助手 「欧州シビックがやっと日本に入りましたね。」
所長 「そうじゃな。すでに何台か見掛けたわ。」
助手 「にしても遅すぎませんか。」
所長 「リーマンショックの影響で工場がストップしとったとか言っとったし、しょうがないじゃろ。」
助手 「いやいや、そうじゃなくって、欧州シビックが出たのって日本のセダンとほぼ同時期でしたから、すでに4年も経ってるんですよ。」
所長 「もうそんなになるんか、早いのぉ。じゃが今見ても十分先進的なデザインじゃから、問題ないんじゃないかのぉ。」
助手 「まぁ、そうかもしれませんけど、どうせ入れるんだったらもっと早く入れてくれればよかったのに、って思うんですけどね。」
所長 「ま、いろいろ事情があったんじゃろ、ユーロ高とか生産キャパの問題とか。なんにしろ日本で買えるようになったんじゃから、素直に喜んだらどうじゃ。」
助手 「でも買えるのってタイプRだけじゃないですか。どうせなら素の5ドアを入れてくれれば良かったのに。」
所長 「文句の多いヤツじゃの。あれもこれも注文をつけたら、どんどん大掛かりになってしまうじゃろうが。単一グレードじゃからなんとか販売にこぎつけられたんじゃと思うぞ。」
助手 「だったら5ドアだけにしたらいいじゃないですか。絶対タイプRよりも売れると思いますよ。」
所長 「どうじゃろうな。」
助手 「決まってるじゃないですか、市場を見ても明らかでしょ。3ドアのモデルなんてほとんどラインナップに残ってないじゃないですか。オマケにマニュアルしかないんじゃオートマ比率95%以上の日本では売れっこないですよ。」
所長 「そんなことないじゃろ。タイプRに反応するモンは相当おると思うぞ。待望の欧州製ハッチバックでしかも限定車じゃし、十分勝算アリなんじゃろ。」
助手 「いや、そういう話じゃなくってタイプRよりも普通の5ドアの方が絶対商売になるって言ってるんですよ。」
所長 「どうじゃろうな。」
助手 「何を言ってるんですか。今どきスポーツタイプでは商売にならないのは目に見えてるじゃないですか。」
所長 「じゃったら5ドアじゃったら商売になるのか。よぉく考えてみぃ、このクラスの5ドアで売れてるクルマってあるか。オーリスやアクセラ、インプレッサみんな苦戦しとるじゃろうが。」
助手 「それは・・・。」
所長 「プリウスぐらいじゃろ、売れてるのって。あれもこのクラスの5ドアじゃから売れとるんじゃなくって、ハイブリッド車だからじゃろ。オマケに今はエコカー減税の適用を受けれるクルマしか売れとらんのに、どうやったらシビックの5ドアが売れるって言えるんじゃ。」
助手 「・・・・。」
所長 「しかもイギリス製の外車じゃしの。ま、普通のヒトは買わんじゃろ。」
助手 「でもゴルフなんかは売れてるじゃないですか。あれもこのクラスの5ドアで外車ですよね。」
所長 「ゴルフはゴルフって名前で商売が出来るんじゃ。イギリス製のシビックにそこまでのネームバリューは期待出来んじゃろ。タイプRで300万弱じゃろ。ノーマルの5ドアでも200万以上するじゃろうし、その価格じゃったらプリウスやミニバンなんかとも競合するしの。」
助手 「確かにそうかもしれませんね。でもそれだったらタイプRなんてもっと売れないんじゃないですか。」
所長 「そうでもないんじゃ。タイプRを買うモンって、趣味のためにお金を惜しまんじゃろ。間違ってもプリウスやセレナなんかと比較することもないしの。」
助手 「あっ、そうか。」
所長 「クルマ好きじゃったらイギリス製というのも強力な武器になるし、300万という価格も限定車じゃと考えると決して高い壁にはならんじゃろ。」
助手 「なるほど、そうですね。限定の2010台ぐらい軽く掃けそうですね。」
所長 「現行のセダンのタイプRが発売後1ヶ月で2100台の受注があったそうじゃ。そう考えるとすぐに完売する可能性もあるじゃろうな。」
助手 「そうですか。」
