萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚41

2014-03-24 13:50:03 | 雑談寓話
こんにちは、春だなって空な昼下りです。
3月下旬になって春の花アレコレ咲きだしました、外歩きの良い時期ですけど花粉症は注意ですね?
で、この雑談もバナー押して下さる方いらっしゃるので続きまた載せます、楽しんで急かしてもらえたら嬉しいです、笑



雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚41

同僚御曹司クン電話告白の翌週、年末らしく忙しいまま過ぎて。
昼ゴハンも夕方近くなるほど時間に追っかけられる、そういうカンジは師走って語源通りだ思ったり。
そんな慌しい平日なんとか超えて金曜日残業後、22時前のエレベーターホールで御曹司クンに捉まった、笑

「やっと捕まえたーお願いコーヒー1杯でいいから一緒して?」

今週マジ忙しいから確約は無理だけどコーヒーならイイよ、そのとき次第だけどね?
なんてメール返信した月曜週初めから金曜週末になっても御曹司クンしっかり憶えていたらしい。
で、嘘吐きにはなりたくなかった&週末だって余裕な気持ちからコーヒー飲んでも良いなって頷いた。

「ホント1杯ならイイよ、笑」
「あ、やっぱコーヒーじゃないとダメ?週末だけど呑みとか無理?」

なんて訊いてくれるアタリ、月曜に思った通りだなって思った。
なんとか一緒にいる時間を伸ばしたい、ソウイウご希望が台詞と目から解かるんだよね。
そのご希望ちょっと困りながらコッチも正直に言ってみた。

「明日フツーに早いから無理、笑」
「あ、ドッカ出かけるんだ?また圏外のトコ?…あ、」

歩きながら訊いて、ちょっと御曹司クンの声が止まった。
いま失敗したかもしれない?そんな目でコッチ見て言ってくれた。

「ゴメン詮索っぽいこと言ったよな俺、忘れて?」

束縛されるのとか自分は無理ってメール月曜に送ったな、ってコッチも想い出した。
ソレ御曹司クンは遵守してくれるつもりらしい、そういうの有難いなって思いながらもSってみた、笑

「ある意味で圏外だね、明日デートだから、笑」

正直ありのまま笑った隣、御曹司クンの目が大きくなった。
で、不貞腐れた、笑

「…なんだよもーおまえ俺の気持ち解かってるクセにそういうこと平気で笑って言ってくれちゃってさーホントSイジワル、拗」

やっぱり拗ねるんだ?笑

コンナ相変わらずが言うてしまえば面白い、で、面白がってる自分は確かに意地悪で。
そういう自分だよってコト隠すつもりもないから揄い半分+正直なトコ言ってやった、

「おまえと話すのも楽しいけどね、他にも話したい相手は当然いるし一日一緒して楽しい相手もいるよ?独り占めしたいとか誰にも思わないけどさ、」

一緒にドッカ歩いて、一緒に食事して、一緒の時間を会話する。
そういうの色んな人としてみること自分は楽しいなって思うまんま言って、そしたら訊いてきた。

「おまえって博愛主義?」

そういう解釈もあるんだな?笑

なんて可笑しくて笑いながらコーヒの店に入って、オーダーして。
思ったより空いている席の一つに座ってさ、コーヒー飲みながら思ってるまま言ってみた。

「ずっと一緒にいたいって思わないだけだよ、色んな人と話して色んなこと聴いて考えるの面白いしさ、独りでいる時間も気楽で好きなダケ、」

ホントそれだけの理由、笑
そのまんま笑った前から御曹司クンは訊いてきた、

「ソンナに色んな人と話すって面白い?俺はさー…安心して話せるって誰とでもは出来ないから、」

安心して話す相手は限られている、
そんな言葉は御曹司クンにとって当たり前なんだろうって思った、
バイセクシャルで本気に恋するのは同性、そんな恋愛×性愛に生きてる御曹司クンは少数派であることに何度か傷ついている。
また傷つくのは怖いから「誰とでもは出来ない」の当たり前かもなって思いながら、そういう彼とは違う自分のまま言ってみた。

「人と話すことってさ、本を読むことと似てるって思うんだよね。知らない考え方や話を教えてくれたり、同じ経験や考え方を頷いたりさ?
新しく知るコトも知ってるコト再確認するのも、どっちも世界を変えてくれるから面白いよ?だから人も本も色んな相手と会ってみたいダケ、笑」

そういう1人なんだよね、御曹司クンも。
そういう中で向きあって話してるんだよって本音に御曹司クンは訊いてきた。

「でも、付き合ったこともあるんだよな?秋にも別れたとか言ってたし、」
「あるよ、ちゃんと付合ったことは多くないけどね、笑、」

お互い「好きだよ」って付き合ったことは多くない、
それでも一度じゃない事実から気づくかドウかなって思ってたら、御曹司クンが言った。

「今ホント言うと俺、明日おまえとデートする相手のコト憎ったらしいくらい羨ましい。クリスマスイヴ俺だって誘いたいもん、」



とりあえずココで一旦切りますけどまだ続きます、
おもしろかったらコメントorバナー押すなど頂けたら嬉しいです、で、気が向いたら続篇載せます、笑

Aesculapiu「Mouseion13」加筆まだします、倍くらいはするかなと。
そのあと短篇連載かナンカの予定です、小説ほか面白かったらバナーorコメントして続き急かして下さい、笑

取り急ぎ、



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