の舞台は『恋におちて』もそうだがニューヨークである。映画からは暖かい陽だまりのようなニューヨークの街が描かれていて摩天楼という感じではない。映画を観ていると『この街に行きたい』と切に思う......結局は心配したが、お正月期間にテロ事件は起こらなかった。ソウルの歴史巡りで、車が一緒になった岡山から来ていた紳士は「もう当分、ヨーロッパや大都市には行けん....」と語っていた。やはり心配する人も少なくないようで....JTBの担当の人も困惑していた.....妻とも毎日、語りあうのだが自分たちの人生の運にかけてみて思い切って今までのようにヨーロッパやアメリカにも旅をしたいと思う.....韓国の旅も堪能したし、買い物より観光を楽しんだ....がしかし...やはりニューヨークやパリやロンドンに行きたいのである......

さてそのニューヨークで今日、グレン・フライが亡くなった。67歳だったそうだ....私はイーグルスの全てのアルバムを持っているし、昨年は新たにデジタル・リマスターでの全てのCDを買い直していた。私は髪が長かったころのグレン・フライが好きで彼のリード・ボーカルの『テイク・イット・イージー』より『ニュー・キッド・イン・タウン』が好きだ。傑作アルバムである『ホテル・カルフォルニア』は当時すりきれるほど聴き、ギターもコピーしては毎晩弾いた.....その中でジョー・ウォルシュのグレッチの優しい鈴のようなギターの音色で彩られた『ニュー・キッド・イン・タウン』はグレン・フライの語りかけるような優しい声が耳に優しい.....一度も彼らのライブは生では観ることはできなかったが、タイム・マシンがあれば『呪われた夜』の時代のライブを観たかったな.....

話は替わるが、私の車たちの運転支援システムに以前ふれたが追記したいと思う。スバルのアイサイトVer3のアウトバックとHONDAセンシングのステップワゴン比較で決定的な違いを見つけた。スバルは峠の下りでも速度を一定にできる、対してホンダは下り道だと勢いがついて加速してしまう.....これは駄目だ.....軽井沢の帰りの碓氷峠の延々と続く下り道で40キロで速度を設定するとスバルのアイサイトはきっちり守る.....これは凄いことだ.....スバルのアイサイトなら指だけの操作で殆んどアクセルやブレーキを踏まなくてもドライブできる。運転支援システムを経験するとやめられない。この装置にお金をかける意味はある。これにセンサーが加われば鬼に金棒で、車幅が1m85cmもあるアウトバックを安全に運転できている。今度のフォルクスワーゲンのパサートも相当な安全装備で興味深々である。安全にお金をかけることも私の推奨する項目である。

気が付けばもう1月19日である。今年は昨年よりもさらに忙しい予感がする.....お財布を新年に交換した。私は長財布を使っている。そして、お施主様たちにも長財布を使ってお金を大切にすることを推奨している。RED WINGの長財布から始まりCOACHが二世代続いたが、このたびPRADAにしてみた。青い色の革が気に入ったのだが、きめ手は高価だったことだ。高価なものを使うと意識がかわる。PRADAの高価な財布に見合った稼ぎをできると思い購入した。私は稼ぐと決めたら稼ぐ人間である。PRADAを気にいったのでPRADAの本拠地のミラノにも行きたいと考えている。

シチリア島....ミラノ.....そしてニューヨーク....今年もよく働き、よく旅をしよう.........もちろん妻とふたりで.......

 


2015年 光陰矢の如し

2015-12-31 13:45:40 | 日記・エッセイ・コラム

高崎の自宅を11時半に出て、愛車のアウトバックで高速道路を疾走して大阪なんばに到着したのは夕方5時過ぎだった。目的は息子の初の大阪ライブを観るためである。

仕事は車の移動中にすべて電話連絡で済ませて、岐阜県に入るころには新しく建てる二件の太陽光住宅のプランやデザインを頭の中でデッサンすることもできた。一人旅はめったにしない。私は傍らに妻がいないと楽しくない。なので一人の出張でも大阪や三重県までくらいなら日帰りで行く。必ず帰宅して妻と寝る。これは私の絶対守っている大切な事柄である。

息子は東京NSCの学生である。たくさんの生徒さんがいるなかで毎月たくさんのライヴに出させていただいている.....この事実は親としては素直に嬉しい。大阪NSCと東京NSCの代表とは栄えあることである。来年の大阪VS東京の東京の陣にも出演が決まったと昨夜おそくに連絡が入った。

数年前の正月...グランド花月での吉本新喜劇を一番前の席で観たときは息子は高校三年生だった.....東京農大の醸造学科に入学が決まっていてすでに入学金も払い込んでいたが私も妻も息子が吉本の芸人になりたい夢があることは知っていた。私も妻も心の中の見えない手で、息子の背中を押すつもりでなんばグランド花月に連れていったのだ....当時、大阪の街を歩き吉本の聖地に足を踏み入れた息子の模様はすべてフルHD映像でビデオ撮影してある。花月の劇場内部で係員に静止されるまで息子の姿を撮影し続けた.....息子が芸人になって有名になった時に貴重なドキュメント映像の資料になるはずだ....

息子はその翌年の桜の頃...世田谷の東京農大の門をくぐり....夏にはその門を出た.....そして吉本NSCに入学するためのアルバイトを始めた...NSCの入学金はどうしても自分で出したかったのだろう.....息子は文武両道に秀でていて真面目な人間なので、芸人の道を決断したことは夫婦で大賛成だったので入学金を出すことはやぶさかではなかったのだが....

その息子が吉本の聖地である大阪の吉本漫才劇場の舞台にたったのだ.....立ち見まででた超満員のライブが終わったのは夜の9時を廻っていた。私はそのまま540キロ先の妻の元へ車を走らせた.....私も歳をとったのか途中で二度、軽い仮眠をした。朝5時前には妻の隣で眠ることができた.....

2015年もよい一年だった。旅もよくした....日本国内は沖縄、京都、奈良、比叡山、函館に二度....そして素晴らしい温泉宿の暖簾もたくさんくぐった.....パリの街の深い探訪とフランスの郊外の古城めぐり、レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の家、モン・サン・ミッシェル修道院も想い出深いものになった.....

10年ぶりのスター・ウォーズは忙しくてまだ二回しか観れていないが大変満足させていただいた.....J.J.エイブラムス監督、共同脚本のローレンス・カスダンと撮影監督のダン・ミンデルそして今回も素晴らしいスコアを堪能させてくれた偉大なるジョン・ウィリアムスに最大の喝采を贈りたい。

馳走なか川・川越風凜・大宮風凜・沼田網元・ゆき藤・千駄ヶ谷スパゴ.....今年も私と妻の食を満たしてくれた食事処にも感謝したい。明日のニューヨーク行きはキャンセルした....2日は仁川空港に降り立つ。一年ぶりのソウル。最高の食の街....楽しみえある......

年の瀬に大阪の難波の街は観光ではなかったが、自分が親であることを実感できた....今も私の傍らに孫たちが遊んでいる....大晦日に孫が家にいることは初めてだが、それはそれで慣れてきた.....私は三人の子供の親で、三人の孫のおじいちゃんである。あれだけ衝撃的な出来事だった今夏の長女の離婚も遠い昔のことに思えてきた....孫たちのためのおせちも妻が用意した。とても自然である....

 

昨年暮れはソウルにいたが、今年は日本にいて妻はずっとキッチンにいて大晦日のごちそうやおせちの準備をしている。今年のおせち料理はサブでセブン・イレブンのおせちをお願いした。私の強い希望でもあるのだが三段重ねの見事なおせちである。さきほど引き取りに行ったら、入れ物の上に御礼状まで添えられていた......

気分が良いので来年も頼むことにするかな......

 


ケツバット

2015-12-17 16:14:00 | 日記・エッセイ・コラム

 

ココリコの田中氏をケツバットしているのは息子である。

新宿アルタ前広場の日本テレビ大晦日恒例の『絶体笑ってはいけない24時!』シリーズのイベントに急遽と息子と相方で参加することになったらしく、私も妻と見学に行った。

トイレを借りにビックロの地下に行くとダース・ベイダーとカイロ・レンの着ぐるみがいて一緒に写真を撮った。彼らは日本HPのイベント用のアルバイト君だろう....写真の帝国軍のノート・パソコンは1000台限定らしいが、スペックがまあまあだったので購入した。私にとってはウィンドウズ10は始めての購入になる。ゴミ箱が未完成のデススターになっていて、シスの暗黒卿のようなほの暗く赤いバックライトがなんともイイではないか.....ダース・ベイダーのマウスやストーム・トルーパーのPCケースとOFFICEをつけたらけっこうな金額になり....愛機のドスパラ製のウィンドウズ7のクリエーター用のパソコンよりも高額になってしまったが...私はたいへん満足していて早く納入されるのを待っている次第だ。

12月18日 18時30分 ついに『スター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒』を観ることができる。イオンシネマから異例の緊急メールが来た。予告編もCMもいっさいやらず 18時30分ぴったりに映画が始まるので早く来てください....という内容が記されているではないか.....う~ん....イイ....気分があがる....すでに胸の鼓動は高鳴り、頭の中の半分が『フォースの覚醒』になっている....

川越の風凛で今夜 仕事仲間のYKKのYくんと会食する。Yくんとは年に数回会食する。彼はお酒が強い。そして性格が明るい。私は仕事関係者とは滅多に会食しない。今夜はYくんの二級建築士合格のお祝いもかねている。我が巴座ホームアンドピクチャー社は日建学院群馬校と提携関係にある。今年も数名紹介させていただいたが、Yくんは無事に合格した。私も今年、施工管理技士の国家試験を受験した。正直1時間しか勉強しなかったが学科は合格ラインの点数をクリアしていた....実技が作文だったが、おそらく合格していると自負している。Yくんはパイロットの夢をあきらめてYKKで頑張っているナイスガイだ。年齢も30代前半だが一緒に居て楽しいと感じる人間である。私は暗い人間と教養がない人間と話すのを好まない。今夜は川越の風凛に事前に料理のリクエストもしてあるので楽しい時間になるであろう....風凛の個室での写真は妻が川越の地ビールで私は山梨のぶどうジュースである....大正4年に建てられた風凛の建物は実に日本式で素敵である.....二階は禁煙になっているので、私のような煙草嫌いにはよい店である....

