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東京階段研究会 ブログ

0935 霞が関コモンゲートの大階段

2022-01-21 | 千代田区
No.0935
所在地:千代田区 霞が関 3−2(Google Map
型  :直
段数 :39段(下から20・19段)
幅  :9.0m
長さ :16.8m
高低差:5.9m
蹴上 :15cm
踏み面:40cm
傾斜 :21°
Photo 2019.1.19

 2007年に完成した霞が関コモンゲート公開空地内の大階段。階段上の高層ビルは霞が関ビル。霞が関コモンゲートの2棟の高層棟は写真右外。

 階段下は外堀通りに面した低地で、階段を上るとその先は国会議事堂などがある永田町の高台となっている。階段の真下は機械室や駐車場などで、階段上の広場も人工地盤ではあるが、敷地全体は武蔵野台地の端にあり、この階段も台地の上と下を繋ぐものとなっている。


 Photo 2008.2.7

 階段には1580年から2008年までの西暦年(429年分)が蹴上げ部分に刻まれている。徳川家康の江戸入府が1590年だったので、その少し前からこのビルの完成までを39段に納めようとしたようだ。このため1段は11年分になっている。また各時代の浮世絵や地図、写真もところどころに刻まれている。


 Photo 2011.11.2

 階段上から見ると、外堀通りがJR新橋駅、汐留方面へ向かって真っ直ぐ延びている。数メートルの高低差でしかないが、ここがちょうど武蔵野台地の縁であることが分かる景色。


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