萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚31

2014-03-13 14:35:00 | 雑談寓話
こんにちは、空がグレーなまんま雨降りです。
さっき外出たんですけど風けっこう強くて、道端に壊れた傘が転がってました。
で、昼遅くなりましたが、コノ雑談にもバナー押して頂いた方いらっしゃるようなので続き載せます、笑



雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚31

平日いつも通り出勤して書類まとめて、
ヤヤ遠くの役所に行って帰ってくる道、御曹司クンからメール来た。

From:御曹司クン
本文:昼飯ってもう済んだ?

たぶん一緒しようとかいうんだろなー思った、笑
で、イイよって返信してそのまま定食屋で一緒に座った。

「おまえ昼まだって遅くない?笑」
「そっちこそ遅いじゃん、出先で食べればよかったのに、」
「電車の乗継とかで食べそびれた、なんか買ってデスクでもイイかなって、笑」

乗継悪いと帰り遅くなるんだよね、笑
だから昼ゴハン延期してデスク飯しよっかな思って帰ってきたんだけど、そんな行動計画に御曹司クン気づいてくれた。

「あ、忙しかった??」
「ま、今食べとかないと夕飯たぶん無しだし、笑」
「う、残業決定かーきついなあ、」
「出張しちゃうとソンナ感じだろ、笑」
「だなー俺たぶん来週ちょっと出るかもしれないんだよね、」

なんて業務連絡みたいな会話して、
夕方17時までやってるランチタイムの定食が来たから食べ始めたら御曹司クン言ってきた、笑

「あのさ、今日ちょっと田中さんと一緒に仕事した、嬉笑」

それが言いたくて昼誘ったんだ?笑

こんな発想なんだか中高生みたいで可笑しかった、
で、そのまんま言ってみた、

「はしゃいでるね、ホント中学生みたいだ?笑」
「う、また馬鹿にしてるだろおまえーほんと余裕ぶっこいてムカつく、拗×笑」

ムカつく言いながら拗×嬉しそうに笑って、丼飯元気に抱えてる。
だいぶ元気になって来たなー思ってさ、ようやく失恋とかアレコレ整理つき始めたのかな思って訊いてみた。

「坊ちゃんクンには苛々しなくなってきた?笑」
「あー…見ちゃうとたまに、うっっ、てなるけどまあ四六時中じゃない、かな?」

答えながら少し寂しげで、けれど御曹司クン笑ってた。
元々がゲイ寄りだから男相手の恋愛の方が深い、そんなこと前に御曹司クン言ってたけれど、
だから田中さん(女性)にトキメイテも埋められないモンがあるのかなって思った、

女との恋愛と男への恋愛は違う、

そんなふうに御曹司クンが言った通り、女性への恋愛で癒えるとか難しいんだろうか?
それでも御曹司クンが結婚して家庭を築きたいなら女性への想いを最優先するしかない。

だったらこのまま田中ちゃんと御曹司クンが恋するのも有りだろな?

なんて思いながらも多分それはホントの意味で両想いには成り難いだろなって思った、
御曹司クンは幼馴染のヤツを忘れていない、そして田中ちゃんも御曹司クンを一番にはホントは出来ない。
そこらへん解かるから未来予想はあまり明るいと言えなくて、
それでも二人それぞれ幸せになれたら良いなーとか思ってたら御曹司クンが言ってきた。

「でさ、おまえ田中さんとこのあいだ呑んだろ?半拗×好奇心」

やっぱソレ話題になったんだ?笑

一緒に仕事すれば雑談もする、そのとき共通話題に自分があげられるのも解らなくない、
だからコンナモンだろな思いながら訊いてみた、

「呑んだけど、なに?笑」
「なんか俺のこと話題ちょっと出たんだろ、ナニ話した?」

教えてよ?
そんなカンジで見てくるのがナンカ犬っぽかった、笑
こんな失礼な感想ごとまたイジってやりたくなって言ってやった、

「ふうん、そこ田中ちゃんはオマエに話してくれなかったんだ?笑」
「っ、しょうがないだろー秘密会議です私に漏洩の決定権はありませんとか言われたんだってば、拗」

ってカンジで御曹司クン拗ねた、笑
その顔と言葉にそういえばなって想いだした、

そういえば彼女も割とSだったな?笑

自分もSだ言われるけれどソコが田中さんと自分は話しやすいトコで、
それで酒や食事+αの好み合うから楽なんだよなー思ってたら御曹司クン言ってきた。

「なあ、二人で仲間外れみたいなコトするなよー俺のナニ話してたわけ?」
「聴きたい?笑」
「聴きたい!」

お願い聴かせてよ言ってよ、
そんな顔へ正直に言ってやった、

「おまえと何いつも話してるんですかって田中ちゃんから訊かれたよ、」

えっ、

みたいな顔に御曹司クンなった。
いつも話してること言われたら困る、そんな貌に言いたいこと解かる気がした。
で、御曹司クンは訊いてきた。

「あのさー…それって俺の恋愛のコトとか多いじゃん、男がーとか…なんて言ってくれたわけ?」
「うん?正直に言ったけど、笑」

さらり返したら御曹司クン固まった、笑
その貌が可笑しくって、でもホッタラカシさすがに可哀想だから笑いながら教えてあげた。

「主に猥談してるよって教えてあげたよ、そしたらヤダモウーって笑ってくれたけど?笑」

これなら嘘言ってないだろ?
そんなトーンで笑ってやったら御曹司クン、拗ね笑った、笑

「なんだそれ俺の評価下がるだろ笑われるだろがーだから笑ってたんだ田中さんなんだよもーひでえホントおまえSだっ、拗笑」



とりあえずココで一旦切りますけど続きあります、
おもしろかったらコメントorバナー押すなど頂けたら嬉しいです、
で、気が向いたら続篇載せます、笑

第74話「芒硝3」さっき校了しました、周太@奥多摩の森+推定シーン、昨夜よりカナリ加筆されています。
Savant「水瀬の文1」ひさしぶりに草稿UPしました、倍くらい加筆予定です。
それ終わったらAesculapiusの続き予定です、そちらも面白かったらバナーorコメントお願いします、笑

取り急ぎ、



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