私の会食メンバーの条件は煙草を吸わない人間。お酒を呑まない人間。お酒を呑んでも取り乱さない人間。明るい人間....といったところか....大宮の『すし風凛』 川越『和創菜と四季のすし 風凛』 高崎『馳走 なか川』が私の三大会食場所で、この他の年間数回行く食事処はイタリアンの千駄ヶ谷『SPAGO スパゴ』 とんかつの沼田『ゆき藤』 うなぎの沼田『網元』 ハンバーグの高崎・箕郷『ブロンコ・キムラ』 蕎麦は高崎『慈雲』 焼肉は安中『楽々苑』などなのだが.....安定して美味しい。そしてリーズナブルである。孫たちをひき連れていくことも頻繁だが....やはり食事は妻とふたりが楽しい....かな.....

息子の大阪吉本劇場のライブが来週ある。過密スケジュールの合間を縫って私は観に行くことにした。 お客様の土地の契約に立ち会ったらすぐさま車で東京駅に行き新幹線で新大阪に行き、息子のライブを観たらまた新幹線で東京に戻り車で自宅帰り、妻に息子のライブの報告をするつもりだ....妻も行きたいだろうが塾を休むわけにはいかないらしく....私が代表で息子の姿を目に焼き付けにいく....実は先日もこっそり息子のライブを観にいってきた....正直....笑えないネタで.....観客席からは笑い声がそこそこ出ていたが....私はまったく笑えなかった.....私がお笑いを理解できる能力がないのか......でも暮れの『絶対笑ってはいけない24時!』は毎年 抱腹絶倒になるのでまんざらお笑いを理解していないわけでもない.....親なのでついつい厳しい目で息子を観てしまうのかな....

息子いわく...『絶対笑ってはいけない24時!』のケツバットを叩く仕事はかなりキツイらしい.....息子はお育ちがよいのか.....あまり強く叩いていなかった......相方は助走つけての思いっきりの強力ケツバットで、叩かれている人は痛いだろうと思われた.....

テレビで観ていたことを息子がやっている不思議に....まだあまり慣れていない 私と妻である.....

 

 

 


100万ドルの夜景は何処へ....

2015-11-24 18:56:25 | 日記・エッセイ・コラム

函館山のロープウェイを函館市民は使うのだろうか...私は観光客の気分で母や姉夫婦をリニューアルした函館山ロープウェイに誘ってみた。

気温は0度。ロープウェイの駅舎に入るまで中国・韓国・台湾からの観光客と並ぶこと30分。薄着の義兄もさすがにダウンジャケットを着込んでいる。私も生まれてはじめてユニクロのヒートテックの極寒の下着を購入した。それから駅舎に入りまた30分待ってやっと新型ロープウェイに乗り込んだ。定員は125名だそうだ。すし詰めのロープウェイは3分で山頂に着いた。

山頂の展望レストランから観る『ロマンの街 はこだて』の夜景は確実に光量が足りない。『世界三大夜景』『100万ドルの夜景』と謳われた偉大なる函館の夜景.....実家に帰る度に輝きを失っているようだ....それでもグラマラスなくびれた巴湾の形状は自然の奇跡である。無計画に道路をつくったせいか....宝石箱をひっくり返したような光の世界.....その美しい世界に陰りが見えている.....首都高速のレインボーブリッジから観る夜景のほうが圧巻である。

来年1月1日はニューヨークの夜景を観る計画でチケットの予約をしていた。残念ながら本日、JTBに行きキャンセルした。パリの無差別テロとその報復で当然ながらワシントンDCとニューヨークは危険区域になると判断したからだ。私は会社の代表取締役であり家族の長でもある。子供たちや孫たち、はたまた現在もたくさん受注してくださっている施主様たちのためにも命を絶やすわけにはいかない....仕方がないので韓国にフライトすることにした。日本以外の国で正月休みを楽しみたいので一番近くて私たち夫婦にとって馴染み深いソウルの街に4日間滞在する。これで韓国は15回目位になる。ソウルは熱い街で眠らない街でもある。個人的に焼肉以外の韓国料理が大好きで...まあご飯を食べに行く...といったところか....カルックスという うどんのような麺類やお粥が最高で、参鶏湯や鍋料理も最高である。私は東大門市場は目をつぶってでも歩ける。スイッチを切り替えて韓国の熱い街での4日間を楽しむことにする。

スター・ウォーズ『フォースの覚醒』の初日公開の予約は完了した。12月18日18時30分世界同時公開を観ないなど私は考えられないので高崎イオンの劇場で後ろから4番目のど真ん中を予約した。当日は私は独りで鑑賞する。まあその後も妻・娘・息子と数回は観に行くことになるが....いい時代ではないか....座席が予約できるなんて.....もう嬉しくて嬉しくて....おそらく12月18日は昼間からソワソワしそうだ.....予約ついでにエリック・クラプトンの来年4月13日~19日の東京武道館5DAYSのS席予約を申し込んだ。初日を第一希望に第四希望まで申し込んだ。クラプトンのコンサートは以外に少なくて20歳の武道館が最初で、究極にやる気のないクラプトンだったな...サイドギターのジョージ・テリーのミュージックマンのギターの音がうるさかったなぁ......。東京ドームのジョージ・ハリソンとのライブは妻と行った....あれは最高のコンサートだった.....ジョージ・ハリソンの愛器の‘ブキャナン‘テレキャスターはいい音だったっけなぁ......三回目は埼玉スタジアムでドラムがスティーブ・ガッドだった。もうガッドのドラムにしびれてしまい、クラプトンはやたら元気に弾きまくって....3回ほどミスピックもして.....うるさいくらいだったな......クラプトンはツアーをもうやらないそうでコンサート自体をやらないわけではないそうだが....なにかもう観れない予感がする.....写真のクラプトンのフェンダー社のストラトキャスターの色は私のストラトキャスターと同じ色である。

吉祥寺の山野楽器に年代物のストラトキャスターがたくさん並んでいる。1950年代のミント色の塗装がはげそうなストラトキャスターが50万円弱で売っている。しばらく誰にも買われていないで展示してある.....「買えば?」とニヤニヤして妻が話すのだが.....まあケリーバッグに比べたら安いものだが.....50万円だから欲しいのであって5万円だったら価値がないので欲しくはない。値段の価値観は微妙なものだ。ゴールドジムで先週話題のシックスパッドを購入した。腹筋と腕用二個と別売りのジェルで合計8万円ちょっとの支払いだった。元々、妻の二の腕のプルプル対策ようにプレゼントしたのだが、ゴールドジムのトレーナーたちが「まじでキレが出ますよ」というので私も使っている。27分間電流が流れるのだが....次の日に効きを実感できる。丸型のコンパクト電池なので充電もしなくてよい。結果的には、たいへん良い買い物だったと喜んでいる。

函館の話題に戻すが、函館の観光客向けの人気店の『うにのむらかみ』と『きくよ食堂』に訪れた。観光客気分に浸ってみたかったというか...結果は両店とも かなり観光向けのお店で普段、私と妻は美味しいものばかり食べているせいか....特別に美味しいとは思わなかった。これなら関東でも充分に美味しいものがある。前から書いているが我が巴座の近くの『馳走なか川』は美味の大洪水だ。大宮の『すし風凛』もそうだが、料理人がこだわって出す究極のものを食している私と妻は舌がこえてしまったのか....だが夜中に食べた函館の超人気ジャンクフード店のラッキー・ピエロの焼きそばは美味しかったな....卵を三個使ったものもあるみたいで、次回の函館訪問はジャンク・フード専門にしようかな.....函館の100万ドルの夜景と同じで函館の観光客向けの海産物食堂も味の輝きを失ってしまったのだろうか.....函館よ頑張れ!と云いたい。

 母が妻に‘細こんにゃくとタラコ‘の煮つけを作ってくれた。妻は大事に持ち帰ってくれた。私が子供の頃にこんにゃくとタラコの煮つけで釣りをするとフグばかり釣れたという話しをすると妻が『私とフグはグルメだね』と笑っていた。帰宅して母からの究極の‘キタアカリ‘といっしょに食べたが....うなるような美味しさだった....

大丈夫....私には幼い頃に観た本物の100万ドルの夜景が今でも胸にやきついている.....しょぼかった昔のロープウェイや展望台も全て良かった.....元函館人としてはそれでも函館が好きだ.....これからも多くの観光客に函館に訪れてほしいと心から思っている....

今、世界同時発売の『ADELE25』を聴きながらこのブログを書いているが....ADELEの新作は100万ドルの夜景だった....傑作の『21』を凌駕する完成度で素晴らしい.....またもやグラミー賞を総なめしそうな予感がする.....

『ADELE25』と100万ドルの夜景ではない夜の函館ではなくレインボーブリッジの夜景を楽しみながらドライブすることにしよう....


ルークのいないポスター~ジョージ・ルーカスへのある意味感謝を込めて.....

2015-11-13 19:19:52 | 日記・エッセイ・コラム

『フォースの覚醒』のポスターにルーク・スカイウォーカーの姿がない。

予告編の1と2でもハン・ソロがばっちり出ている。チューイ、レイア、3PO、O2も健在だ....ますます気になるが...12月18日に全てがわかる。孫たちとトイザらスに行ったときに早々とダークサイド役のカイロ・レンのマスクやライトセーバーが売っていたが...「パパ 買わないの?」と妻がにやけていた.....妻は我が家ではもっとも こだわらないでスター・ウォーズを観ている楽観主義者だ。

長女と次女と『フォースの覚醒』の話題になった。彼女たちはオムツがついている子供がいる身でいかに映画館に行くかを真剣に考えている。次女は旦那に預けて19日に単身 映画館に乗り込むらしい。長女は保育園に預けてから勤務が無い日に行くようだ....息子も予告編のURLをまめにLINEに張り付けて送ってくる。...そう。私の子供たちはスター・ウォーズがなんたるかを知っている。

我が家の子供たちがスター・ウォーズの熱狂的なファンな理由は私の影響でもある。映画館にも何回も連れていった。『エピソード1』の公開時は7回~9回は連れて行った記憶がある。子供たちにすれば新作公開は初体験であったからたいへんな騒ぎだった。2005年の『エピソード3』から11年の時空を経て大人になった私の子供たちが、自分のお金でスター・ウォーズを観る日がやってくる....