所長 「あと先代の3ドアのタイプRもイギリスから入れとったんじゃが、月300台の目標で1年で3000台弱って感じじゃったんじゃ。ま、今回は先代よりもうんとデザインはいいんじゃが、その分景気が悪いからのぉ。ま、悪くても1年あれば掃けると考えとるんじゃないか。」
助手 「1500台限定のマイクラC+Cが2年経ってもまだ残ってるようですし、限定の数量を決めるのも案外難しいのかもしれませんね。」
所長 「ワシじゃったら、初めは500台ぐらいですぐに売り切る方がいいと思うんじゃ。で、評判がいいから追加で入れるって方向に持っていく方がイメージもいいじゃろ。」
助手 「言えてますね。」
所長 「で、タイプRを500台売って、次にノーマルの5ドアを500台、それも売り切ったら売れ行きのいい方を追加するっていうのも面白いと思うんじゃがな。」
助手 「それ、いいですね。」
所長 「タイプRを見て思ったんじゃが、あのデザインで3ドアじゃと間延びして余計にデカく見えるような気がするんじゃ。やっぱり欧州シビックは5ドア、それも白や赤の原色じゃなくって、中間色のメタリックじゃろ。それでこそあのボディが生きるってモンじゃ。」
助手 「えー、結局、所長も5ドアがいいんじゃないですか。」
参考資料
ホンダ・シビック タイプR ユーロ(本田技研工業株式会社)
ホンダ・シビック タイプR(轟クルマ文化研究所)
ホンダ・シビック(轟クルマ文化研究所)
日産 マイクラC+C(轟クルマ文化研究所)
Yahoo!グループ 轟クルマ文化研究所
所長 「そうじゃな。すでに何台か見掛けたわ。」
助手 「にしても遅すぎませんか。」
所長 「リーマンショックの影響で工場がストップしとったとか言っとったし、しょうがないじゃろ。」
助手 「いやいや、そうじゃなくって、欧州シビックが出たのって日本のセダンとほぼ同時期でしたから、すでに4年も経ってるんですよ。」
所長 「もうそんなになるんか、早いのぉ。じゃが今見ても十分先進的なデザインじゃから、問題ないんじゃないかのぉ。」
助手 「まぁ、そうかもしれませんけど、どうせ入れるんだったらもっと早く入れてくれればよかったのに、って思うんですけどね。」
所長 「ま、いろいろ事情があったんじゃろ、ユーロ高とか生産キャパの問題とか。なんにしろ日本で買えるようになったんじゃから、素直に喜んだらどうじゃ。」
助手 「でも買えるのってタイプRだけじゃないですか。どうせなら素の5ドアを入れてくれれば良かったのに。」
所長 「文句の多いヤツじゃの。あれもこれも注文をつけたら、どんどん大掛かりになってしまうじゃろうが。単一グレードじゃからなんとか販売にこぎつけられたんじゃと思うぞ。」
助手 「だったら5ドアだけにしたらいいじゃないですか。絶対タイプRよりも売れると思いますよ。」
所長 「どうじゃろうな。」
助手 「決まってるじゃないですか、市場を見ても明らかでしょ。3ドアのモデルなんてほとんどラインナップに残ってないじゃないですか。オマケにマニュアルしかないんじゃオートマ比率95%以上の日本では売れっこないですよ。」
所長 「そんなことないじゃろ。タイプRに反応するモンは相当おると思うぞ。待望の欧州製ハッチバックでしかも限定車じゃし、十分勝算アリなんじゃろ。」
助手 「いや、そういう話じゃなくってタイプRよりも普通の5ドアの方が絶対商売になるって言ってるんですよ。」
所長 「どうじゃろうな。」
助手 「何を言ってるんですか。今どきスポーツタイプでは商売にならないのは目に見えてるじゃないですか。」
所長 「じゃったら5ドアじゃったら商売になるのか。よぉく考えてみぃ、このクラスの5ドアで売れてるクルマってあるか。オーリスやアクセラ、インプレッサみんな苦戦しとるじゃろうが。」
助手 「それは・・・。」
所長 「プリウスぐらいじゃろ、売れてるのって。あれもこのクラスの5ドアじゃから売れとるんじゃなくって、ハイブリッド車だからじゃろ。オマケに今はエコカー減税の適用を受けれるクルマしか売れとらんのに、どうやったらシビックの5ドアが売れるって言えるんじゃ。」
