遮光器土偶の代表、青森県亀ヶ岡古墳から出土した土偶だ(東京国立博物館蔵)。青森、函館、海を隔てたこの地域に土偶の不思議な文化が栄えたのは縄文時代。何やら現代人の知らない文明が密かに開花していたのではと夢が膨らむ。青森には三内丸山遺跡もありあんな巨大な建造物を人力だけで作り上げてもいる。この遮光器土器を見つめていると宇宙服を着て地球に到着した地球外生物を神と敬い国作りをした縄文人、なんて想像が膨らむ。青森と海を隔てた函館周辺にも同様な土偶文化が花開いているのも興味深い。函館には道の駅を兼ねた博物館・縄文ロマン南かやべがあり国宝の土偶も展示されている。過去に現代人の想像を超えた文明が存在したなんて想像を逞しく、土偶をめぐる青森、函館周辺の旅をしてみるのも一考。
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