私とて最初の『スター・ウォーズ』と『帝国の逆襲』は学生だったので母にお金を出してもらったものだ...『ジェダイの復讐』を函館スカラ座で観た夏...妻のおなかに長女がいた。『フォースの覚醒』は『ジェダイの復讐』から30年後のお話しだそうで....泣けるな....おまけに監督がJ・J・エイブラムなのでワクワクする。彼の監督作で駄作は無い。スター・ウォーズ6作品中でジョージ・ルーカスが監督したのは4作品あるが、その中でも最悪な作品が『エピソード2』だ。映画館で観終わった後に絶望したファンは少なくはないだろう....

私はジョージ・ルーカスによる過去3作品の手を入れ直したバージョンも好きではない。現在では『ジェダイの帰還』という邦題らしいが、過去の日本公開時のタイトルまでジョージ・ルーカスが直させたのだろうか....彼が創りあげた物語ではあるがすでに彼のものではない。純粋なファンの気持ちを理解できるウォルト・ディズニー社の旗の下で制作されることは実に喜ばしい。

さっそくであるが男の子の孫に新キャラクターのBB8のプリントのスウェットパーカーを買った。孫たちは新世代のスター・ウォーズ3部作のファンになるのだろうか....『エピソード8』と『エピソード9』の監督が決定している。彼らの最新作を観る限り駄作をつくるような監督ではないので期待したい。人間ドラマの部分の演出はスター・ウォーズの生命線であると思う。創造者であるジョージ・ルーカスは人間ドラマの部分の演出が極めていただけなかった.....彼は編集作業に徹すればよかったのに.....

新型ステップ・ワゴンが納車になり1週間が過ぎた。薄いミント色でとても美しい。高速も数回テストしたが低床でたいへん運転しやすく。静かさも満足している。足廻りもブレーキも秀逸。運転支援システムのホンダ・センシングも使いやすい。ナビも非常に見やすく安全である。孫やお客様を乗せるために購入したが...けっこう気にいってしまい、アウトバックには何日も乗っていない....

これでスバルのアイサイトとホンダのセンシングの比較ができたのだが、結論から言えばスバルのアイサイトver3の方が少し性能がよいと感じている。ただ操作性はホンダのセンシングが断然使いやすい。私は一週間に高速道路を使わない日は無い。とにかく今は楽ちんで安全な環境を手に入れて幸せだ。音楽環境も良い。私もついにアップル社のipodタッチを購入した。SONYのウォークマンのハイレゾ版と値段の差は三分の一程度で購入できたが不安をよそにかなり良い音がした......

昨年同様、11月に里帰りをする。生きているうちに母に何回も会っておきたい。私は独りで帰るより妻と行きたい。今回は妻と長女の二歳の孫も同行する。魔の二歳の時期の孫は気難しい性格だが私も妻もマメなので楽しい函館の旅になりそうだ。今回は函館在住の姉と母も誘って秋の終わりの大沼や恵山・椴法華などに行ってみたいと考えている。函館の倉庫街にあるホテル・シーボンというプチホテルに宿泊する。いわゆる函館観光のど真ん中の立地なので散歩も楽しみだ。孫は海産物も肉も甘味もイケる口なので市場の食堂でカニやほっけを食べさせようかな....

函館から帰ってきた翌週 息子のライブを観に幕張の吉本の劇場に行くことになった。前回の神保花月の3倍以上の劇場らしい。人力舎の学生との対抗戦にも吉本の学生代表で出演するらしい。大阪の吉本劇場の出演も決まったそうで親としては嬉しい限りだ。『エピソード1』の公開時は小学校1年生だった息子にジェダイのパダワンセットを買ってあげたけな.....当時ユアン・マクレガーが演じていたジェダイの見習いの役だ。息子はパダワンの恰好をして毎日スター・ウォーズごっこをしていたものだ.....当時、高校生の長女がダース・モールの役をノリノリでやってたっけなぁ....よし。妻とも行くが、長女や息子とも『フォースの覚醒』観にいこうとしよう.....

息子は芸人の見習いでもある。本物のジェダイになる日はことのほか早そうだ.....

ルーク・スカイウォーカーとはジョージ・ルーカスそのものだから今回のポスターは『ジョージ・ルーカスが制作にいっさい関わらないスター・ウォーズです』という.....深い意味なのか........いずれにしてもジョージ・ルーカスには最大の感謝を捧げたい.....

ルークのいないポスター.....実に味わいふかいではないか.......

 

 

 

 

 

 

 


『25』と『君をのせて』と『下町ロケット』

2015-10-27 20:17:51 | 日記・エッセイ・コラム

私のドライブにかかせないADELEの新譜『25』がもうじき聴ける。

新曲『HELLO』のPVから母としても、成功した女性としても磨きがかかった姿を確認できる。『HELLO』~ハロー...ADELEはマイナー・コードの旋律にこざっぱりとしたタイトルをつける。私はこの『HELLO』を聴いてみて『25』に寄せる期待を抑えることにした....なんとなく勘であるのだが....ADELEの2011年の怪物アルバム『21』を超える傑作は簡単には造れないと思う....『21』は傑作すぎる....ユーミンなら『ミスリム』。キャロル・キングなら『つづれおり』.....怪物アルバムは世に放たれるとそのアーティストの未来の作品に影を落とす傾向にあると思う.....

ADELEデビューアルバムにして傑作の『19』。そして007のテーマソング『スカイ・フォール』。我が家のふたつあるウォークマンにはADELEの楽曲が全て入っている。妻の良く乗るプログレと私のアウトバックのウォークマンの曲はなるべく統一するようにしている。妻はJUJUやミスチルが好きで私はロックやフュージョンやジャズが好きなのでシャッフルさせると散らかり放題の部屋のようなので最近思い切ってJポップ中心に整理してみた。山弦の5枚のアルバムは抜粋して入れて洋楽は数名しか残していないがADELEだけは全て入れてある。

定期的にウォークマン内の入れ替えをしているが、フォルダーをつくり、その日の気分で20曲前後選曲して妻の耳にもやさしいセレクトをしてからドライブするようにしている。日によっては全曲シャッフルを楽しんでいるが妻とシャッフルの選曲で「お~ッ!!これ来たぁ~!!」と盛り上がっている。そんな中でたまに懐かしい歌謡曲の名曲を盛り込むと これまた盛り上がる.....

そんな中で私なりに日本の名曲を考えてみた時....沢田研二~ジュリーのソロデビュー曲の『君をのせて』を聴きたいと思った。『君をのせて』はどのサイトからもダウンロードできない。TSUTAYAで2009年発売の『沢田研二A面コレクション』の中にあることを調べで借りた。 妻にこの名曲『君をのせて』を聴かせたのは妻の仕事が終わった夜10時過ぎだった....何回も聴いた.....妻は空腹なのに、この曲があまりに素晴らしいので埼玉県深谷市のやよい軒までの距離を夕飯をがまんして『君をのせて』に聴きほれていた...

この名曲は私のような沢田研二のファンでなくとも好きな方は多いはずだ。昨年のフジテレビの『最高の離婚』で瑛太が劇中のカラオケのシーンで見事なまでの歌唱力で『君をのせて』を披露している。沢田研二はこの『君をのせて』が自身二番目に嫌いな曲と語っていたがここ数年のライブで披露している。60歳をすぎても沢田研二の声は素晴らしい....この曲は傑作だが沢田研二以外のアーティストがカバーすることはやめたほうがいいと思う。それくらい沢田研二の歌声による『君をのせて』は素晴らしい.....

リアルタイムで聴きたいものや観たいものがあるときはワクワクする。TBSの『下町ロケット』は私的には『半沢直樹』よりも面白い。今年の秋のドラマはどれも面白い。『コウノドリ』『無痛』『偽装の夫婦』『さむらい先生』....『相棒』の新シリーズも中々の面白さだ。我が家ではHDDにいれて夜中に妻とゆっくり鑑賞するのだが『下町ロケット』だけはリアルタイムで観たい。

ADELEの『25』....やはり期待しようかな....彼女のロイヤル・アルバート・ホールでのライブ映像を観ていたらワクワクしてきてしまった....1年前このブログでロンドンでロイヤル・アルバート・ホールに訪問したときの事をつづった....あれから1年経ったのか....11月初頭にホンダ ステップワゴンの新型のミント色が納車になる。エルグランドとボクシーはお疲れ様になる・・・・ステップワゴンは孫たちやお客様をのせる車両になるが...ADELE『25』は一番最初にSDに入れることにしよう....

ADELE~アデルの顔がお母さんになったようだ・・・・離婚した長女の顔もたくましい母の顔になった....