助手 「・・・・。」
所長 「しかもイギリス製の外車じゃしの。ま、普通のヒトは買わんじゃろ。」
助手 「でもゴルフなんかは売れてるじゃないですか。あれもこのクラスの5ドアで外車ですよね。」
所長 「ゴルフはゴルフって名前で商売が出来るんじゃ。イギリス製のシビックにそこまでのネームバリューは期待出来んじゃろ。タイプRで300万弱じゃろ。ノーマルの5ドアでも200万以上するじゃろうし、その価格じゃったらプリウスやミニバンなんかとも競合するしの。」
助手 「確かにそうかもしれませんね。でもそれだったらタイプRなんてもっと売れないんじゃないですか。」
所長 「そうでもないんじゃ。タイプRを買うモンって、趣味のためにお金を惜しまんじゃろ。間違ってもプリウスやセレナなんかと比較することもないしの。」
助手 「あっ、そうか。」
所長 「クルマ好きじゃったらイギリス製というのも強力な武器になるし、300万という価格も限定車じゃと考えると決して高い壁にはならんじゃろ。」
助手 「なるほど、そうですね。限定の2010台ぐらい軽く掃けそうですね。」
所長 「現行のセダンのタイプRが発売後1ヶ月で2100台の受注があったそうじゃ。そう考えるとすぐに完売する可能性もあるじゃろうな。」
助手 「そうですか。」
所長 「あと先代の3ドアのタイプRもイギリスから入れとったんじゃが、月300台の目標で1年で3000台弱って感じじゃったんじゃ。ま、今回は先代よりもうんとデザインはいいんじゃが、その分景気が悪いからのぉ。ま、悪くても1年あれば掃けると考えとるんじゃないか。」
助手 「1500台限定のマイクラC+Cが2年経ってもまだ残ってるようですし、限定の数量を決めるのも案外難しいのかもしれませんね。」
所長 「ワシじゃったら、初めは500台ぐらいですぐに売り切る方がいいと思うんじゃ。で、評判がいいから追加で入れるって方向に持っていく方がイメージもいいじゃろ。」
助手 「言えてますね。」
所長 「で、タイプRを500台売って、次にノーマルの5ドアを500台、それも売り切ったら売れ行きのいい方を追加するっていうのも面白いと思うんじゃがな。」
助手 「それ、いいですね。」
所長 「タイプRを見て思ったんじゃが、あのデザインで3ドアじゃと間延びして余計にデカく見えるような気がするんじゃ。やっぱり欧州シビックは5ドア、それも白や赤の原色じゃなくって、中間色のメタリックじゃろ。それでこそあのボディが生きるってモンじゃ。」
助手 「えー、結局、所長も5ドアがいいんじゃないですか。」
参考資料
ホンダ・シビック タイプR ユーロ(本田技研工業株式会社)
ホンダ・シビック タイプR(轟クルマ文化研究所)
ホンダ・シビック(轟クルマ文化研究所)
日産 マイクラC+C(轟クルマ文化研究所)
Yahoo!グループ 轟クルマ文化研究所
セダンとは同じ車名ですが、まったく関連性がないクルマのようです。
いっそのこと北米向けクーペもタイプR USで売り出せば面白いかもしれませんね。
>逆にフィットベースなんだから日本でも設備投資少なくても作れそうな気がする…名前もフィットタイプRにすれば…
ますますわからなくなるような気が(笑)
>ただタイプRユーロは先代のタイプRよりコンフォートに振ってあるらしいのでやっぱり5ドアで…
言われて見れば5ドアのタイプRでも、なんら問題ないですよね。ゴルフのGTIやインプレッサのSTIも5ドアですしね。なんでやらないんでしょうか。
シビックタイプRユーロは、フィットベースにしてはお尻のデザインがイケてますね。逆にフィットベースなんだから日本でも設備投資少なくても作れそうな気がする…名前もフィットタイプRにすれば…
ただタイプRユーロは先代のタイプRよりコンフォートに振ってあるらしいのでやっぱり5ドアで…