先の大戦では米軍は洞窟や地下に潜む
日本軍にたいして火炎放射器を使用した
が
放射する側も危険な武器で 背負うボンベに 着弾すると爆発炎上するので 歩兵の援護が必要だった
放射距離は最大33mだが
圧縮空気のボンベの性能や加圧力にバラつきがあり さらに近接して放射する事を求められ
放射する兵は よく被弾した
火炎の元は ガソリンとタールの混合液体であるから、、、ね
当然だが
背負い役に指名された兵の生存率は低くなります しかし、断るなんてね 出来ませんな それが戦闘です
M1
携帯性を重視したタイプで燃料タンクは1つ。連続発射回数は3回まで
M2
M1からの改良型。燃料タンクを2つ搭載し、連続発射回数も10回と増加したが
放射兵の損耗が激しく あまりにも悲惨な事もあり 後には戦車搭載に代わっていく 戦車砲から放射するため圧縮空気圧力も高く 飛距離も倍以上になった、
沖縄戦で多用されている。
話は変わって 現在では殆ど使用されない火炎放射器に代わり 広域を焼き尽くす 武器が有る それが気化爆弾から 進化したサーモバリックだね
サーモバリック爆薬は三段階の爆発現象を起こす
固体から気体への爆発的な変化
つまり霧状に広がり
分子間の歪みによる自己分解による爆発
空気中の酸素との爆燃による爆発となる
成分はハロゲン酸化剤、ホウ素、アルミニウム粉末、ケイ素粉末、マグネシウム粉末などから構成されている
航空機からの投下やミサイルのほか
歩兵が使用するタイプがある それが
97式サーモバリック
トリニトロトルエンなどの固体爆薬と異なり、サーモバリック爆薬は固体の状態では爆薬ではない
厳密に言うなら、気体爆薬を瞬間的に合成する反応物質の塊と呼ぶべきである
怖いのは 気体が広がる範囲の大きさの
爆弾と言うところだろう
だが洞窟などの入り口を強固なもので遮蔽していれば 火炎は入らない、が酸欠状態になり死に至る 可能性は高く
イラク戦争では無傷のイラク兵の死骸が多数有ったと聞くが 気化爆弾かサーモバリック弾によるものと思われる
もう時代は変わり
火炎放射器の必要性は限定的になり
現在は ”点から面” に その威力は増して 容赦なく 焼き尽くすワケだな、
”いい加減にシロ! こんなもの作るために お前を学校に行かせたんじゃ無い!”
って怒る親もいないのか。