ご祝儀袋

2015-10-13 14:28:55 | 日記・エッセイ・コラム

息子のライブを観た。

神田神保町にある吉本興業の小さいホール神保町花月は135人収容できる。私と妻は最後部の真ん中に開演時刻ちょうどに席についた。上演の時刻には、9割方は席が埋まっていた.....と、いきなり音楽が流れだしMCの女性芸人コンビのキスが流暢な幕開けを告げた。テレビでは観たことがない関西弁の女性のコンビのトークMCが子気味良い。面白いので何回も笑った....私は少し緊張していたようで....このMCのコンビのおかげで少しリラックスできた。

息子たちの紹介は単独ではなく、まとめて紹介された。息子たちの持ち時間は2分。7番目の息子のコンビのステージが近づくにつれ私はドキドキしてきた....6番目のコンビが終わり舞台が暗転した。暗転があけるとネイティブ・インディアンに紛した上半身裸の息子と、アメリカ・インディアンをイメージした布を巻いた息子の相方が手製の長槍(やり)を持ち座っていた。二人ともシャーマンのようなメイクをしている。

明るい照明の下で紫外線を浴びたことがない真っ白の息子の肌が、こっけいに映った。太ってもいないのに数年まったく鍛えていないので少し腹が出て、胸筋や腹筋、肩や腕の筋肉がまるでない肉体が笑えた....相方の子は眼光するどく。胸まで届く長い黒髪はウェーブが強く、布から出ている腕も日に焼けてたくましい。....ネタ自体はアフリカのインディアンをテーマにしていいるのだが恰好はアメリカのインディアンで....まぁ、観ている客も気が付いてはいないのだろうが....あっという間の2分が終わり舞台が暗転した....

ネタが終わり再びステージの上に立ちMCの女性コンビとの掛け合いトークの中で息子は『今日は知り合いがたくさんいて緊張して噛みまくりました』と『親が来ていまして』とは言わなかった。あっという間に終演時間になった。息子の友人もたくさん来ていたが、私はしばらく誰とも話しをしたくない心境になり、そそくさと神保町花月を出ると秋空は晴天で明るい太陽が自分以外の人たちを照らしている気持ちになった....私は日陰を探して三省堂書店の中をゆっくりと歩いた....気になる本がたくさんあったが手に取る気もしなかった....三省堂から吉本花月の入り口が良く見える...何回も来ている神田の三省堂だが、こんなに近くに吉本花月があることは知らなかった....劇場前にいる妻は出待ちの観客に交じって息子を待っている。

ゆっくりと妻に近づいていくと息子を想う母の顔になっていた.....妻は色々な表情をする。幼い少女のような顔にもなるし、勉強を教える先生の顔にもなる。妻のバッグにはご祝儀袋が入っていた。息子のために祝儀袋を買ってきて丁寧に筆字で『お祝い』と書いていた。中身の金額はあえて聞いてはいない。息子を想う妻の気持ちは深いはずだ.....息子を出待ちしている息子の友達や知人と御飯でも食べてほしいと思い、息子にお祝い袋を渡すために長い時間待っている妻の行動は実に妻らしい。

『わざわざ遠くからありがとうございます』と息子の友達たちに頭を下げられる妻は自然体である。私は息子の友達に頭を下げる気にはならない。さすがに仲の良い夫婦でもこの辺は考えが違うのである。だから一緒に子供たちの学校関係に行くのはいやだった。妻は明るく腰も低い。そして誰にでも優しい。私も明るいが腰は低くないし嫌いな人間は無視するどころかやっつけたい。妻は子供にでも孫にでも献身的だ...先日も妻は孫たちの保育園の運動会に張り切って観に行った。私は送り迎えまでならするが園内に入ってまで孫たちを観たいとは思わない。

吉本花月から私が出てから大分時間が経った...もう劇場の前には誰もいない....さすがに妻もあきらめた。『吉本って厳しいんだね....先輩芸人がでてくると後輩芸人がすごい大声で挨拶して先輩の前を通らないようにして出ていってるよ』....体育会でなかった妻は上下関係を経験したことがないから珍しいのだろう....私は大学体育会時代は泣く子もだまる少林寺拳法部だったので帝国陸軍のような上下関係は躰にしみついている....『少し歩こうか...』私と妻は神田神保町や御茶ノ水の楽器店やスポーツ店のある界隈をゆっくりと歩いた。『おなか空かないの?』妻から問いかけられたが....朝食から随分時間がたっているのに不思議とおなかが空かないのである...私も妻も緊張とある種の感激でおなかが満たされていたようだ.....

実は前日から東京入りして息子の舞台を観に行っていた。銀座8丁目にあるホテルから神保町花月まで行く車の中でだんだんワクワクしている自分の気持ちが席についてしばらくしてから緊張にかわっていった....そして神保町を後にする車の首都高速の中で感激に近いような波が静かにこみあげてきた....帰路の途中 川越いちのやで妻の好物のひつまぶしを食べによった。いちのやの席に着くや私は息子に長いLINEを書いた.....感激した気持ちや簡単な感想と...それと....

『ママがお前に立派なご祝儀袋を用意して、お前たち二人が出てくるのをいつまでも待っていました。友達が帰っても待っていたい様子だったけど、さすがにあきらめて帰路に着きました。お前には素晴らしい母親と素晴らしい友達がいる。今日は、とても良い日になりました。お疲れ様。』......しばらくすると息子から妻に電話があり待っていてくれたことへの感謝や実は親がくるので緊張してしまいいつもの力が出せなかったことなどを報告しいていた.....息子と話す妻は幸せそうだった....息子にはしばらく会っていなかった....

夜遅く息子から私に長いLINEが届いた。長い内容の中に『緊張して失敗してしまいました。 親には素晴らしいものを見せたかった。』と...実力を発揮できなかった後悔の念がつづられていた....息子も緊張していたのだ....演じる息子も観ている親も緊張していたとはなんともおもはゆいではないか....息子は更なる精進と努力することを誓ったうえで、また観にきてほしいと締めくくっていたが.....また時間がたったら劇場に足を運ぶつもりだ....今度は私もリラックスして楽しみたいものだ.....

芸人の息子の親として観る『キング・オブ・コント2015』は複雑な感情で観た。こんな気持ちになったのは初めてである。

私も妻も芸人の親になったのかな.....

 

 


それでも行きたい...花の都

2015-10-02 19:34:51 | 日記・エッセイ・コラム

サウナより暑いケーブルカーに乗ってモンマルトルの丘の頂上についた。サクレ・クール寺院からパリの街が一望できる。不思議と函館の公会堂あたりから眺める景色と雰囲気は似ていると感じた。夏の暑さで体臭がきつい外国人が多い...といって私も相当な汗まみれで...デオドラントやフェイス・シートはまめに使っていた....

多くの芸術家に愛された高台の街は観光客でごったがえしている。白い石畳のコルト道りの中腹には音楽家のエリック・サティの旧家があり、さらに下っていくと絵画の巨匠たちに縁のある店が並ぶ。坂道の角度なども函館の西部地区や元町界隈の雰囲気に近い。妻も同様に感じたようで『なんか...函館みたいね』と疲れきった顔で話す。妻は坂道が苦手だ....モンマルトル地区のアップダウンは心臓が弱い人にはきつい。だがこの街はいい。今度は丸一日散策したい。最高の芸術の街でもある。

パリの北に位置するこの地区は細い路地の隅々まで散策したくなる。先日テレビ番組で俳優の向井理くんが『パリの撮影の自由時間にモンマルトルに朝から夜まで居ました』と話していた。映画『アメリ』に出てくるレ・ドゥ・ムーランというカフェがある街でもある。地下鉄に乗ってホテルに帰るときは疲れきっていてさすがに座席にへたりこんでしまった....二時間ほど休憩してシャワーを浴びて、ちょっとだけオシャレをして夜のレストランに行くのだが...これがなんとも楽しい....美味しい食事とホテルに帰る時の夜のパリの景色が...たまらなく美しかった...

帰国する飛行機に乗る直前までパリ散策を楽しんだ。マレ地区のカフェでサンドウィッチを食べてルーブル美術館方面からセーヌ川を渡りサン・ジェルマン・デ・プレ地区まで歩き、『アメリ』の映画にも出てくるが、フランスではカフェの定番なクリーム・ブリュレをいただいた。山手線でいったら相当な駅の数を歩き回った後なので甘さもなんの...けっこう食べれた。フランスのお菓子はどれもこれも美味しい。日本にいるとそんなにデザートは食べないのだがフランスのお菓子は、たまらない....次回はさらに研究してパリのお菓子の食べ歩きを企画したい。

ミシュラン・ガイドの星付きレストランのラ・グラン・カスケイドのミルフィーユとマカロンも絶品だった。写真のエクレアはFAUCHON(フォション)の二階のレストランで出たものだが抜群だった。ジャムや紅茶で有名なFAUCHONのレストランの料理も相当に美味しい。私にはミシュラン・ガイドの星付きレストランよりも肩肘がはっていなくて楽しめる。

パリもフランス郊外もよく歩き、よく食べた。かなりランクの上のレストランばかりで食事したので毎回ほっぺたが落ちた....来年は南フランスの田舎や海辺を旅したいと思う...パリやイギリスには毎年行きたいと思う。住みたいとは思わないが、ちょこちょこ行きたい....

私は美しい海辺でお酒を呑みボ~ッとするというバカンスより、ひたすら足で歩き街並みや建物を堪能するのが好きだ...現地での食事も楽しい。日本人の口に合わないものがあっても、まあ...いいかと思う。イギリスの食事はあまり美味しくないが、嫌いでもない。私も妻も根性がないのか必ず帰国前に中華を食べる....でもソウルにいても結局は日本食が恋しくなる。

パリからの帰り、羽田空港を出て、まずしたことはセブン・カフェでアイス・コーヒーとサントリーのウーロン茶を買った....やはり私も妻も日本の普通の庶民なのだと実感する....

花の都の写真や動画を編集してみたが6時間弱になったのでブルー・レイで5枚にわけて再生している。4Kで再生する写真や動画は圧巻で旅の感動がよみがえる.....それにしても女性はトイレの便座が無いとか....汚いとか....その点は慣れたくはないだろう....私はホテル以外では大便はしないように自己暗示をかけた....

美しい街並みや風景とひきかえに....きついトイレ事情.....

が...しかし.....それでも生きたい花の都

 


小さい手

2015-09-25 11:03:11 | 日記・エッセイ・コラム

小さいピンク色の靴が下駄箱に並んでいる光景に慣れてきた....孫の13.5センチの可愛い靴である....

