無明抄

もの言わざるは腹ふくるるわざ・・。かなわぬまでも一市民の発言

バクダッド・バーニングを読む

2004-08-07 | 蟷螂斧:私的時事論談
「バクダッド・バーニング イラク女性の占領下日記」を読む。
(著者:リバーベント 訳:リバーベントプロジェクト ISBN4-901006-75-4)

バクダッド在住の24歳のイラク女性が綴るブログの翻訳本。
理不尽な戦争、占領、米軍の家宅捜査・・。
くそったれ供が振り回す「正義」の下で何が起こっているか。
やりきれない話の中でも、とりわけ04年2月15日の書き込み「アミリア・シェルター大虐殺の記憶のために」には言葉を失う。

「人道支援は必要だ」とか「国際貢献をしなければ」とか、薄っぺらな言葉を撒き散らす政治家、評論家たち、そしてまた、そんなキャッチコピーに手もなく呑みこまれて行く多くの「平和を愛する」国民に、まずこれを読んでもらいたいものだ。
そんなスローガンの下で、現実には何が起こっているのか、誰が殺され、暮らしを破壊されているのか・・。

なお、今ではこのブログの日本語翻訳ページができているので、Webでも読むことができる。
今日現在、04年7月31日の書き込みまでが翻訳されている。


バクダッドバーニング日本語ページ

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。