山城めぐり(兄弟ブログ biglob)

新潟、山梨、長野、群馬、栃木、埼玉県などの埋もれた城跡を探索しております。カテゴリ「城郭一覧」で簡単にアクセス。
 

真下城③

2017-01-06 21:42:11 | 山城ー上州
曲輪3から東尾根へ


曲輪3から空堀越しに曲輪4を見下ろしています。

曲輪4に立って、曲輪3側を見ています。

曲輪A

曲輪Aからは土橋が50mくらい東に下っています。

土橋の南下に曲輪6

土橋の東下に大きな平地

平地は縄張り図には描かれていません。(縄張り図は「余湖くんのホームページ」より)

真下氏館
蛭川氏館より北西に約1kmに真下氏館の推定地はある。
最初に児玉党にゆかりの深い「金佐奈(金鑽)神社」を訪れる。しかし、境内は比較的狭くここを館跡と見る事はかなわない。その東隣の集落を歩く、すると明確な遺構ではないが古木がある方形型に生えているのが印象的で、南の小水路も不自然に迂回して流れている。また南から伸びてきた道が集落を西側に迂回する形でカーブしているが、その旧道がその集落の中心地を貫通して走っている。
これらを見ても当地が新しくても江戸期には名主屋敷として機能していた可能性を示しているように思える。
近くの龍泉寺の解説板には興味深い内容が記されていた。当寺が真下氏開祖である真下太郎基行(五郎大夫基行)の隠寮であったが、昭和十八年に児玉飛行場設置の際に境内が軍命に接して移設したと書かれる。
これから考えると遺構は残されていてもその飛行場設置時に喪失した可能性も高い。またこれは飛行場設置以前の地図を元に所在地の再確認をする必要がでてきた。 「赤服の日記帳」さんのサイトより


次回 信州 須坂市 大岩城

(政治を読む 天皇の退位について)

2017-01-06 20:58:05 | 日記
政治を読む

天皇が高齢になり公務を務めることが難しくなって、退位について問題提起されたが、「有識者会議」などとあくまでも公正な議論がされていたポーズを見せているが、所詮、安倍晋三の意向である。そして、天皇の意向を無視することができないため、現天皇一代限り、退位を認めるそうである。象徴天皇とは何か・・・
象徴天皇制における天皇が、君主であるか否かは議論が存在している。
政府見解では象徴天皇制の日本を「立憲君主制と言っても差し支えないであろう」としている。
三島由紀夫は日本は19世紀的な立憲君主国ではなくなったものの、憲法第1条に天皇に関する条項が存在するを根拠に一種の君主国であると考えた。
佐々木弘道の説では、象徴天皇制は日本独自の形式的な君主制とする。日本国憲法上、天皇は、その権限を6条の任命権と7条の国事行為の限定列挙(加えて4条2項の国事行為の委任に関する規定を含めることもある)により量的に限定され、かつ質的にも、3条により政治的決定権を剥奪され、また6条において実質的決定権の所在を規定することで天皇の行為が形式的なものであることを明らかにしている。かくして天皇の権限は名目的・形式的なものに限定されている。一般的な英国型立憲君主制に比して、このような君主権力がよりいっそう消極的な、日本独特の君主制である天皇制を象徴天皇制としている。
芦部信喜の説では、日本国憲法下では天皇は「君主」では無いとする。まず「君主」の要件は以下と考える[5]。
その地位が世襲で伝統的な権威を伴う
統治権、少なくとも行政権の一部を有する
天皇は「象徴」という主権者の枠外におかれ(憲法第1条)、「国政に関する権能を有しない」者であると規定され(第4条)、国事行為においても「認証」「接受」という形式的・儀礼的行為しか認められていない。憲法1条の規定の主眼は、国の象徴たる役割を強調するというよりも、むしろ天皇が象徴以外の「君主」としての役割を持つことを積極的に禁止した、と解釈する。「国民主権」を原則とする以上、天皇に対し「象徴」以外の権能を、憲法改正等による主権者からの付託を伴わずに与えることには現行憲法上問題がある、とする。ウィキペディアより

象徴天皇の法的議論は各の通りであろうが、私には象徴などとは、単なる「お飾りに過ぎない」ように思える。皇族は職業の選択もできない、結婚も宮内庁の認可が必要、言論の自由もない。要するに、我々が持つ基本的人権は持たされていない。天皇が集団的自衛権を政権が強硬に推し進めていた時、「平和を望む」発言をされた。これに対し、表立って政権側は公に批判しなかったが、反感はひどく持ったらしい。であるからこそ、新年の天皇お言葉を中止させたと私は思っている。高齢になれば、会長も、社長も、家長も、隠居し後継者に譲ることは国民が誰しも行うことである。天皇も公務を責任をもって遂行できないと判断されれば、当然退位するべきである。そして、皇太子も70歳、80歳の年になれば、また退位を考えざるを得ない。悠仁親王もやがて、高齢となる。とすれば一代限りに退位を認めるなど、ナンセンスであり、またもやこの退位の問題は起きる。こんな理屈も通らない「有識者会議」のメンバーは馬鹿者ぞろいと言わざるを得ない。