長女と孫たちは週の大半を我が家で過ごす。だんだんと玄関があふれかえってきた....私と妻だけで相当な靴の量で、おまけにフランスから帰国してから妻も私も足に良い靴を何足か購入した...いよいよ整理に困ったので下駄箱を買い足した。私の現在のお気に入りはMBT社の靴で、すでに4足購入した。パリ市内でも一日中歩いたが..まったく疲れない魔法の靴だ。妻にも今回勧めてみた。妻はかかとが高い靴が好きなのだが、ヨーロッパの石畳対策でついに足に良い靴にトライしてみることになった。アシックス社のpedalaの最新版のスウェード・パンプスとMBT社の合皮のスカラップタイプだ。旅先で何時間も歩くので、足に良い靴はかかせない。

リゲッタ・カヌー社の靴やサンダルも昨年から何足も購入したが、これまたすごくいい靴だ。欠点はサイズが細かく選べない点だ....リゲッタ・カヌー社の靴は全て吉祥寺パルコの地下の専門ショップで購入している。やはり販売員の知識がセレクト・ショップとは比べものにならない。MBT社の靴は玉川高島屋の専門ショップで購入している。MBT社の靴は高価だ。レッド・ウィング社やダナー社の値段と変わらない...が、素晴らしい靴だ。腰痛やひざ痛、かかと痛の人なら特におすすめだ。

玉川高島屋に行くとmizuiro-ind~ミズイロインドにも顔を出す。ナチュラルだが技ありのデザインで妻が今年から着用している。沖縄やパリでもミズロインドの服は活躍した。私は女性がジーンズやスニーカーを履くのを好まない。ミズイロインドも妻はエレガントに着こなしている。ともすれば、すっぴんナチュラルメイクの細い女性がぺったんこの靴を履いてジーンズでコーディネイトすると似合いそうなブランドなのだが妻は、かかとが高い靴と可愛いバッグでさっそうと着こなしていて素敵である.....

で...その玄関にならぶ小さな靴を履く長女の孫娘は小さいながら私の顔色を見るのである....どこか私のことは怖いのか....妻には母親の次くらいに甘えていてワガママもいう。オムツがとれていないが お口が達者でよくしゃべる。私は新生児からお風呂係りのじいちゃんなので、今も孫たち全員をお風呂に入れる。私の顔色をチラチラみる孫娘はお風呂の時だけは楽しそうにしている。だからその孫娘と入浴する所要時間は長い。毎回あきないように趣向もこらすようにしている。入浴剤も何種類も買って演出する。新生児から入れているので孫の成長や身体の変化には私は敏感である。昨日も、その小さい手を見て色々なことを考えた....『孫がいる日常の生活のスイッチを入れ替えた方がいいな....』と....

お風呂入れは我が家のそれなりの神聖なる行事である。私の指示で、妻がひとりひとり私に呼ばれた順番に孫を連れてくる。寝起きで泣いていたり、入りたくないといって泣きわめいているときも容赦なく淡々と躰・髪・顔...という順番で丁寧に洗い、バスタブの中に一緒に入り...妻を呼び...これを三回繰り返す。娘たちは妻からバスタオルごと孫を受け取るので私とは接触はない。私は妻しか浴室には呼ばない。妻がいない時はお風呂には入れない。妻と連携での行為なので私は楽しい。もう少し孫たちが大きくなったら温泉の大浴場に孫全員を連れていくのも やぶさかではない。

シルバー・ウィークの前半は家族サービス(?)娘たちと孫たちと過ごした。仕事がキャンセルになったのでホンダのディーラーに行ってみた。現在、二台のワンボックスがあるのだが二台とも調子が悪くなってきたので、最新鋭の安全装備を掲載したワンボックスやミニバンを検討中だ。私のファーストカーはスバルのアウトバックの最新型だがアイサイトver.3は素晴らしいツールである。安全にお金をかけたことで車選びの価値が変わってきた。現在トヨタはミニバンやワンボックスにアイサイトのような装備は掲載していない。やがては掲載するのだろうが...トヨタという会社にこそ先導してほしかったが....あれだけ高価なアルファード、ベルファイヤ、エクスワイヤーにも掲載していない。フォルクス・ワーゲンンもほぼ全車に掲載したというのに....ホンダはホンダ・センシングという装備をステップ・ワゴン、オデッセイ、ジェイドに掲載した。これは検討する価値がある。

『孫がいる日常』....考えてもみなかったことだった....でも今、現実にそうなっている。孫の保育園や小児科にも車で送っていったし、妻と年中 薬局で紙オムツなどを購入している....妻と帰宅して照明のスイッチを入れていたが、漏れてくる家の灯りと孫たちの声....そして玄関には小さい靴が並んでいるのである....しばらくの間だろうが...週の大半は孫と接する日常が続く。嫌なわけではない。ただ嬉しくもない。ただ現実を受け入れるだけだと思う....私はスイッチを入れてみることにした....考えてもみなかった。孫がしょっちゅう家にいるという生活を受け入れるスイッチを.....

 

昨年も訪れた伊香保の玉樹旅館。新たに完成した新館の和洋室タイプは広いバルコニーと続きで、夫婦でゆっくり入れる露天風呂も併設されている。ベッド・寝具・枕・アメニティー・空間のなにもかもが上質で最高の休日にふさわしく、妻とふたりで心身共にゆっくりした.......。私は趣味の良いカウチタイプのソファーに腰掛けてバルコニーの向こうに広がる山と空の風景を楽しんだ。写真のバルコニーにも外用の大きな長椅子があり、この椅子に長く座っていると秋風が気持ちよかった....のだが、残念ながら階下の宿泊者の喫煙する煙が上がってきたので部屋の中に戻った。年々、煙草の匂いが嫌いになってくる....このブログを開始したときは私も喫煙者だったのに....

玉樹旅館の新館の部屋は素晴らしく...孫たちのおもちゃがない空間は快適そのもので.....昨年、家につくったロマンティックなリビングは今、孫たちのおもちゃや椅子ですっかりムードがなくなっている。私は読書をやめてしばらく物思いにふけってみた。伊香保から眺める雄大な景色が私の五感にしみわたってきた....あと数年もすれば、おもちゃや子供用の椅子もなくなるだろう....妻がよく『子育ては楽しませてもらうもの』と話していたのは自分たちの子供たちのことだった....妻の孫に対峙する姿もまた同じ様に見える....

私はどうだろう....あの可愛らしい小さな手が、いつか大きくはばたく日までちゃんと見守れるのだろうか....

さきほどホンダの営業マンを呼んで、ホンダセンシングを掲載したステップ・ワゴンの見積もりを依頼した。後ろの席のDVDやTVのモニターやカーテンをオプション追加した.....『えッ!お孫さんがいるんですか?!』.....誤解を招かないように云えば、孫がいなければワンボックスは買わないと思う.....

私なりのスイッチの入れ方の証である....

 


ニューヨーク・ニューヨーク

2015-09-18 17:19:36 | 日記・エッセイ・コラム

2013年8月12日に『2015年12月ハリウッドに行く!』と題して私はスター・ウォーズ エピソード7をアメリカ本土でいち早く観る!と宣言した。その後 タイトル『フォースの覚醒』と公開日がアナウンスされた....残念というか....世界同時公開になってしまい...ハリウッドまで観に行く理由がぼけてしまった....

ついにはセブンイレブンには垂れ幕が掲げられ、テレビCMで前売り券まで発売されている。さすがディズニー社だ....ルーカス・フィルムとは営業戦略が違う。...が、しかしだ...私のちょこっと下がった気持ちを自分で上げるべく私は自ら決断した。ハリウッドには行かない。ニューヨークに行くぞ!と...

私は行動が早い。2016年1月1日 私と妻はマンハッタン島に足を踏み入れる。航空チケットとホテルはすでに確保した。2016年の元旦にニューヨークで自由の女神を拝むとする。

亡き父は何回もニューヨークに行った。あけぼの印の漁業会社の海外大型漁船の機関長をしていた父は海の男だった。私が小さい頃、お土産は自由の女神とエンパイアー・ステート・ビルの置物だった。私の机の上はリトル・ニューヨークになっていたものだ....昨日、妻と『キック・アス』を観て笑いころげたがエンパイアー・ビルが映ると気持ちが高揚する...亡き父は大きい船でニューヨークに立ち寄ったのか....私はデルタ航空でニューヨーク入りする。なにやら父を想いだしてしまい別の感情が気持ちを熱くさせている。ヨーロッパの移民の多くが船でニューヨークに渡ってきたという...

もともと自由の女神はフランスから送られたものだ。先だってフランスに行った際にドゴール空港からセーヌ川沿いにホテルに向かう道すがらエッフェル塔と同時に自由の女神が目に入った。ニューヨークの自由の女神と違い、かなりスモールサイズの自由の女神である。ただこれもオリジナルなので、いでたちは『アフロディーテ~ミロのヴィーナス』のような顔だ。ルーブル美術館でヴィーナスのうしろ姿を拝んだ...素晴らしい姿であった。

花の都パリ。漢字で書くと巴里。巴の里か....フランス人はケルト人がルーツである。私は前世は殆んどがケルト人で構成されていると隠居された女性の阿闍梨に言われたことがある。阿闍梨(あじゃり~僧侶で厳しい千日回峰行をこなした先達)様とは仲良しで、三重県菰野町の湯の山温泉にある三岳寺にはよく泊まらせていただいた....お寺のお風呂も源泉で、私は信長に狙われた秘仏が鎮座しているお堂の隣の部屋にもよく泊まらせていただいた....織田信長から僧兵が守ったお寺なので日本のVIPもたくさん来る。名前は言えないが誰でも知っている日本有数の企業のトップがお忍びで阿闍梨さまに相談しているのを見かけたこともある。私は縁あってこの寺に行きついた。「拓ちゃんは愛の伝道師やで...」「しゃば世界で愛を与えんとな...」とよく盛り上げていただいた...単純なので私は愛の伝道師だと今でも自負している。だから恋愛を真面目にしない人間は好まない。

ケルト人は情熱的で恋愛においても熱烈で嫉妬深い....まさに私もそうである。だから妻を情熱的に愛せるが嫉妬深い私は世界一の焼きもちやきでもある。...フランス人がまさにそうで嫉妬するから浮気なんて許されない。当然 離婚率も高い。色の感性もケルト人特有があると思う。私の色の感覚は日本人ばなれしている。

今、このブログを書きながら気が付いたのだが..妻はヨーロッパ人の体型をしている...絵画の『ヴィーナスの誕生』のヴィーナスのくびれや身体の曲線は酷似している。そして私はケルト人だったのなら...そうか...色の好みといい、女性の好みといい...嫉妬深さや情熱など...がてんがいる。実際に妻を初めてキャンパスで見かけたときにその体型に惚れてしまい。見事なまでのクビレや大きいお尻に一目ぼれしたのであった...

そんな私の好み100点満点の妻が53歳になった。プレゼントは『ベルサイユのばら』の全巻とパリで買えなかったボンボン・ウォッチを銀座の日本代理店から購入しておいた。『ベルサイユのばら』をゆっくり読むためにシルバーウィークの最終日にふたりで温泉宿で読書大会をすることにした。私はニューヨークの本を持っていこうかな....添乗員さんやガイドさんもいないニューヨークの旅は私がプロデュースする。アーティスティックでロマンチックな旅にしたいものだ...『スター・ウォーズ フォースの覚醒』もニューヨークで二回目を鑑賞したい。できれば『スーパーマンVSバットマン』がアメリカ本土での先行上映になっていればいいのだが....スター・ウォーズとぶつけるのは避けて2016年3月公開はアメリカも同じかな...

2017年から建設が始まるディズニーランド・カルフォルニアのスター・ウォーズ・テーマパークにはたいへん期待している。ミレニアム・ファルコン号に乗れるアトラクションなんて...胸がときめく。今後のスター・ウォーズはエピソード8と9とハン・ソロのスピンオフ映画が決定しているのでディズニー社としても早く完成させたいところだろう。完成したら娘たち、孫たち、息子も全員連れて行きたい。娘たちとビバリーヒルズやディズニーランド、ユニバーサルスタジオを訪れたのは随分昔のことだ....当時、ロサンジェルス・ドジャースには野茂がいて娘たちとナイターを観に行った。野茂の全盛期でその日の野茂は最高だった。次の日、娘たちにドジャースのキャップをかぶらせてロデオドライブに繰り出すとハイタッチの連続で「ヒデオ ヒデオ」とアメリカ人が野茂を讃えていた。

よし。娘たち、孫たち全員連れて行こう。すごいツアーだ....

 


ユートピア

2015-09-01 19:30:08 | 日記・エッセイ・コラム

息子は芸人の卵である。

今日も吉本のステージでライブを行っている。残念ながら彼のコンビのライブを観たことがない。たまに家に帰ってくるが、いつもの息子だ....今年の春に息子とふたりで函館に一泊の里帰りをした。

羽田空港に行く道すがら息子が珈琲を呑むことを始めて知った。酒も相当呑む。函館行きの搭乗ギリギリまで展望レストランで息子はイタリアンを食べながらお酒を楽しんでいた。私は、アルコールを何年も呑んでいない....もう一生呑まなくてもよいと思っている。体質に合っていないのか....年々、アルコールが弱くなっている。妻はいくら呑んでも酔わない。子供たちは皆、妻に似たのか皆 酒が強い。

私たち親子は会話がなかった時期はあまり無い。だから息子を里帰りに誘うことには抵抗はなかったが...どちらかといえば妻の勧めでもあった。芸人の卵なのでそれなりに多忙らしく、なかなかスケジュールが合わなかったが 「お前、明日 函館行くか?」という電話に「行く」と二つ返事だった。

ふたりで函館の街を歩いてみたいと思った時期もあったが実現するとは思わなかった。羽田から離陸すると、すぐに息子は景色を楽しんだかと思うと眠りについていた.....その顔はまだ幼く...幼少の頃の横顔の面影が残っていた。 「おい函館だぞ」 飛行機は函館上空を旋回しだした。息子は、またたくまに目覚めて飛行機の窓から眼下に見える函館の街の動画を撮りだした。「函館弾丸旅行の記念のブルーレイつくろうか」と私がいうと「いいねェ」と微笑み....実際 かなりの動画や写真を撮った。

函館空港でレンタカーを借りて実家に帰る道のりを息子に運転させた。今から考えると軽い酒気帯び運転だったと思うが...妻に似てまったく酒臭くないので私も忘れて運転させてしまった....助手席に乗り 息子の運転で味わう函館の漁火通りの景色はなかなかのものだった...

息子には函館に行きたい理由があった。私の母。つまり彼の祖母に大学を辞めて芸人になったことを自分の口で伝えたかったのだ。私の母は息子は大学生だと思っているので 来るたびにお小遣いやお年玉を渡していた....私の知っている母は偏見に満ち、体裁を気にする性格なので 『大学を辞める』とか『芸人になる』とか『離婚する』などというものには嫌な顔をするに違いないと私は確信していた。だから息子に芸人になるために大学を辞めたことを二年もの間、母にいうなと口止めさせていた.....

子供の頃からのイメージは消えるものではない....勉強のできる友達にはめっぽう優しく、学校で評判がよくない親などの同級生が遊びに来ると、はっきり顔に出して冷たくした母であった....いやな想いではまだまだ多々ある.....

妻がはじめて函館に来たときも上から下までジロット冷ややかな目線を送ったのを私は、はっきりと覚えている....妻は髪をブロンドに染めていた。当時は髪を染めるのは不良?といった名残りもあった時代だった....ちょうど松田聖子の傑作アルバム『ユートピア』が発売された夏で...その松田聖子のアルバムのジャケットと妻は同じ髪型だった....函館空港に黄色いワンピースを着て降り立った妻はとても可愛らしく髪の色がブロンドに光っていた......エアコンもない、パワステもないISUZUのピアッツアで迎えに行き、空港で妻を載せると有頂天な気持ちで実家へと向かうと......母から冷たい歓迎をうけた.....その夜 母に想いっきり文句をぶちまけた。「俺が結婚する相手になんだ!!」って感じでかみついたものだ.....懐かしくも苦い思い出だ.....(松田聖子の『ユートピア』のハイレゾ版はダウンロードしていないが松原正樹や吉川忠英、鈴木茂のギターを聴きたいからダウンロードしてみようかな.....『赤い靴のバレリーナ』なんかハイレゾ版で聴いたら鳥肌がたつかも......)

昨年、秋に『かぼちゃのおしるこ』というブログを書いた。妻と函館にいった時の話しだ。そのブログの母は妻の送ったスカーフやバッグや洋服に全身身を包み....楽しそうだった...という内容だったが....妻いわく『息子が行くのが一番。 嫁だの孫が行っても喜ばないわよ...』 まあ....ごもっともだと思う。

ただ息子にとって私の母は特別な存在らしく「ふたりっきりにしてほしい」との息子の要望で私は懐かしい函館の産業道路に繰り出し、ヤマダ電機函館店にテレビやブルーレイのデッキを買いに出かけた。母に綺麗な画像の動画や写真を観てほしいので最新型の50インチテレビとブルーレイ・プレイヤーを購入してプレゼントした。会社から動画編集用のパソコンを持って行って何本か母にその場で作って渡した。その後も私の孫たちの動画を編集して定期的に送っているが母はたいへん喜んでくれている。

息子は芸人なったことを告白したらしい....詳細はあえて聞いていない。「がんばりなさい」と笑顔で言われたらしい....私の考えすぎだったのか....いや....人間は簡単にかわるものではない....孫が函館まで行って「ばば....話しがあるんだ...」と言われ...ぐっときたのだろう...

長女の離婚に関しても、私は母に何年振りで手紙をしたためた。内容は『善いお婆ちゃんでいたいなら 口を出すな。黙って見守れ』というものだった。母は「心配して夜も眠れない」が口癖だった....その割には昼間によく寝てるのだが.....そんなことを言われたくないので転ばぬ先の杖をついてみた。

函館の街を息子と旅した。楽しかったのかといわれれば....妻と旅するときほど自分の気持ちは高揚しないのだが...いい思い出になったと思う...

私の息子は芸人の卵である.....

 

 

 

 


アコースティック

2015-08-06 16:50:46 | 日記・エッセイ・コラム

新しいCDがAMAZONから届いた。妻との夏のフランスの旅 羽田国際空港へ向かう道中の音楽をこだわってみた。フランス行きの旅の始まりの大切な音楽だ。家を出るのは朝5時だから...美しいギターの音色を空港に到着するまで....そして帰路につくときも聴きたいと思った。

2014年発表の小倉博和の『ゴールデンタイム』。2000年発表の山弦『High Life』の2014年リマスター盤。2007年発売『LOVE GUITAR』なるアコースティック・ギターのオムニバス。この三枚のチョイスには満足している。すでに全ての曲は視聴した。特に小倉博和の初のソロアルバム『ゴールデンタイム』は素晴らしい。160年前のマーチン社のC.F.Martin 2-27なる名器で全編つづられるマーチンの音は凄い。そして心と耳に優しく入ってくる。『家路(交響曲第9番”新世界より”第2楽章)』のクラシックから、名曲の民謡『Green Sleeves』や小倉博和らしい美しい旋律の曲ばかりで構成されている。山弦の『High Life』も素晴らしい。聴きながら何回もニヤケてしまった....

私はアップル社の製品はたくさんつかっているが唯一 アップル・ミュージックとi Tuneは使っていない。やはり音をきわめるのならSONYのXアプリだと思う。数年前にこのブログでも取り上げたテレビ朝日の宮藤官九郎脚本のドラマ『11人もいる!』のテーマソングのNICO Touches the walls(ニコ タッチズ ザ ウォールズ)の『バイシクル』を二曲ダウンロードした。彼らの曲を視聴していたらなんと『バイシクル~LIVE IN HAKODATE』があるではないか.....「ありがとう!はこだてェ~!!」とシャウトしてくれて...こちらこそ「ありがとう!」と言いたい。調べたらギターの古村大介くんが小3まで函館に住んでいたらしい.....すごく親近感を覚えてしまう私も元ハコダテ人である.....小倉博和や山弦の超絶テクニックのギターとは違う....男の子らしい詩をROCKで謳う彼らの音楽はカッコいい。だいたいこのバンド名が善いではないか。ニコは女性の名前だというが....フランス人をイメージしたのかな....

