碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

個展が終わって

2019-12-16 19:59:33 | 日記風雑感

3週間近い個展の期間で、様々な人が作品を見に来ました。CLLチェンマイロングステーライフの会の写真同好会との合同の作品展でしたので、CLL会員が多く来られたしチェンマイ在住の日本人が多く来たのは当然ですが、それ以外にタイ人や外国人ファラン(西洋人)が観に来てくれた。また観光客も通りすがりに覗いてくれた。写真同好会の人は去年は3人の王様広場の近くにあるフォトギャラリーで開催したのですが、その時と比べて入場者は少ないと言っていました。今回は観光客の集まる場所ではなかったので、その分人数が減ったのだろうと思います。陶芸展がなかったらもっと少なかったかもしれないとも言っていました。来場者に感想を聞くと、日本人は陶芸展と聞いて、食器類や花瓶などを想像していたらしく、壁に並んだ額縁入りの作品やフィギュアを見て、多少驚きがあったようです。評価はひとそれぞれで、感動したという人や、不思議な作品にどう評価を下したものか迷っているような人や抽象的なイメージを面白いという人などがおりました。総じて好評であったと思っております。本人の前で作品をけなす人はまずいないけど顔を見ていると大体察しがつくのです。外国人はピー(精霊 妖精 妖怪)について知らないのでピーとは何かという質問が多くありました。最終日に来た中国人の若い人のグループは陶芸をやっている人もいて、盛んに質問していましたが、ピーについて理解しかねるような感じで、何度も説明したが腑に落ちないようであった。きっとそんなものは中国にはいなくなっているのかもしれない。けれど作品の制作方法を説明すると、みんな学生のような顔つきで、聞いていた。そしてそのあと爆買いで、売約済の作品をみてこれがほしかったと涙ぐむ女性までいたくらいだ。個展の開催期間中はチェンマイではアートウイークというイヴェントを毎年やっていて、今年は陶芸のワークショップを開催しており、外国の陶芸家が多く来ていたらしい。個展を見に来たアメリカの若者がワークショップの参加者で自分の作品を見てくれと言って携帯電話の写真を見せてくれたので初めて分かったのです。中国人のグループもそんな人たちだったのかもしれません。自分としては最も見てほしい人は地元の陶芸関係の若い人ですが、何人かは見てくれて、買ってくれた人もいたけれど、期待したほどの人数ではなかったのが残念であった。きっとアートウイークの事業に忙殺されていたのだろうとあとで思いました。白人の反応は人それぞれで、オランダ人のおっさんはある作品を見てなんでこんなに安いんだと興奮しながら、すぐに売約済みのシールを張ってくれという。長い話を聞いてみると、彼は日本に旅行するのが夢だったのだそうだ、そして今回やっと夢がかない日本旅行を果たして、タイに立ち寄ったのだ、日本では雨に降られて濡れながら歩いてきたと言って、作品の指さしながら、これが自分だと傘をさして走る人の絵のある陶板を示したのだった。いいものが手に入った、日本の思い出にずうと家に飾っておくよとうれしそうに話すのでした。また別の白人の男女は、一通り作品を見てから、英文で書かれた挨拶文を見て、納得した顔で「その通りだ。同じ意見だ!」と言って親指を立てた。その挨拶文には日本人の美意識とタイ人のそれとの比較やそれを通して、仏教的な考えと西洋的な考えの違いなどを書いたものであった。もっと深く話をしたい様子であったがいかんせんワシの語学力ではそれは及ばぬことであった。ちょっと残念でした。また、大きな紙に自画像を描いたと言って持ってきた白人の男や、詩を書いているから読んでくれという人やアートっぽい人が何人かやってきたのも面白かった。4年まえに、個展をやるといいだしてようやく実現できて、またいろんな人と接触できて大変満足しております。今は次に個展をするとしたらニューヨークでやりますといい放っております。





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