無明抄

もの言わざるは腹ふくるるわざ・・。かなわぬまでも一市民の発言

小沢氏は離党すべきだ

2010-01-18 | 蟷螂斧:私的時事論談
小沢氏が、あくまで潔白を主張して戦うというなら、それはそれでがんばれば良いだろう。
ただし、「国民のための政治」が本気なら、あるいは民主党のためを本当に思うならば、まずは離党して戦うべきだろう。
党も政府も道連れにすれば、国会の予算審議はそっちのけとなり、現在の緊急課題である経済の立て直しも、政権交代の目的のはずの政策論議も進まなくなることは火を見るよりも明らかだ。
それどころか、かろうじてたどりついた政権交代、そのよちよち歩きの政権をも崩壊させかねず、そうなれば国民の政治への絶望ははかりしれないものだろう。

もちろん、政治と金では目くそ鼻くその自民党が、党利党略、敵失につけ込んで、予算審議そっちのけでこの問題での攻撃に終始するなら、それもまた噴飯ものである。
だからといって、民主党サイドが「今はそのことよりも予算を・・」等と言ってみても、国民には、みっともない逃げ口上にしか聞こえないだろう。
(中には、河野太郎氏のように、こんな問題は検察に任せておいて国会は政策論議に集中すべきだという見識ある発言をしている政治家もいる。)
彼のとるべき道は、「私はあくまで潔白だが、国民生活にとって一番大事な予算審議が停滞したり、党に迷惑をかける訳にはいかないので離党して、1議員として戦うことだろう。もし、彼がそうしていれば、私は小沢氏を好きではないし信用もしていないが、その身の振り方には拍手喝采を送るのだが。
今のように、政権を道連れにしてまで身の保身をはかり、権力に執着するなら、「国民のための政治」などと二度と言ってほしくないものだ。


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