この『バイシクル』という曲はシングルカットされていない。宮藤官九郎がチョイスしたのか...バンドが書下ろしたのか....さだかではないが『11人もいる!』全9話を三日かけて妻と観なおした....こんなに笑えるドラマはない。ドラマに流れる『バイシクル』をついにダウンロードしたので...今夜、妻の仕事が終わったら(22時過ぎか...)『バイシクル』を聴きながら夜のドライブを楽しもう。メジャーなコードにマイナーなリフがからむギター・ロックだ。羽田行きのウォークマンのブックマークに加えることにしよう.....

ドラマといえばTBSドラマ『表参道高校合唱部!』が私と妻のお気に入りだ。リアルタイムではなく深夜にHDDでの録画を観るのだが、頭が疲れなくて良い。やさしいドラマだ。私も妻も、ゆっくりできる時間が夜の12時を廻るころで...くつろぎながら観ている。夏のドラマは各社頑張っていると思う....視聴率の話しが話題になっているがHDDの世の中で、あえてリアルタイムで観る意味ってあるのだろうか....フランスに行ってる間も録画はぬかりない....帰国したらすぐに観たいのも『表参道高校合唱部!』だ。

夏の映画も話題作ばかりだが....忙しくて全ては観れない...そんな中『アベンジャーズ2 エイジ・オブ・ウルトロン』は妻と3Dで観た。品川の映画館で夕方観たのだが...かなり空席があった。帰りにパンフレットとハルクのお面を購入した。スカーレット・ヨハンソンがさらに美しくなっていた。韓国の街でのシーンが特に気にいった。

『ジュラシック・ワールド』は公開日に2Dを観た。22年前の『ジュラシック・パーク』を観たときの感動と興奮を今でも覚えている。やはり1作目が偉大すぎたのか....私の満足度は70%だった....ひとりで行ったからか...妻と行けばよかった....22年前 函館の巴座で妻は始めて『ジュラシック・パーク』を観てビックリしていたっけ....1作目はハラハラ・ドキドキの連続だった。今回の『ジュラシック・ワールド』は子役たちがあまり怖がっていないのが悪いのか....まったくハラハラしなかった....監督の意向か...制作側の意向なのか....たしかに残酷さはない。だから迫力がない。それでも最後まで飽きずにみせるのはたいした映画である。お金を払ってよかったと心から思う....

お金を払うからには映画でも音楽でも旅行でも満足したい。今回のフランスの旅はあえて往復JALにしてみた。フランスの往復の旅を快適にしたい。往路の映画鑑賞も楽しみである。けっこう新しい映画を上映してくれることを期待している。

今回の旅はJTBの『ボンジュール・パリ』という企画だ。このフランスの写真はロワール地方の風景で、妻と私はロワール地方へのバス旅行を追加した。古いお城やロワール地方の風景をこの目で焼き付けたい.....モンサンミッシェル修道院にも行くので、パリを2日離れるが道中の風景・街並み・看板・建物・車など...観るものはたくさんある。ルーブル美術館は、2回にわけて行くことにしている。 アップル・ウォッチを持っていくと思っていたが....すでに飽きてしまったのでパリのレストランやカフェをイメージした時計を買った。普段、チタニウムの時計やアップル・ウォッチなので重くないのだが、軽井沢でいい顔の時計を見つけてしまって...腕にはめるといつものチタニウムよりも重く....ちょっと重さで悩んだが.....思い切って購入した。会計のとき長女に新しい門出を記念して「これもください」と女性ものの時計も購入した。 

その時計は、長女が軽井沢のショップのショーウィンドウを見ながら「あ~可愛いなァ.....私、これからはこんな可愛い時計が似合う人生にしたい」といって欲しそうに見つめていたピンク色のバンドのイミテーションの小さい宝石がキラキラ輝く時計だった。長女に内緒で購入したが、もう一度そのブランドの店の前を通ったときに、またしても「かわいいなァ.....」とショーウィンドウをのぞく長女に「買ってあるよ。再出発記念のプレゼントだよ」と言って、その店の前で時計を渡した。7年間の長女の夫婦生活で可愛いバッグや時計なんて考えられない生活で服すらろくに買ったこともなく....さすがに目にあまり私と妻でたまに服も買って渡していた。

長女は、すね毛のお手入れや爪に色をいれたり.....やっと我が家の子供らしくオシャレをしだした....

長女も孫も本日 私と同じ姓に戻った.....少し複雑な心境だが....嫌でもないか.....

 

 

 


男と女

2015-07-24 15:42:23 | 日記・エッセイ・コラム

花嫁の父としてバージンロードを二回歩いた。

そして娘は離婚することになり.....私は、元花嫁の父になった。

拓庵思考という このブログのタイトルのように、娘の離婚に関して思考していた。娘には二歳児と未満児の年子がいる。そんな大変な時期の離婚問題なので慎重に考えざるえないのではあるが...私には理解できないことだらけなのである。

なにゆえ 人前で愛を誓い 友人や親族まで呼んで結婚式まであげたふたりが 別れる選択を選ばなければならないのであろう.....

数年前に娘のために建築した家には娘は住まない。さすがに幼い年子ふたりを育てるのに当面は、私たち夫婦の手助けが必要と判断したからだろう。もちろん娘なので協力は惜しまない。

娘は築30年の市営住宅に引っ越す決意をした。たいへん潔くて良い。娘たちの家は小さいが美しい家だった....私の函館の想いを込めた作品だった。函館の元町の坂道に建っているイメージの薄いピンク色の洋館だった....その家に住めなくなるのは とても残念だと娘は本音を漏らしていたが この何日かは それも口にしなくなった....

私たち夫婦は、私たちのやっと二人になった愛の巣に離婚した娘を迎え入れることはしない。別に厳しいとは思っていない。一度 戸籍を抜いて巣立っていったものに帰る場所はないはずだ。自分で切り開いていくのが当然と思っている。

一緒に住んだところで娘の気持ちが幸せになるわけではない。それは夫婦にも言えることで 日本人の多くが仮面夫婦のようなものだ。色々な夫婦をみてきたが 『このふたりは心から愛し合っているな』と実感した夫婦はほとんどいない。

私は結婚前に妻と遠距離恋愛を経験した。私が函館にいて、妻は川越にいた。私は離れていても会えなくても妻のことを想わない日はなかった。当然のことながら結婚した今も変わりはない。大阪や名古屋の出張だと絶対 家に帰って妻と一緒に寝る。単身赴任なんて考えられない。夫婦が一緒にいれないのなら それは夫婦ではない.....と、私は声高に言っても 我が国 日本の夫婦事情は変わらないであろう....

子供が生まれ 親になっても ずっと恋人同士の関係でいる私たち夫婦の間には三人の子供がいる。離婚する娘は結婚してからは恋人関係を構築できなかったという.....夫婦は恋愛関係の発展途上であるということをわかっていない夫婦が多い。恋愛関係に終わりはない。私は、まだまだ今よりずっと妻を愛せる自信がある。何故、結婚してしまうと恋愛感情がさめていくのだろう....ということは結婚前も本当は愛していなかったのではないかと疑ってしまう。

 

私は父であり、三人の孫の祖父でもある。 それは後からついてきたことがらで...私と妻は永遠に恋人同士である。

私は妻のために生きている。とても幸せだ。


にやけてしまう

2015-07-10 12:46:28 | 日記・エッセイ・コラム

サルが出る山奥に自己満足の作品を完成させてきた。

中古のコンテナにROCKさせる企画で、アート作品を取り付けている間 ずっと にやけていた。もう.....うれしいのである。こういうコトを考える自分が好きだ。そして私は躊躇なく実行できる。そんな自分も好きだ....だから最高に自分の作品に満足する瞬間は にやけてしまう。

昨年、東吾妻に完成させた『Bird Head』という太陽光住宅の裏に農機具小屋や蔵、物置が建っていたが、私が懇願して それらを全て解体して更地にさせていただいた.....なぜなら、見栄えが悪かったからである。そう....美しくなかったのである。 その代替としてコンテナなどを用意してROCKテイストのアートを施すことは建築前から約束していた。

約束をした相手は施主のH君の父君である。私と同い年でいまだにバンド活動をされており実際にギブソンやフェンダー、グレッチのギターも何本も所有している素敵な方だ。聞けばビートルズとストーンズのファンであった。私が青春時代に鼻もかけなかったバンドたちであり、偉大なるバンドである。 『構成にフェンダー、ギブソン、マーシャルのロゴを使います。アメリカの山奥の音楽スタジオのようにしましょう』と私が提案すると、H君の父君は目を輝かせた....そう....そうなのである....目が輝くのである。 人間は感動したり ワクワクすると目が輝くのである。

昨年の12月に『Bird Head』をお引渡してから雪に覆われ....そして春になり、簡単なエクステリア工事の仕上げを終わらせて やっとリザーブしておいたコンテナを搬入してもらった。巴座の解体業者、基礎工事の皆には感謝したい。 コンテナのアートの企画は数分で終わった。頭にすぐ浮かんだからである。図面もそうだが...一発で浮かんで書き上げたものは大概にして傑作になる傾向がある。 今回はビートルズやストーンズのアルバムの高出力がキーワードだった。今回のアート完成のために妻と銀座の山野楽器に出向いて紙ジャケットの『REVOLVER』を購入した、その他 巴座のCDラックにないビートルズ、ストーンズのアルバムも数枚購入した。 企画最中は毎日 ビートルズとストーンズを聴いた......そして私は、やっぱり彼らのファンでないことを再確認できた.....素晴らしい楽曲だと思うがファンにはなれない....引き渡しの日 私のダナーライトに雪がついていて銀世界だった『Bird Head』 その裏庭にたたずむ中古のコンテナに刻んだメッセージをH君の父君にたいへん感動していただいた....一緒に制作してくれた多胡くんにも心から感謝の気持ちを伝えたい。

