長女がオーストラリアへ出発するので、見送るため成田へ出かけた。
自分で運転をして成田まで行くのは初めてである。
ずっと以前、湾岸線がまだ整備されていない当時は、横浜~箱崎~成田と混みあう首都高を乗り継いでリムジンバスでいったものだった。
渋滞で、時間に間に合わないと困るので、箱崎でチェックインを済ませるという手の込んだ手続きをしたのは一昔前のことになった。
昔の記憶から、車だと成田には時間がかかる、という潜入感があるので十分時間を持って出かけた。
ところがあっという間に到着、拍子抜けしてしまった。
羽田を通る湾岸線からそのまま東関東自動車道、その先成田の出口と一直線である。
考えれば、成田~羽田間を結ぶのが大きな目的の湾岸線なのだから、あたりまえといえばその通りなのだ。
鉄道を利用するという手もあるが、荷物のことを考えると断然車が便利だということが分かった。
外国慣れしているとはいえ今回は一年ほどの滞在になる、そのためかすこし緊張気味なのが伝わってくる。チェックインやら入国時の必要書類の点検を手伝うことにした。
それからわずか10時間後、長女から携帯にメールが入る。無事到着とのこと、なんだかすぐそのあたりにいるようだ。
時代は変わる。
思い出というものは、人を楽しませるものではあるが、時には人を寂しがらせないでもない。
精神の糸に、過ぎ去った寂寞の時をつないでおいたとて何になろう。
魯迅 「狂人日記」
自分で運転をして成田まで行くのは初めてである。
ずっと以前、湾岸線がまだ整備されていない当時は、横浜~箱崎~成田と混みあう首都高を乗り継いでリムジンバスでいったものだった。
渋滞で、時間に間に合わないと困るので、箱崎でチェックインを済ませるという手の込んだ手続きをしたのは一昔前のことになった。
昔の記憶から、車だと成田には時間がかかる、という潜入感があるので十分時間を持って出かけた。
ところがあっという間に到着、拍子抜けしてしまった。
羽田を通る湾岸線からそのまま東関東自動車道、その先成田の出口と一直線である。
考えれば、成田~羽田間を結ぶのが大きな目的の湾岸線なのだから、あたりまえといえばその通りなのだ。
鉄道を利用するという手もあるが、荷物のことを考えると断然車が便利だということが分かった。
外国慣れしているとはいえ今回は一年ほどの滞在になる、そのためかすこし緊張気味なのが伝わってくる。チェックインやら入国時の必要書類の点検を手伝うことにした。
それからわずか10時間後、長女から携帯にメールが入る。無事到着とのこと、なんだかすぐそのあたりにいるようだ。
時代は変わる。
思い出というものは、人を楽しませるものではあるが、時には人を寂しがらせないでもない。
精神の糸に、過ぎ去った寂寞の時をつないでおいたとて何になろう。
魯迅 「狂人日記」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます