2012年の夏は異常なほどの暑さだった、
9月中ごろでも暑さは続き連日30度を超え、35度になる日もあった。
異常といえば降雨量の少なさも近年に無いほどで、8月と9月はまったくと言ってよいほど雨が降らなかった。
このまま続けば断水になるのではと危惧するほどであった。
9月20日を過ぎるとさすがに朝夕は涼しくなってきた。
さほど多くは無いが雨が降った日もあり、真夏には暑さのため中断していた歩き旅をやりたくなった。
田沢湖線を盛岡駅から歩くことにした。
2012年9月26日(水)快晴 最高気温23度
盛岡駅 - 大釜駅 約6.4Km
朝食を終えてバイクで盛岡駅まで行く。
09時50分に歩き出す。
少し歩いただけで汗ばんでくる、ジャンパーもYシャツも脱いで歩く。
日焼け止めを持ってこなかったのは大失敗であった。帰宅してから身体を見たら腕も顔も見事に日焼けしていた。
盛岡駅の北側から駅を振り返り、パチリ。

地元なので地理はわかっている。だから地図は持たない。
できるだけ線路沿いを歩こうとしたが、当然のことながら線路沿いに道路があるわけではないので、遠回りになってしまうこともある。
それも「散歩」の楽しみと考えれば、歩き旅も楽しくなる。
頭上を秋田新幹線の高架が通っている。

厨川稲荷神社前を通る。

ときどき「こまち号」が走っていく。

この田沢湖線では普通列車の運行本数が少なくて90分に1本あるかなしかだ。
イオンの脇の踏み切りを通り、田んぼのなかを通っていく。


小学生が田んぼで稲刈りの体験をしている。どこも稲刈りの最中である。


黄金色の田んぼの向こうに「こまち号」

11時15分に大釜駅に到着。

駅名は「おおかま」である、地元に住むわれわれは「おおがま」と発音している。
駅名が土地の名前と呼び方が違うのは時々見かけるがなぜだろう?
青森県の小川原(おがわら)の駅名が小川原(こがわら)もその一例だ。
駅前には地名の由来になった、大きな釜のオブジェクト(釜をオブジェクトと呼んでいいものかな?)

案内のプレートには前九年の役に源義家がこの地で大きな釜でご飯を炊いたとある。