 

最後に昨今の巴座のにやけてしまう作品群の中からほんの少しだけお見せすることにする。

『ずっと君が好き』20年間全量買い取り太陽光住宅。ブラジルカラーと言葉をスパイスにした【白】をテーマにしたモダンでPOPな家です。ツーバイフォー・ベーバーバリア断熱工法。34坪。(高崎市下之城町)

 

 

『愛し君へ』20年全量買い取り太陽光住宅。ツーバイフォー・ベーバーバリア断熱工法。この家で結婚生活を始める二人に永遠に祝福の花が...家のアプローチから館内すべてに永遠に舞っています。28.5坪。高崎市上滝町。

 

 

『黒の要塞』シンプルでスクエアな黒のモダン住宅。外観のシャープなフォルムに対して、銀、朱赤、紫、黒(薔薇)、グレーでだしを取りスープを作りました。館内はPOPで女の子比率95%の世界観です。ツーバイフォー・ベーバーバリア工法。35坪。藤岡市藤岡。

 

にやける作品群の施主の共通点は、私に全てを任せる度量がそなわっているという点だ。現在も全てお任せ企画の伊勢崎市赤堀の『小さな世界』を制作しているがすでに完成前にして傑作になっている。 が、さすがの巴座も施主の意見をおおいに反映させる場合もある。  現在 太田市南矢島で建築しているS邸は施主の要望で「落ち着いた感じがいいです」とのことなので巴座作品にしてはめずらしく私はアドバイス程度で強く意見をいう事を控えている.....だが、最後に最高のセンスの香辛料を少しだけ加えてあげようと思う。きっと名作になるはずだ.....人間のセンスと好みは千差万別なので....逆にいうと私に任せてくれる施主のために私は手抜きが出来ない.....

数日前から前橋市公田町のK邸の図面にとりかかっているが....すでに4回やりなおしている。書いててにやけないのである....海の景色でも観て.....気分転換して書いてみようか.....

きっと にやけてしまう作品が生まれるはずだ.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ケラマ諸島の赤い花

2015-06-19 19:24:38 | 日記・エッセイ・コラム

世にいうケラマブルーの島々を巡るショートトリップは晴天に恵まれた。5月の連休の沖縄の旅は妻の結婚してからの夢でもあった。何故か...私は沖縄本島上陸にはかなり消極的であった。が、今回の旅ですっかり沖縄や島々が好きになった。沖縄には赤い花がたくさん咲いていた....とても美しく...その花を観ている妻の顔がとてもよかった....それと沖縄そばのファンになってしまった....韓国のカルックスに似ているがとても美味しい。とにかく滞在中は毎日食べた。

本島から高速船でケラマ諸島に渡り島々を巡る旅の参加者は6名だったが私たちを含め皆 高齢者だった。おそらくケラマ諸島巡りの旅費が高いのか?家族連れは皆無だった。確かに金額は安くはないが私は娘たちや孫たちを連れてきたいと思った。グラスボートでウミガメを探す時もワクワクした。結果、二度もウミガメを発見できた。ライフジャケットを着用しないと入れない無人島に上陸したときは『ジュラシック・パーク』のサイトBに来た感じで興奮した....ところでスピルバーグ総指揮の『ジュラシック・ワールド』が空前の興行成績をたたきだしているそうな....いい話しではないか。今年のハリウッド映画は凄そうだ....どれも楽しみでならない。

さて...沖縄から戻ってきてひと月が過ぎた。記憶にある色は...沖縄の美しい海や白い砂浜より、赤い花々の真っ赤な色だ。島めぐりの前半で絶景を観るべくかなり高さの丘を登らされた。妻は心臓が弱いので苦しそうにしている。妻の手を引きながら丘に登っている道すがら 赤い花々に出会った。赤い花をバックにした妻の表情は苦しいながらとても楽しそうにしている。私は妻のことが大好きなのだが どこがいいかというと いつも笑顔だから...かな...と思う。妻は一般的には美人ではない。私の美術観では最高に美しい女性で結婚してからずっと見つめているが、いっこうにあきない。中世イタリアやフランスの絵画の中の女性そのものだ。絶景を見渡せる丘に登る途中の道に群生している赤い花々を背景にした妻の写真を何枚も撮った......いままでも妻の写真をたくさん撮ってきた.....自分の部屋の中を妻の写真だけで飾りたいくらいだ.....

私はパソコンを多数所有しているが、巴座本館の自分のデスクのドスパラ社のパソコンがお気に入りで、デスクトップの写真をケラマ諸島の白い砂浜にたたずむ妻の写真にした。 私は4Kテレビの60インチでi-phon6で撮った写真や動画を高出力にしてブルーレイで鑑賞しているが映像も音も素晴らしい。 最近アップル・ウォッチのスポーツタイプを購入して愛用している。機能は素晴らしい。金額以上のパフォーマンスを発揮してくれているので大満足である。特にアクティビティといわれているカロリーやエクササイズの管理機能が好きだ。ケラマ諸島巡りで体力が落ちていると実感した私たちは夜にウォーキングをしている。そんな時もアップル・ウォッチは最高の友だ。

少し先の話しだが、8月のお盆休み期間にパリ市内に1週間滞在する。 市場や名所を地元の交通機関をつかって歩く『ボンジュール・パリ』という企画だ。お高い企画なので内容は充実している。ルーブル美術館・ベルサイユ宮殿なども特別観覧がある。写真の凱旋門も244階段をつかって屋上まで登るという企画もある。自由行動が二日間あるのでパリ市内とくにマレ地区をおおいに歩きまわる予定だ。妻は『ベルサイユのばら』のファンだったのでとてもパリ旅行を楽しみにしている。ミシュランガイドのレストランにも行くのでちょっと気合を入れてダイエットしようと思う。ということでダイエットが前提でブルックス・ブラザースで真夏のジャケットとパンツをオーダーした。銀座三越に二度仮縫いに行った。当然二か月後の体系をイメージしたオーダーでハイリスクだがその緊張感がいい。内容は大盛り禁止・アイス禁止・チャーハン禁止などで、サラダをたくさん食べて満腹にしている。でも三食はしっかり食べている。妻と夕食後にウォーキングをしているが、妻の方が効果が出ている感じだ.....

さて、私の新しい愛車のスバル アウトバックのリポートだが、大変満足している。90点!という高得点である。 納車は4月末だったがすでに5000キロ乗った。まことに安全でよい。燃費もびっくりするくらい良い。満タンで700キロ前後も走るのでガソリンスタンドには何回も行っていない。この前は800キロ近くも走った。アイサイトは噂以上にすごい性能である。スピーカーもダイアトーンに変えて正解だった。ハイレゾ・ウォークマンでノーマルな録音を変換させて昔の曲を聴くと、今まで聞き取れなかった楽器の音が聴こてくるのである......もう一台の愛車の黄色のプログレも健在である。これはこれで大変いい車で大好きであり90点!お客様の案内・送迎用のエルグランドのライダーSにもたまに乗る。エルグランドは75点!かな....  スバルの水平対向4気筒DOHC2500ccエンジン、トヨタの直列6気筒DOHC2500ccエンジン、日産のV型6気筒3500ccエンジンさらにトヨタの2000cc4気筒エンジンと私の愛車たちはみな良いエンジンである。アウトバックは欠点はでかいことで、とにかくでかい。エルグランドよりもでかい。幅も長さもアメリカンサイズだ。

パリ散策の次は、アメリカ西海岸かニューヨークのショートステイを検討している。私はアメリカが好きだ。アメリカが生み出すものは全て好きで、車はデザインだけならフランス車が好みだが...アメリカ向けに開発されたアウトバックにはちょっぴりお醤油の味がするLAの上質のレストランという表現が似合っているかも。 音楽も映画も結局はアメリカのレベルは凄い。 このブログを書きながらクラプトンの2010年発表の『CLAPTON』を聴いているがちょうど『枯葉』が流れているが...イギリス人がアメリカンなネルシャツを着て歌うシャンソンって感じで50点っていう感じである。何もクラプトンがフランスの名曲をギブソンのセミアコを歪ませて弾かなくてもいいのに....クラプトンのセルフ・プロデュースのアルバムはどれもぱっとしない(失礼!) 偉大なるトム・ダウドのプロデュース時代のクラプトンは良かった.....ここ数年どれだけ期待してクラプトンの新しいDVDやCDを買ったことか....結果一枚として感激したものはない....結局エリック・クラプトン信者なので昔のクリームやトム・ダウドがプロデュースしたアルバムのデジタル・リマスターを買い直している......そんな中 TOTOの新譜はまあまあ良かった。65点ってとこだけど...日本タイトルがあいかわらずダサい。『TOTO 聖剣の絆』....ただスティーブ・ルカサーのギターはキレッキレで素晴らしい。唄は相変わらずダメなのでルカサーのギターのみ堪能できるアルバムだ。 最近ロックで興奮したことがないな....

クラプトンもすっかり歳をとった。これはクラプトンの65歳の写真だから、クラプトンもついに70歳を超えたのか.....自分が65歳や70歳のときにはどんな顔になっているのだろう。 エリック・クラプトンは私の永遠のアイドルである。小学校6年から彼のファンだった....私は現在55歳で妻はパリから帰ってくると53歳になる...妻もいっこうに老けない。お婆ちゃんには見えていない。が、三人の孫がいる。孫には『バービー』と呼ばせている。私は『じじ』とか『じいちゃん』と呼ばれているが、けっこうしっくりきている。

そのバービーと呼ばれている妻は私の美術観の中ではたいへん美しい...... パリを歩く妻の写真を撮るのが楽しみである.....